ザーレンからの脱出 61年
2025年1/6〜1/7 タブレット端末にて執筆し脱稿 日本で劇場公開されたのは多分[荒野の七人]風なサバイバル劇期待してたんだろうけど滅茶苦茶地味……もといアラフィフ向けな渋さ全開の逃避行(苦笑) TSUTAYAレンタル限定品
【 イスラムの誇り取り戻したい革命家と犯罪者達が呉越同舟 大手石油メジャーと結託し汚職官僚と傀儡の王族による圧政下のディストピアから自由な隣国目指し命懸けの逃避行 執拗に追ってくる軍警察や過酷な自然環境からから何名生き延びる? 目玉はアンソニー・クインさん同様に謎のアラブ人やらせても全く違和感感じない上杉謙信(笑)さんのイケメン演技 勿論此処は、西部劇やウエストワールド(映画もリメイク版のTVシリーズも)でお馴染みのネバダ砂漠じゃ有りません 】
★邪推混じりですが、"ザーレン"のモデルは60年代のイランのカリカチュアかも? そういや最後の当事者なジミー・カーター元大統領が亡くなったので
原題:ESCAPE FROM ZAHRAIN
ザーレンからの脱走
アメリカ 劇場公開作品
1962年 日本 劇場公開
原作:マイケル・バレット著 APPOINTMENT IN ZAHRAIN 1960年
❖多分未翻訳
令和7年1月6日 まさか此処でもニューオーリンズ自動車テロなのかと慌てたけど未明に那覇の繁華街で何者かが運転する車とパトカー10台がカーチェイス 2時間逃げ回った挙げ句、運転操作誤り電柱に体当たり 報道は今しがた解禁されたばかりで現行犯逮捕された容疑者の性別はどうやら男らしいとなってるが何処の誰だか分からないし薬物或いは飲酒していたかどうかも不明 という訳で題材微妙過ぎて前振りどうするか悩んでた時事ネタ埋まったよと喜ぶべきなんでしょうが 年始辺りから連日悪夢?に苛まれ目を覚ますと何故かとてつもない罪悪感に駆られているのに内容殆ど覚えておらずテンション最悪なまま 原因は間違いなくYouTubeで無料放映やってた劇場版[伝説巨神イデオン]だと思います 何か思い出したくない記憶のブラックボックスが開きまくるし
今日から官公庁もご近所な総合病院も仕事始め ドクターヘリの離発着訓練が夕方まで続いてました なお今朝も悪夢とネコハラで4時半起き 朝飯食って水飲みやらトイレその他で庭歩きしてる同居猫待つ間 新春セールで買い込んだ飛行機模色々塗装しつつ通い野良の相手するなど野暮用こなしたり うっかり要らない物買い込んで落ち込んでる内にもう日没 ちなみに過去例からすると沖縄本島ですら四方を海に囲まれ逃げ場所皆無な此処で道交法違反からパトカー振切りカーチェイスするなんてアホウは大概県外からの観光客か車盗んだ未成年者ぐらいのものだけど真祖は? 続報入り次第追記します やっぱり運転してたのが中共人だから報道しないのかな?
