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バクラウ/地図から消された村 19年

2021年10/10〜10/11タブレット端末にて執筆し午後脱稿 即日投稿

【 此れはSFホラー? それともミステリー? いいえそんな大した物語じゃ有りません 舞台は近未来のブラジルのど田舎ですが、多分今現在も特亜大陸や南米のみならず世界中で起きているであろうごく当たり前の日常風景 と言う訳で思い込みだけで根拠無いのにやたらと他人見下す自称人生の勝ち組や 物理的な方法で他所様の土地や利権奪う類いの人間の屑が 村人達に物理的しかも豪快にざまあされる現代の御伽話………割とエグいシーン満載だからモノ食いながら見ない様に 】


★予告編見て期待してたけど本当に予想外な展開 あたしゃミッドサマーやニコラス・ケイジのウィッカーマンより好みです。


原題:BACURAU

英題:NIGHTHAWK

村の名前ですが直訳すると 夜鷹

ブラジル/フランス合作 劇場公開作品

武漢コロナの蔓延で日本のみ2020年公開

英語圏での公開は未定

❖R15作品 生首ゴロゴロとか&爺婆全裸で大暴れ等グロ注意


 令和3年10月10日 武漢コロナ感染防止のため参列者は親族限定でお願いした祖父の初七日は多少トラブルは発生したものの何とか無事終了 と言う訳で故人の入院治療費に介護施設代を誰が幾ら払うとか相続税や土地の権利引き継ぎその他 書類読んだり書いたりサインしハンコ押して役所へ提出………パソコンやスマホにタブレットが使える筈なのに直接市役所で手続きをとか色々煩わしい後処理に振り回されてます。 爺様の呆けが進んだ辺りから色んな連中が入り込んでるから本当に面倒くさい 母が会計士資格持ってて本当に助かった と言う訳でストレス発散兼ねてこんな映画楽しませて頂きました。


土地再開発やリゾート施設建設で移転や土地売却に応じない混ざり者(メスチーソ)を皆殺し 日本じゃ戦国時代まで遡らないと出て来ない歴史の暗部扱いですが (沖縄の米軍基地建設強制土地収容とか本州のダムや飛行場建設の其れは……流石に住民殺してまではやってない筈 多分(汗)) 南米諸国や特亜大陸にアフリカ辺りじゃそんなに珍しい出来事でも無く 業者や行政がマフィア使って抵抗する輩を口封じしたなんて事例も実在します アメリカ合衆国において銃の所持が法的に認められているのは 今現在もそんな形で権利奪う阿呆が実在するから 何処ぞの半島生物がやたら使いたがる先進国云々が如何に嘘っぱちなのかは海外ニュース見てると本当に良くわかります 


でもな………弱いと思われる貧者や先住民も中々したたかなのよ 特にブラジルはアフリカから炭鉱奴隷として使い潰す目的で連行されたけと後日雇い主や奴隷頭ブッ殺して脱走 人里離れたジャングルや壁地に隠れ里築いた人々=キロンボもかなりの数存在し今も戸籍すら無い奴も結構居るそうで 行政側は犯罪組織の温床になってると敵意剥き出しに 勿論武漢コロナに感染しても見殺しです 日本の近くならフィリピンがそんな感じ 人種差別や貧富の差が縮まらない限り事態の解決は不可能 皮肉にも大東亜戦争における敗戦でそんなややこしい状況が一旦リセットされたほぼ単一民族な日本は幸………犠牲者数考えるとそうでも無いかな?



【 雨が降らない………ブラジル東北部の干魃は80年以上続いている 数十年掛かりで元々軟弱な土壌を農作物が収穫出来るまで改良した開拓民から農地を強奪したのは 海外大手穀物メジャーとヨーロッパ資本の牧畜産業だった。 ジャングルに火を放ち焼跡に必要以上にバラ撒かれた化学肥料と農薬に成長促進剤 農地所有者が中華人民共和国とその太鼓持ちに入れ替わっても地下水汚染は繰り返され 政府による水道事業や下水道処理等のインフラ整備は都市部最優先 地方の村々は徹底的に後回しとされたため 人と家畜の飲料水は川から汲んで煮沸消毒するしか手段が無い 飲める水が近くに有る 混ざり者ばかりが暮らす部落バクラウが狙われたのはそんな事情が有った。 】


★何故タンクローリーで水運ぶのか? 何故部落が狙われた? ど田舎在住なブラジル人なら周知の事実ですから映画では敢えて説明描写は有りません。


☆家畜飼料育てるためアマゾン川からも水盗んでるから河川そのものが枯渇の可能性が出て来てます 意識高い系にヴィーガンが流行してるのはそんな理由からですが奴等原因そのものをどうこうする気は有りません 日本政府が税金注ぎ込み浄化と土地改良に動いてるけど間に合うかどうか? ゴミを不法投棄するな&トイレは決まった場所で……其れすらも守れないから厄介です。


