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ザ・ドライバー 78年

2021年10/4〜10/5タブレット端末にて執筆し昼前脱稿 同日お昼投稿

来客対応しながら合間合間に書いたから色々雑でごめんなさいm(_ _)m

【 夜のロサンゼルスで繰り広げられる身体張ったカーチェイスと舞台を1970年代末に置き換えた西部劇風ノワールムービー 香ばしい演出成されているから最後までしっかり楽しめるけど冴えないBGMと美形だけど寡黙でストイックな主人公 あくまでもプラトニックな関係の訳有りヒロイン……やっぱりB級アクションなのかも ファイヤーバードやトランザムみたいなマッスルカーよりも全体的に大柄でV8エンジン積んだピックアップトラックが最強だとなった物語。 】


★日本語吹替入ってなかったら多分見なかったかも 良い映画なんだけど何処となく華が無い でも別の監督がまんま此れリスペクトした作品作ってます。


原題:THE DRIVER

運転手或いは乗り手

アメリカ劇場公開作品

同年 日本劇場公開

2012年 HDリマスター&日本語吹替版ソフト発売

❖但し元の画質が大概荒いのでBlu-ray手を出したお客様はご愁傷さま


 令和3年10月4日 身内だけで済ませる予定だった葬儀終わってもドタバタは終わらない(泣) 享年9☓歳な爺様の知り合いや取引先だからいきなり早朝や深夜に押し掛けて来るし 初七日法要の打ち合わせとかその他諸々細かい雑事は何故か肉親では無く孫の私宛にやって来る と言う訳でアポ無しでいきなり入って来る有象無象に対応しながら色々書くのもの一苦労だけど貧乏性だから読んでくれるお客さん待たせるのも本意では有りませんので 今回はカーチェイスメインの脳筋作品でお茶を濁させて下さいな。 水曜ロードショーの定番作品だった様ですが 残念ながら沖縄では土日の午後2時とか深夜の時間帯に放映されてたみたいで今回初視聴 


恋愛映画の主役から一転し寡黙でハードボイルドな逃し屋演じたライアン・オニールや訳有りヒロインのイザベル・アジャーニにもそんなに思い入れは有りませんが 野沢那智さんの吹替入りのPOPに惹かれ しかももうすぐ某国ドラマ大量入荷でラインナップから外されるらしく激安価格でレンタルサービスしてたので、見れなくなる前にと借りて来ました。 低予算しかも制作期間も限られてるから思いっ切り早撮り 画質やピント合わせよりもスピード感を最優先した物語なので登場人物の名前やその背景描写もバッサリカット 何故報酬前渡しし偽証工作頼んだヒロインの状況に同情し主人公が動いたのとかは映画見たお客さんが推測してくれと丸投げし 下手なマフィアよりも悪辣な刑事部長の仕掛けた罠をどう喰い破るのか 凶暴がどうこう以前に致命的に頭が悪い強盗犯達の悪巧み 主人公に憧れ同業者やってるけど選ぶ車が滅茶苦茶派手な金髪とかアフロなドライバーとの遣り取りをノリと勢いで進める 漢気溢れる脳筋仕様 


丁度この頃辺りから若者が乗る車が従来のアメ車=マッスルカーから 日本じゃまず走る場所が無い 頑丈さが売りのピックアップトラックが主流になってゆくそんな時代を描いた作品です そういや80年代半ばにアニメビデオ雑誌で連載してた園場健一先生の小説&コミカライズ作品 "ランディング・ビーン" とか知らない間にアニメビデオ化されてた連載コミック "ガンスミス・キャッツ" ってまんま本作のノリですよね ネット検索してみたらアメリカでビーン主役のアニメ準備中なんて古い記事が見付かりましたが完成したのかな?



【 映画冒頭、その時代錯誤振りから カウボーイ(またはカーボーイ) と刑事達から呼ばれる主人公が使っていたのはメンテナンス用の業務用リフト 立体駐車場の管理人や呼び出された整備士が迅速に移動出来る様に作られた代物で付いて居るのは手摺り兼ねた梯子みたいな足場だけ 第二次大戦中の戦艦や空母なんかにも取り付けられ (昭和版の宇宙戦艦ヤマトにも付いてた) 今現在残っているかは不明だけど私が通ってた工業高校では陶芸用や彫像用の粘土や石膏とかをバケツ片手に教室に運び上げるのにも使ってました。 普通に大型エレベーター設置した方が利用客の出入りや荷物運搬も便利だから早々に廃れたと思います。 】


