カナディアン・エクスプレス 90年
2021年8/20〜同日夜脱稿 タブレット端末にて執筆 同日夜22時投稿
そこそこ面白かったけどヒロインの性格が最低過ぎる(笑) オリジナル版は時間短めな代わりに起承転結が凄かったらしい伝説のカルト作品……どうしてこうなった?
初稿:日本テレの24時間テレビ⇒NHKと下請け映像制作会社がやらかしたのが判明したので訂正しときます。 ゴメンナサイやはり裏取りとれるまで待つべきでした。
【 目玉は撮影当時59歳なのにスタントの吹き替え殆ど無しで身体張ったジーン・ハックマンを最年長とする出演者一同 出落ちキャラなのに自虐ネタ冴えまくり美味しい場面総取りしたデブな鉄道保安官ケラー コロンボ刑事みたいな親しみ易さ感じるロス市警のドミニク・ベンティ部長刑事 オリジナル音声よりも日本語吹き替え版の方がより楽しめる作品です。 CGやそもそも当時は存在すら無かったドローンカメラなんて使わないから画面が色々苦しかったりシチュエーションが地味……2時間モノのサスペンスドラマみたいだと感じるお客様も多いかな? 】
★邦題タイトルもかなり大袈裟 乗客の代わりに白熊やトナカイが乗り込んでそうな人跡未踏など田舎をノロノロ走るローカル列車に急行も無いもんだ。
原題:NARROW MARGIN
狭い余白⇒転じて "際どい所"
1952年にアメリカで製作された日本未公開映画 "その女を殺せ" のリメイク
アメリカ劇場公開作品
同年 日本劇場公開
❖同時上映はシュワルツネッガーのトータル・リコール
ポンコツ超大作のオマケとして公開された息抜き作品
令和3年8月20日 かなり歯切れ悪い報道⇒漸くやらかしたのはNHK&委託受けた下請け製作会社と判明しましたがこんな季節に54人で山登りドラマ撮影で危うく遭難者出しかけるヘマやらかしたそうでもう阿呆かと 夏休みシーズンも終盤迎えたこの季節、何処もかしこもゲリラ豪雨や環状降水帯の発生で大変な事になってますがご自愛を 以前から一度見てみたいと思っていた映画が漸く借りれたので今回はこんな作品を紹介致します………残念ながら時代背景の違いによりアメリカ国内の鉄道が舞台に使えなかった事に加え後味悪いけどカルト映画呼ばわりされている挙動天地な逆転要素も廃止 単に人として色々駄目になったヒロインに主人公以上にドン引きし 今作で悪役演じたマフィア幹部の頭の悪さ具合に軽く目眩すら感じた名作になり損ねた物語 アクション場面で身体張った出演者達 日本語吹き替えで頑張った声優さん達のアドリブその他が無けりゃ完全に凡作よ此れ
言われるまま家畜の様に生きてりゃ良かった領民から自主・自尊・自立が大前提な国民への切替に徹底的なまでに失敗し、内乱状態が終わらないシリアやアフガン 最近の日本だと未成年者集団による女の子への性的暴行や虐待による自殺強要が問題になってる北海道旭川もそうですが 想像力や共感性と思いやりが生物として致命的に欠落した無敵の人が群れで犯罪行為を繰り返してる世界で被害者になったり共犯者や傍観者に堕ちる事なく人として正しい事を貫き通すのは 適度なスルー能力とユーモアそして同調圧力とやらに屈しない強い心が必要です 公僕なら一般市民を助けるのは当たり前と命懸けで職務遂行する刑事や鉄道保安官の犠牲を鼻で笑い意地でも証言なんかしてやるものかとイキるヒロインの意外な正体に驚くオチを凡作に変えたのは何故? と考えながら徒手空拳で必死に窮地を逃れる主人公の弱音や愚痴を誤魔化す様に繰り出されるユーモアを楽しむ作品だと思います。
【 良い小見出し思い浮かばなかったからこんな話を……実はこの映画見るまでブラインド・デートなんて奇妙奇天烈な風習を全く知りませんでした 見ず知らずな相手を職場の友人に紹介されて1対1で食事やホテル? 想像しただけで気遣いするのに疲れ果てた自分の姿が想像出来ます 言っちゃなんだけどこちとら風俗やホステスが待機してるお高いお店行っても相手に気を遣わせるより先にリップサービスとか笑わせに掛かるタイプ 後で思いっ切り自己嫌悪で眠れなくなるから絶対無理 黙って酒楽しめる立ち飲み屋とか居酒屋の相席の方がまだ気楽です 】
☆考えてみれば緊張の余り相手の顔や名前も覚えて無い事もしばしば……そりゃあ結婚出来ない訳だ(苦笑)
★素直にストーリー並べても書いてて詰まらないから多少フザケます 実際のストーリー云々に関してはウィキペディア等を参照下さいな。