★映画に出て来るサボテンやイバラは勿論セットで無害ですが 人間のみを殺傷或いはその成分や吹き出すガスで錯乱状態に追い込む植物は南米からフロリダ半島に掛け本当に実在します 逃亡奴隷の末裔=キロンボを守る切り札となったのはそんな自然の驚異 下手に切り倒し燃やしても有毒ガス発生するから繁茂している場所は立入禁止


 物語ミスリード誘うため始まるのは衛星軌道から見下ろす美しい地球の姿 優し気なポルトガル語の流行歌が流れやがて南米大陸へカメラは向かう  ブラジル北東部ベルナンコ州西部 片側1車線の舗装道路をフラフラしながら進むのは雇われチンピラ達が陣取る水門から4.7km上流の川よりバクラウ村へ水を毎日運ぶエリヴァドが運転するタンクローリー 彼が避けようとしていたのは道路にぶち撒けられた大量の棺桶 勿論中身は入ってないがその数はあまりにも多かった 避け切れず踏み抜いた衝撃で居眠りから目を覚ます同乗者は村の語り手にして祖母カルメリータの死去を知り数年振りに故郷に戻るヒロイン=テレサ


棺桶がバラ撒かれた原因は車3台とバイクによる事故 どうも観光客だったらしい性別不明な若いバイク乗りは上半身が潰れている 下手に止まれば事故処理に巻き込まれるから徐行して脇道へ キロンボの末裔が暮らすバクラウ村へ行く道はまともに整備されていない テレサが村へ持ち帰ったのはアル中女医ドミンガスからSNSで頼まれたポリオワクチンと三種混合ワクチンに各種抗生物質 村の集団移転を求めるサン・ドミンゴ市長トニー・ジュニアの圧力で水と食糧や医療品の供給が絶たれ既に4ヶ月が経過 封鎖直前村へ舞い戻ったルンガと3人の若者が水を取り戻すため水門作ったチンピラ達を数人ブチ殺したが多勢に無勢 1級市民殺した容疑で彼等には高額懸賞金が掛けられ村を離れ潜伏中 水は取り返せなかった 


村の番人=ダミアーノ老人から錠剤渡され飲み干したテレサは今度こそ故郷に戻って来たと実感しながら祖母(カルメリータ)の葬儀に参加 教会は閉鎖され今は単なる物置 葬儀を取り仕切るのは村唯一のラジオ局を取り仕切るDJ.ウルソ 死者を弔うドミンガスの歌 この村には個人を弔う墓は無い 死者が眠る棺桶は厳格なルールに基づき教会横の集会所を兼ねた広場に埋められる テレサのお目当ては定期的に故郷に戻り 滞在中は古老達に頼まれ村の自警団を取り仕切るパコッヂ=アカシオ 彼が何故2つの名前を使い分けるのかについては映画見てりゃ明らかになるが本編とはあまり関係無いからバッサリ省略させてもらう 


片方でチンピラ雇い村を封鎖し もう片方の手で村人慰撫するため抗生物質や食糧そして地上げ終わった他の村から手に入れた大量の本を持ち込むトニー・ジュニア市長のマッチポンプ 持ち込まれた食糧の大半は賞味期限が切れたゴミ 抗生物質の正体は服用者を忽ちヤク中にする向精神薬 村人達は廃車やスクラップを寄せ集めた植物工場で野菜を作り 肉は村郊外のまともな白人(グリンゴ)が経営するマネリートン牧場から手に入れ 嗜好品等はインターネット通販で購入し 役所や警察に見付からない様有志で配送を続けている 


異変の始まりはUFOを模した操縦者不明なドローンの偵察飛行 幹線道路を封鎖する様に起きた交通事故 衛星写真やインターネットから村の位置情報が全て抹消されており 定期的に迷い込み気前良く代金払い飲み食いしてゆく外国人観光客も姿を消した マネリートン牧場から通信途絶 祖母の後を継ぎ村の新しい語り手となったサンドラが見た謎めいた未来予知 深夜何者かの手により村へ追い込まれた牧場の馬達を掻き集め様子見に行くブラビオとマシェル 牧場の経営者ソラヤを始め5人の家族や従業員達は全員撃ち殺されている インターネットの回線も遮断されスマホの電波も妨害されて繋がらない 慌てて村へ戻ろうとしたブラビオ達を射殺したのは迷子の観光客に扮したジョアンとマリアのカップル


人間狩りを楽しむ為にアメリカ合衆国から密入国 市長に大金払い集まった英語話す8人の男女達 地元マフィアが使う様な銃器で殺す事 足が付きやすい新型の銃は使用禁止 狩りのルールを勝手に無視し獲物横取りした現地協力者=ジョアンとマリアは処刑された 例え白人でもポルトガル語を話すブラジル人は彼等にしてみれば家畜以下の存在でしかない 元軍人でドイツからの移住者マイケルをリーダーとする今回の殺人体験ツアー参加者は何れもセレブ スマホやタブレット端末で撮影されたりと万が一にも不手際が有っては困る 