★鍵預かって専任ドライバーが1階まで車持ってくるかなりアレなシステムですが 即座に客が自分で駐車し歩いて出入りする形に代わり やがて駐車スペースそのものが回転し降りて来るスタイルへ そういや鍵も今じゃ鍵穴刺して回し開けたりロックしませんよね。


☆高層ビル建設の際は此れでセメント運搬 バケツ程度なら引掛けて上へ……でもう1台で下にぐるぐる


 カリフォルニア州でのギャンブル場経営は今も厳格なルールが決められている ①経営者は先住民族=インディアンでなければならない(少なくとも名義だけでも) ②依存性の高いスロットマシンやルーレットの使用禁止 勿論スポーツ賭博も論外 ③ラスベガスの様にディーラーが取り仕切るタイプの勝負は禁止 ゲームはトランプのみ 金の遣り取りは客同士のみ認められ賭場は場所代と飲み食いする代金で稼ぐ事しか出来ない ④そもそも観光客も出入りするロサンゼルスでの賭博行為はいかなる形でも認められていない…………つまり存在しない筈の賭場を取り仕切るのは本当に危険な連中=後先考えない中華系や南米系マフィア こんな所で強盗やらかすのは正真正銘の自殺行為に他ならない 


馬鹿2人が殴り込んだのは警察上層部が経営に関わっているらしい非合法カジノ とは言え前金は貰った以上仕事はきっちり熟す 主人公が逃走用に盗んで来たのは足回りがしっかりしてるフォードのギャラクシー・セダン 唯一の欠点は昼間ならあからさまに目立つ水色の塗装だが暗い夜道を逃げ回るなら問題は無かった まさか大勢の客やディーラーが見守る中、銃と現金入ったカバン掴みヘルメットと黒尽くめの格好で逃げて来なければ………追い掛けて来た所轄のパトカーは4台 後ろでガタガタ震える馬鹿に撃たせない形で しかも撃って来る警官達に恨まれ無い様、なるべくダメージ与えず逃げ回るのは困難を極めた 何とか撒いたが多分顔見られたし特捜チームにマークされる 何故女仲介人(コネクション)がこんな奴等の仕事請け負ったのか分からない 逃走屋(カウボーイ)は極めて不機嫌だった。 


数日後、強盗犯はあっさり捕まり逃走屋(カウボーイ)は警察署へ連行 面通しで連れて来られたメンバーの中には、はっきり顔を見られた女賭博師(プレイヤー)も居たが 女仲介人(コネクション)との買収交渉に応じた彼女は 陰湿な刑事部長(ザ・ディティクティブ)に脅されても宥められてても偽証を貫き通す 友人名義の身分不相応な高級アパートで暮らす女賭博師(プレイヤー)はスポンサーの夜逃げで家賃に事欠く程、経済的に追い詰められていた 逃走屋(カウボーイ)同様 闇社会のルールを熟知し20代で見てはならない世界にどっぷり首まで浸かった御同輩 主人公(カウボーイ)がプレイヤーに手を差し伸べたのは救えなかった過去の大切な(ひと)を連想したのかも知れない 


逃走屋(カウボーイ)にまた逃げられた とにかくどんな方法使っても奴を捕まえる 街にはカウボーイに憧れ逃走屋を引き受けるチンピラが増えつつ有った オイルショックとベトナム戦争終結に伴う大規模なリストラ 右肩上がりの不法移民流入 特にロサンゼルスは 近郊の軍需産業から放り出された食い詰め者や他州から一発当てようとやって来る犯罪者予備軍に事欠かない 逃走屋(カウボーイ)の生活は何処までも慎ましやかだった 酒タバコどころか賭事も女にも手を出さず 報奨金は右から左に消え何処で使われているのか分からないし 本人は安宿でテレビも見ずポータブルラジオで時代遅れなカントリーを楽しむだけ イタリア系でコカ・コーラを愛飲する刑事部長(ディティクティブ)が眼を付けたのは2人の部下率いスーパーに押し入ったハゲ眼鏡(ザ・グラス) 司法取引を餌にハゲ眼鏡にヤラセの銀行強盗実行させ報酬受け取るタイミングで身柄抑える 


