草原の実験 14年
2021年10/1〜10/3タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿
祖父の葬儀と火葬に入骨で丸一日ズレ込みました 武漢コロナ下だから身内だけで済ます予定だったんだけどね……来客ざっと50人近く(汗) 色々不手際発生するから故人偲んだり悲しむなんて余裕は有りません このドタバタは四十九日まで続くんだろうな と言う理由に加え鬱な物語纏めるのが途中嫌になったりしたもんだからかなり端折ってます 気が向いたら少しは笑える様に手直しを
【 20世紀末まで執拗に繰り返された大気圏内核実験 呆れた事に自国領や植民地等で少なくとも2000回以上繰り返された其れは 人的エラーや威力計算ミスにより世界中で広島・長崎を遥かに上回る犠牲者と被爆者を生み出したが未だ何処の国も知らん振り 特亜系の血が入った当時14歳の美少女=エレーナ・アンの可愛らしさに釣られ視聴したお客様や 予告編の文芸作品風な雰囲気に騙され見た意識高い系なお客様は最後の最後で打ちのめされたと思います。 沖縄の尖閣諸島に久米島近郊のとある島も現在進行系でそうだけど 冷戦時代、大国の植民地扱いだったり遊牧や狩猟採集で生計立ててる先住民を "人語話す動物" と見ていた所だったら日常的な光景を映画化した訳です。 】
★出来れば事前情報集めず本編見てから読んで欲しい作品ですが 殆どの店舗でレンタル落ち 自国の大半をウランやプルトニウム採掘と核実験で汚染地帯にしたアメリカ合衆国と中華人民共和国 植民地や委任統治領で此れやったフランスとイギリス 北朝鮮やパキスタンは民族が絶滅しようが興味無いからどうでも良いです 色々都合悪いから勿論劇場公開やってません(苦笑)
☆何故尖閣諸島は日本国籍保有者の上陸不可なのか………劣化ウラン弾って聞いた事有りますか? 物的証拠は山程有るけど在日米軍は日本国内における実弾射撃訓練での使用を認めて無いし 日本政府による島の安全確認はまだ終わってません
原題:Испытание, / Ispytanie
英題:TEST
何方も "実験" の意
ロシア共和国 劇場公開作品
2015年日本イベント上映&劇場公開
令和3年10月1日 漸く武漢コロナの蔓延による緊急事態措置が解除されましたが沖縄では事業所等で集団クラスターが発生中。 元職場やバイトしてたコンビニなんかでもそんな傾向有りましたし面と向かって怒鳴られ危うく拳が出そうになりましたが "インフルエンザ? そんなモン気合いで治せ コロナ? アレは風邪の1種だろう そんな理由で休んだらクビにするぞ‼" と平然と言い放つ昭和の遺物みたいな阿呆が実在しますので (流石にコロナでそんな失言やらかさないと思いたいが この間の老人介護施設や食品加工会社のクラスターの原因調べるとそんな阿呆に事欠かない現実が洒落にならん) ちょっと前に感染者が責任追求され宿泊治療中のホテルから飛び降り自殺したのを含め 経営者や管理職が精神論に頼る傾向強く所得賃金格差が其れなりに有る地方じゃ油断するとまたしてもとなりかねません。
今回取り上げたこの物語はあくまでもフィクションですが 死の灰が大量に降り注ぎ、多数の先天性異常を抱え産まれた子供や癌患者を発生させたアメリカ合衆国ユタ州セント・ジョージ オーストラリアで行われた核実験で消えたアボリジニや新疆ウイグル自治区から住民まるごと消えた村 証言だけで具体的な証拠は見付かってませんが実験場にモルモットとして送り込まれたこの物語のトルカットの様な精神病患者達 こっちは具体的に映像残ってるけど合衆国や旧ソ連が行ったアトミック・ソルジャーなんて文字通りの生体実験も行われてます カザフスタンの場合も実際人為的ミスや避難誘導うっかり忘れて被爆したり吹き飛ばされた住民は多数にのぼります 元々ソ連時代は簡単に裏切る特亜系やイデオロギー押付けうざいイスラム教徒等々が棄てられる強制移住地であり追放地だったんですよ此処は