レンタル新作はおばちゃん向けの半島&中華ドラマや映画 後はGEOでとうに借りてる[推しの子2期]と[このすば3期]他には精々[プリキュア]か[忍たま乱太郎]ばかり 正直何時レンタルサービス終了どころか閉店しかねないTSUTAYA限定作品だから見れる内にと借りた作品ですが 原作通り架空の中東王政国家を舞台に 死屍累々だけど淡々とストーリー進みイケメン革命家なユル・ブリンナーにがっつり魅せられる巻き込まれ系ヒロインの姿に色々げんなりする物語 小説は面白かったんだろうか? 翻訳版なんて何処にも存在しておりませんから一緒に借りた他の映画共々さらっと流します
【 ちなみにこの物語の原作小説のみならず監督もイギリス人なのに此れ描くかとなったのが欧米石油メジャーのカルテルがかれこれ100年以上は続けてる搾取のシステムに対する痛烈な批判 なおロシアではレーニンとスターリンにプーチンを ドイツではアドルフ・ヒトラーを イラン革命成功させ自身の死後も近隣諸国へイスラム革命輸出進めてるアヤトラ・ホメイニ カンボジアでクメール・ルージュ率い地上の地獄作ったポル・ポトを保護し革命の後押ししたのは無能な働き者とリベラルの理想郷=共和国フランスなのは今も変わらない 】
★ぶっちゃけアメリカ合衆国誕生と独立戦争もフランスの啓蒙主義絡んでるし 何処もかしこも屍山血河ばかり 革命なんて大概碌でも無い
イランを彷彿させる架空の国、中東はザーレン 当時のバーレーンやクウェート同様に石油メジャーが多額の設備投資行い西側先進諸国へパイプラインを通し莫大な原油を採掘し送り出すその国は 後の多くのアラブ諸国同様にイスラム原理主義と民族主義的な革命前夜の黎明期にあった 反政府活動を主導するのは欧米への海外留学+カエル食いやブリカスな白ンボからの人種差別を実体験し キリスト教的な物質主義の全否定 アラブ民族主義&イスラム信仰回帰を目指すリベラルな学生達 典型的な目覚めたイスラム宗教指導者で留学先のフランスで欧米企業による祖国資源の搾取の歴史学び 傀儡に甘んじて国民に富を再分配しない王族と汚職官僚を打倒せよと暴れる反政府活動の頭目上杉謙……もとい[シャリフ]は公正な裁判を受けさせず学生デモ隊を上手く煽り脱走したタイミングで射殺せよ
其れは国王の命令で始まった典型的な茶番劇
まんまと挑発に乗ったイスラム学生のリーダー[アフメド]は多くの学生達と共に 警備手薄な護送車を襲い看守を殺害する形で数十名の刑法犯と共に[シャリフ]を奪還 後は軍警察による反政府組織一斉摘発と有害でしか無い政敵の射殺 此れで当分イスラム原理主義回帰運動も民衆蜂起も再起不能 これまで通り王族と官僚達は贅沢三昧な生活が続く筈だったのだが 想定外の事は起こるモノ 謀略戦を台無しにしたのは、海外石油メジャーとザーレン王家が共同運営する国営企業から運営資金ちょろまかし ザーレン国内に供給するインド企業相手の穀物取引で20万ドルもの利益上げ 中立国の秘密口座に溜め込み横領罪で捕まった割と何でも出来るアメリカ人[ヒューストン] そして単なる粗暴犯なタハールだった
準備万端で待ち伏せる軍警察により多くの反政府活動に身を投じた学生活動家や囮だった多くの刑法犯が射殺されたり拘束される中 [ヒューストン]の機転で何とか逃げ延びる事に成功したのは[シャリフ]とその愛弟子を自認する頭お花畑な学生リーダー[アフメド]にうっかり妻を殺して捕まった[ハッサン]そして今回は強盗傷害、実は此れまでも何人も殺してる凶悪犯[タハール] 生真面目な革命戦士アフメドは端から民衆革命にも民族主義にも嘲笑的なヒューストンに喧嘩腰だが 自分が逃亡犯となった背景に気付いてるシャリフは敢えて悪党演じつつもこの国の現状を憂うアメリカ人が血路を開く人材と見抜いていた この国から逃げるなら何処を走ってても疑われない車を、しかも国営企業ザーレンのお墨付きならまず止められない 国内に点在するパイプライン管理事務所を巡回する救急車を運転手のモハメドや帰国子女な看護婦ライラごと掻っ攫ったヒューストン達は此れで追手誤魔化せると一安心