バクラウ村では何者かに殺害され無言の帰宅果たしたブラビオとマシェルを弔う儀式 従兄弟の敵討ちに参加するため村に戻って来たルンガと3人の若者達 突如絶たれた電力 村外れで肝試し始めた子供の1人リバウドが殺された 子供殺したのはアメリカで品行方正な警官やってるヨシュア 村へ里帰りしていたネリーナとクラウディオが警察呼ぼうと村を飛び出すが 同じく待ち構えていた殺人ツアーの観光客ジェイクとジュリアに撃ち殺される 明日は朝から本格的な人間狩りだ 銃の手入れに余念がない観光客達 早朝のバクラウに80年振りに降り注ぐ雨 初めて人を殺し興奮気味なジェイクとジュリアは結局マイケル達と合流せず単独で狩りを始める 今朝まで夫婦で盛って全裸で歩き回るダミアーノ夫妻を狙うが彼等は桁違いに強かった ジェイクは頭半分を象撃ちライフルで吹き飛ばされ ジュリアは脇腹撃たれ瀕死の重症 事情聞く為命乞いする馬鹿女をドミンガス医師の治療所へ連行       


村人達は次々と錠剤飲み干し武器を手に所定の場所へ 村の大通りには殺された犠牲者達の血塗れの衣服が横断幕の様に並べ立てられる 人っ子1人居ないバクラウ村 此れまで滅ぼした村と何か違う 訝しがるガイド役のマイケルだったが殺人ツアーに参加した6人の男女達は隠れんぼだとテンション上がる 狙撃銃手に後方支援行うマイケルと斥候役引き受けたテリーとヨシュアを除き 残る4人は2人1組で村を散策 ドミンガスからスープを貰い村のあちこちに生えるサボテンの棘に刺されたマイケルの異変 バクラウ歴史博物館に入ってみたテリーが衝撃を受けたのは警察や軍の襲撃を度々受けながらその尽くを返り討ち 生首並べ快哉上げる村人達の記録写真 勿論博物館には大量の銃器が飾られていたがその殆どが展示スペースから消えている 観光客に警告しようとしたテリーは隠れていたルンガ等に撃たれナタでバラバラに


村の小学校を狙った2人の観光客は 教室の窓で待ち構える教師と生徒が浴びせる銃弾の雨にさらされた 博物館から流れ出す大量の血に驚き銃を手に飛び込むヨシュアは待ち伏せていたルンガ達の餌食 精神錯乱起こしたマイケルは死体処理班として雇われた葬儀屋達を射殺し次いで観光客2人を狙撃銃で射殺 操られるかの様に拳銃抜いて自分の頭吹き飛ばそうとしたマイケルを止めたのは 死んで埋葬された筈の村の語り部カルメリータの幻 村人達に無傷で取り押さえられたマイケルは錠剤=解毒薬を飲まされる バクラウの土壌は汚染されている 先代語り部で魔女でも有る故カルメリータが村に繁茂させたサボテンやイバラは土壌を浄化し人間を錯乱状態に陥れる村の切り札 村人達が1日1度必ず服用し村に偶々迷い込んだ外国人観光客に提供されるビールや冷水、炭酸飲料に粉末化され仕込まれていた謎の錠剤の正体は毒を中和する解毒薬


殺戮の時間は終わった 後は彼等から金受け取り村人皆殺しを確認しにやって来るサン・ドミンゴ市長に報いを受けて貰う裁きの時間 元教会玄関に積上げられる襲撃者達の生首を皆んなで記念撮影 漸く弔う事が出来ると牧場や脱出路から回収され棺桶に安置されたソラヤ家の人々とネリーナにクラウディオ 護衛は逃げ出しリムジンから引き摺り下ろされたトニー・ジュニアは己の無実を喚き立てるが 市長もグルだと証言したのは憑き物が落ちたかの様な表情みせるマイケル 市長は裸に剥かれ悪魔の面を被されロバに乗り毒物含んだ植物繁茂する荒野へ放逐 多分持って半日、勿論ロバにはこの毒物効かないから死体と化した市長捨てて戻って来るだろう マイケルは村の広場の地下牢に放り込まれ生き埋めに 薬物抜けて正気に戻った殺人鬼は自分達より残酷だと村人を罵るがまともに取り合う奴は誰も居ない。



後日談:2021年12月辺りからブラジルには定期的に大雨降る様になりました ほぼ100年近く降って無かった訳だから目出度い話なのですが問題はその量 焼き畑を襲う大洪水に土砂崩れで思わぬ大災害が……但し前から懸案だったアボカド等の多量の水必至な作物の状況改善され農業関係者は大喜びだとか 勿論焼き畑によるジャングル焼失も物理的にストップ掛かってます。 


2021年10/12 暫定288話 裏切りのサーカス 11年 新規割込み投稿致しました

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