【 舞台となるのは2021年現在ロシアから分離独立果たしカザフスタン共和国となった旧セミパラチンスク核実験場 1949年〜1989年まで計456回の核爆弾が破裂したその跡地は今も残留放射性物質が残りガイガーカウンターが思いっ切り振り切れる危険地帯 アメリカ合衆国や中華人民共和国もそうだったが核兵器開発者や周辺住民の被爆や誤爆を無視して強行されたその実験の被害者数は未だ明らかにされてはいない この物語はあくまでもフィクションだが オーストラリアやモロッコに新疆ウィグル自治区ではかなりの先住民と少数民族が実験後行方不明になっているし 当事者達は追跡調査を行ってはいない。 】
★地球温暖化も含む異常気象と2000回以上の核実験の繋がりは? 私はこの疑問を環境汚染云々で騒ぐ馬鹿に突き付けたい まともな答えなんて帰って来ないだろうけどね。
☆台詞皆無、説明描写もナレーションも入りません 解釈は視聴者任せなのであくまでも個人的見解として読み飛ばして下さいな。
荒野にはただ冷たい風が吹き荒れありとあらゆる生き物の気配が消えている。 灰色の地面に撒き散らされているのは鳥だったモノが遺した羽毛と羊だったモノが遺したフェルト その間に埋もれているのは押し葉で描かれた手作り絵本の成れの果て 映像は原型を留めない程バラバラになった家らしきもの 炭化した貧相な木を映し出しそして過去へと戻る。 ○年前、空を飛ぶ鳥の視点で映し出されるのは払下げと思われる年代モノなGAZトラックの荷台で眠る羊を枕に何か楽しい夢を見ているらしいかなり特徴的な顔立ちのアジア系な軍服男 胸を飾る従軍記章やウィングマークから察するにどうも退役軍人らしい やがて休憩を終えた男=トルカットは 何もない平原にポツンと独り取り残された見窄らしい家へ戻る 報酬代わりに貰ったと覚しき羊を囲いに放し家のドアを開けると 出迎えてくれたのは父親らしき男とは似ても似つかない14歳ぐらいの美しい少女=ディーナ
小さな家には水道も電気も通っていない 水は雨季に溜めた地下タンクから手作業で汲み上げ 唯一の電化製品で有るラジオを動かしたいならトラックのバッテリーに繋げたニクロム線に頼るしかない とは言え北の荒野の太陽は夏場は殆ど沈まない 雨季の冬はそもそも日中も真っ暗なままだから寝る以外やる事が無い
トルカットを訪ね、翼を剥がされ放射線避けに白塗りされたAn-2輸送機でやって来た2人の軍人 言葉を話さないディーナは物陰に隠れ決して姿を見せようとしない タイヤの代わりにプロペラを回し前へ進む元輸送機が走る幻想的な光景 フェルトを並べた窓枠越しに見える其れはまるで空を飛んでいるかの様に見える 久しぶりに操縦桿を握り飛行帽とゴーグル貰って子供の様にはしゃぐトルカット 足を洗う最中寝てしまった男から飛行帽外し布団を被せるディーナ 2人の関係は親子かも知れないしもしかしたら夫婦なのかも知れない 文献調べてみると昭和の日本じゃ異性の足洗うのはかなり親しい間柄らしいのだが そんな体験やった事もやられた事も無いしねぇ と言う訳であくまでも似てない親子で物語を解釈します。