法律ガン無視も甚だしい新しい上司に警戒心顕な私服刑事(レッド) ちなみにユダヤ系イタリアンで愛飲してるのはルートビア 同じくイタリア系シシリアンだが事無かれ主義で基本何も言わない私服刑事(ゴールド) 署には寄り付かず基本SWAT用の小型バンで動く刑事達の癒やし要素無縁な人間関係映しつつ物語は折り返し地点に マフィア上層部からの依頼でどうしても断れなかった 仲介人(コネクション)の紹介で現れたハゲ眼鏡(グラス)青シャツ(ティース)そして逃し屋から強盗犯に商売変えしたらしい顔見知りの金髪男(フィンガー) 


あからさまに罠の匂いがプンプンするしお前の腕が見たいなんて舐めているにも程が有る 


態度横柄なグラスとティースの心折るためやらかすフィンガーの愛車=オレンジ色のダイムラーベンツをボコボコに 拳銃に頼る阿呆は信用出来ない 人様に(チャカ)向けるティースを問答無用で殴り倒し一旦はその仕事断ろうと考えたが 追い詰められたプレイヤーに再出発の資金が必要だ 通常手数料は売上の30%だが敢えて掛け金釣り上げ仕事を引き受ける 条件はついうっかりで人を殺しかねないティースの作戦不参加 刑事部長(ディティクティブ)の手筈通り銀行を襲撃 まんまと200万ドルを手に入れたハゲ眼鏡(グラス)は警察の裏をかき現金独り占めするため金髪男(フィンガー)を射殺 入手した黒の74年型トランザムでまんまと追手を撒いた逃走屋(カウボーイ)をも殺そうとするが 左利きでコルトのピースメーカーを愛用するカウボーイは正当防衛以外銃を使わないだけで下手なガンマンよりも凄腕だった 


グラスは即死し契約不履行……ピクシーダストが仕掛けられているか番号控えられた200万ドルはどう処分する? 主人公は女仲介人(コネクション)に連絡取り金の洗浄をマフィアの換金屋へ依頼 手数料を支払えば受け取れるのは50万ポッチだが背に腹は代えられない だがそんな主人公達の動向を監視していたのは警察だけじゃ無かった 仲間外れにされたティースは女仲介人を襲撃し拷問し全てを聞き出した挙げ句彼女を殺害 換金屋と直接接触するのは避けたいと伝令兼囮役任された女賭博師(プレイヤー) 50万ドルと引換に預かった200万ドルの入った鞄持ちロサンゼルス・ユニオン駅から大陸横断鉄道でシカゴへ向かう換金屋と刑事部長の銃撃戦 女賭博師(プレイヤー)襲いまんまと50万ドル入ったカバン手に逃げ出すティース 勿論外では主人公がグラスから奪った赤いシボレーC10ピックアップトラックで待ち受ける ティースが雇入れた逃し屋の77年型ポンティアック・ファイヤーバード相手の壮絶なカーチェイス 坂道を駆け抜けフリーウェイを逆走 セカンドストリートトンネルでの伝説的なカーアクション 貨物集積所でのチキンレースの結果ファイヤーバードは大破 這い出してきたティースは尚も主人公に銃を向けるが撃ち合いは一瞬で終了 生き残っていたアフロな逃走屋は敢えて見逃す 


後は罠仕掛けた刑事部長をまんまと騙すだけ 独りユニオン駅に戻りコイン・ロッカー開け現金入っている筈のカバンを取り出すカウボーイを包囲する警官隊と得意満面な表情の刑事部長 ところがカバンの中身はすっからかん 世の中には俺やアンタなんかよりも悪辣な野郎が居るんだよ 証拠無いからカウボーイは逮捕出来ない……200万ドルは取り返したが主人公にはまんまと逃げられたと地団駄踏む刑事部長の味方は何処にも居なかった 女仲介人失い逃走屋は廃業かな50万ドルと女賭博師(プレイヤー)連れ街を離れる長距離バスに乗り込む主人公 物語はそんな感じで大団円



★ピクシーダスト=紫外線に反応する染料 綺麗に落とすには専門技術要ります ジェットローラーコースターの回でも触れたけど今はもっと嫌らしい絡繰が まぁ監視カメラとか顔認証システムにナンバープレートから持主リストアップなんて便利なモノ有りますので粗暴犯はまず逃げられません


☆野沢那智さん:私でも知ってるのはダイ・ハードシリーズのブルース・ウィリスとアラン・ドロンの吹替ボイス 他にはジュリアーノ・ジェンマやアル・パチーノの吹替も定番でした。 アニメだったら問答無用でCOBRAです 映画版の松崎しげるより男臭さがマシマシだったし



2021年10/7 暫定268話 007 スカイフォール 12年 新規割込み投稿致しました

2021年10/9 暫定303話 アフガン 05年 全面改稿致しました

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