だが邪魔者を仕留め成上り目指す軍警察大佐の包囲網は小細工程度ではどうにもならない 幹線道路沿いに待ち伏せる軍警察の襲撃により最初の犠牲者となったのは[ハッサン]自身のせいでまた無辜の民が犠牲となった 巻き添えで死んだ老人を1人で岩場に安置 弔いの祈り捧げる[シャリフ]を当初イスラム学生扇動し屍山血河を積上げるテロリストとして忌み嫌うライラが上杉謙……もといシャリフに魅せられたのはそんな振る舞いと頼れるリーダーとしての判断力 だが50〜60年代初頭の典型的なアメリカ人ヒロイン アラブ女性にもかかわらず独立独歩な考え方で垢抜けた服装センスなライラに魅せられたのはシャリフだけじゃ無い 技術者やってた頃から彼女に秋波送るヒューストン 元々世間知らずな学生でしかないアフメドも自身と同じ世代なヒロインと恋の鞘当て始めてしまう
逃げ出すタイミング伺ってた運転手が上空から逃亡犯捜索中なセスナに位置知らせる形で逃走 足手まといとなるから見捨てられたライラを含む5人は4WDトラック改造の救急車で軍警察の裏をかき岩山を越え砂漠を横断 まんま[ウエストワールド]や[荒野の七人]で見覚え有りまくりな荒野の風景に"此処ネバダ砂漠じゃん"と突っ込んではいけない 低予算な作品ので登場人物自体誰がどう見てもメイクした白人や西部劇の悪役やインディアン役でお馴染みなラティーノの濃い顔な面々ばかりだし
ガソリンや飲料水の欠乏に苛まれながらもパイプライン沿いを走破 互いに相容れない逃亡犯同士の典型的な揉め事はばっさり省くが 点在する管理事務所襲撃し水と食糧にガソリン確保した主人公達は最後の難所 空から丸見えで何処にも隠れる場所がない元湖底を救急車で走破するもベドウィン族が暮らすオアシスの手前で 軍が送り込んだP−51Dマスタング戦闘機に襲われ怯え動けないライラ庇いアフメドが瀕死の重傷 どちらかと言うと此れベドウィンじゃなくインドかパキスタン系のジプシーじゃね? 白ンボや黒ンボにそんな区別付く筈も無いのでスルー宜しく 結局アフメドは出血多量で泣きながら死に罪悪感に押し潰されそうなライラは何処までも態度イケメンなシャリフに依存 集落に死蔵されてたジープを修理 ついでにゴミ捨て場の空き瓶集め火炎瓶を製造 空襲から2時間後、軍警察が2台のハーフトラックで押寄せる 砂嵐の中での荒野のカーチェイス 撃たれ瀕死となったタハールが火炎瓶両手に軍警察を巻き添えに自爆
窮地を脱したシャリフ/ヒューストン/ライラは遂に国境越え サンフランシス……もとい隣国の安全地帯へ 何れ革命主導するためザーレン王国に必ず戻る シャリフを支えるライラの姿に全てを察したヒューストンは餞別にジープ貰い受け今度は船を確保するか密航者として乗せて貰うため港街へ向かう
❖という訳で本作劇場公開してから17年後の1978年1月、イラン革命勃発しパーレビ王朝崩壊 勿論その頃にはこんな映画が上映されてたなんて誰も覚えてなどいませんでした 家庭用ビデオデッキやレンタルビデオ登場なんて1980年代に入ってからだしなぁ それまで映画はTVか映画館でリアルタイムで見るしか無かったから仕方がない
❖令和7年1/30追記: 前振り書いた1/6の暴走事件実行犯=神奈川県在住な港湾作業員24歳(1/16密売人&危険運転で逮捕済)に続いて同乗者で沖縄県糸満市の自称会社員 徳本流聖容疑者24歳もコカイン所持していたことで1/29漸く逮捕 昨年辺りから県内高校生を顧客にコカイン密売関わってるらしく、余罪や雇い主含め連座逮捕の証拠集めや供給ルートを捜査中 やはり中華系関わってるそうな
それにしても主犯格の実名公表は県内マスコミのみならずオールドメディアは何処も匿名 なんか胸糞悪い