雨期を迎え水路に水がやって来た。 親子の日課は朝食を共にし別れ道の途中までディーナに自動車運転を教え込む日々 途中で1人荒野に降ろされる彼女を出迎え家まで送るのは馬に乗った遊牧民と覚しき青年=ケイシン 流石に14かそこらで恋愛感情も何も無いもんだと思うがディーナに向けるケイシンの其れは片思いそのもの 荒野に迷い込んだマイクロバス ラジエーターの水を求め小さな家にやって来たカメラマンの青年マックス 素朴で美しい少女に一目惚れしたマックスは以降度々家を訪れる様になる 得体の知れない馬の骨に敵意を顕にするケイシン
荒野を1列縦隊でひた走る大量の軍用車列 その日珍しく帰りが遅くなったトルカット まるで酔っ払った様な姿の赤ら顔でドアに体当たりし飛行機がどうこうとディーナに説明している様だがいまいち要領を得ない 大雨が降った深夜いきなり家を取り囲みガイガーカウンターでトラックや庭に屋内を捜索する雨合羽にガスマスク姿の兵士達 トラックから見付かった線量振り切る怪しい金属片 トルカットを屋外へ引き摺り出しガイガーカウンターをあて怯える男達は裸に剥いたモルモットを放り出し家から逃げ出す やがて原因不明の病で寝込む様になったトルカット 緊急連絡用のライフルを使いケイシンを呼ぶディーナ 軍医と将校らしき人物は意識朦朧状態なトルカットを毛布で包みジープに乗せて何処かへ連れてゆく
邪魔者居なくなったからやたら現れるマックスとケイシンの喧嘩を水ぶっ掛けて止めたり 自転車に乗った郵便配達夫がトルカット宛に届けた電報を軽く盗み見るもポストに戻すディーナの謎の行動 ある日の夜トルカットが漸く家に戻って来た ディーナに頼み何時もの軍服姿では無くスーツを着せて貰ったトルカットはその日の朝を眺め安心したかのように息を引き取る たった独りでの埋葬作業 墓標となったのは絨毯を解いて作った赤い糸で拵えた赤い星飾り 手荷物は小さなスーツケースに入るだけ 他はそのままにトラックに乗り込み荒野を離れようとするが車はガス欠 トルカットが毎日通った道の先に有ったのは電流が流れる有刺鉄線と地雷原 仕方無く家に歩いて戻る彼女を待っていたケイシンとその親族は半ば強制的に婚儀を始めようとするが彼女の心を掴んでいたのはマックスだった。
モルモットの殺害は許可されていない ディーナの心奪ったマックスに憎悪募らせるケイシンだったが盟約には逆らえない 独り荒野へサイドカーを走らせ泣き崩れるケイシン 新しく家の主人となったマックスと髪を切ったディーナの穏やかな夫婦ゴッコ 夜の営みの代わりにあやとりで遊ぶ2人が過ごす最後の時間 突如地平線を覆い尽くす様に立ち昇る閃光とキノコ雲 異変に気付いた鳥や馬は逃げ出し ケイシンは泣き叫びながら無為な抵抗を見せるためサイドカーで爆心地へ飛び込む 手を繋いだマックスとディーナは押し寄せる衝撃波に呑まれ木端微塵に 衝撃波は地表もズタズタに引裂き真っ二つになったトルカットの埋葬死体が墓から飛び出すがその後吹き飛ばされた 誰も生きているモノが居なくなった荒野に冬の太陽が登るが再びゆっくりと後退り 黄昏の世界にカザフスタンの鎮魂の唄が流れだす。
★見てて少し引いたのは今作のヒロインの顔が数年振りに会った家の姪っ子達にそっくりだった事……ちなみに10代前半だけでもざっと20人近く居ますのでコロナ禍前は毎年お祭り騒ぎでした 顔も名前もそっくりでかなり紛らわしいから覚え切れない父方の家系は専ら女の子しか生まれませんし男生まれるまで各家庭が最低3人〜6人産みますので親族はネズミ算式に増える一方 なんか美形多いから世間様がちやほやするアイドルにイマイチそそられないのは仕方無いのかも?