他人の痛みが理解出来ない奴、あぶく銭に舞い上がり横領した金で副業を始める奴 堪え性がなく殺しや暴力に1片たりとも躊躇しない奴は裏社会で成り上がるのも早いが 似たりよったりな間抜けな追従者を巻き込み地獄へと堕ちるのは其れよりも早い 定年間近なロサンゼルス市警のドミニク・ベンティ刑事とコーフィールド検事補が6年に渡り追い続けていたのは 両手両足の指程度じゃ足りない程の殺人事件に関わっているシカゴマフィアのボス=レオ・ワッツ 近頃じゃ縄張りに引っ込みヘマをやらかした幹部の粛清や敵対勢力への脅迫及び買収は専ら部下や子飼いの暗殺者任せだったクソ野郎が久し振りにヘマをやらかした
長年組織の金を横領してた顧問弁護士マイケル・ターローが滞在する高級ホテルを訪れ激情に駆られ自ら粛清 物的証拠はほんの僅かしか残っていないが 監視カメラの映像や残された指紋と客や従業員の証言から浮かび上がったのは ターローが殺された時部屋に滞在し何も通報せずに行方を眩ませた 色々後ろ暗い過去や前科を持つシングルマザー=キャロル・ハニカット ブラインド・デートで金持ちの弁護士と会ってみないかと彼女にターロー弁護士を紹介した職場の同僚を朝1で急襲 出版社務めで同じく前科持ちなコニーと言う女を追い詰め洗い浚い吐かせ判明したキャロルの潜伏先は人里離れたカナディアンロッキーの山小屋 前回の様に手続きに手間取っている間に目撃証人が殺されてたなんてオチは二度と御免だ。
主人公等は別件でワッツを訴える準備を進めていたマーティン・ラーナー検事と直談判 前回と同じ様に申請書類や報告書を求める融通の効かない石頭の反対押し切り たった二人で山小屋に乗り込みキャロルを保護し説得しようと動き出す 黒人枠で検事局のトップに就任したラーナーが来てからマフィア関連の犯罪立件は何故かゼロ だからマフィアが送り込んだ内通者の可能性も拭いきれない ベトナム戦争でトラウマを抱き高所恐怖症となった主人公 だがマフィアに雇われた殺し屋よりも早く辿り着かないと無駄足になる チャーターしたヘリに乗りはしゃぐベンティと早く降ろせとビビリまくるコーフィールド 陽気なパイロットのガイド付きでカナディアンロッキーの絶景を堪能しつつ目的地に到着
麓の村で食料品を調達して来たばかりのキャロルは居留守を使い二人を追い返そうとするが この手のリラベルに染まったお馬鹿ちゃん相手は馴れているベンティの交渉術には勝てなかった そのまま待機中のヘリで最寄りの警察署までとなる筈が 其処へ現れたのは内通者からの連絡受けて二人を追って来た暗殺者達が乗ったヘリ 見境無しに撃ちまくるマジンガンによりこっちのヘリは撃墜されパイロットとベンティが殉職 何とか山小屋から脱出しヘリに追われながら4WDで森の中を逃げ回る 偶々目に付いたローカル列車 幾ら何でも大勢の目撃者が居る中ならヘリからの銃撃も無い 此処からバンクーバーまで殆ど停まる駅がなく延々10時間は掛かる列車の旅 途中の停車駅で地元警察の応援呼べば二人の暗殺者も手が出せない筈だ 幸い写真入手に失敗し誰がキャロルか判らない犯人達
この後に及んでも証言を拒否し無惨に死んだベンティやパイロットを罵り お前達が来なければ生き残れるのにと泣き喚く馬鹿女を殴り倒したくなる衝動必死に堪え車内をパトロール
標的を探しウロウロしている殺し屋達を監視してたら 玩具の拳銃で独りスパイゴッコしている子供に絡まれたり 陽気なおデブさんの自ギャグについ吹き出したり 歳下の愛人と逃避行始めた頭が御目出度い夫に愛想尽かし独りバンクーバーまでの旅を満喫してる老婦人キャスリン・ウェラーと良い関係になり掛けたりと良くも悪くもドタバタ続く 最早検事長は信用出来ない そこそこ友好的なジェームス・ドーベック副検事長と個人連絡取り カナダ警察の応援要請したら騎馬警官名乗るあからさまにシカゴ訛りの男達が現れ危うくトイレで暗殺されそうになった クソ野郎共を殴り倒し血塗れ姿で走る列車に何とか飛び乗り 漸く現状を理解したキャロルと仲直り
二人分の夜食確保するため食堂車訪れたら追い込まれた暗殺者達は女の身柄引き渡す代わりに大金払うと主人公に持ち掛けるが 二人を殺し威圧的に迫る阿呆と交渉する気になんかなれる筈も無い 列車内には三人目の暗殺者も乗っていると判明 キャスリンがキャロルと間違われ事態は更に悪化 追い込まれた主人公に手を差し伸べたのは陽気なデブこと鉄道保安官ケラー 事情説明し事件に巻き込まれたキャスリンの保護を頼むが数刻後ケラーは死体で見付かりキャスリンは行方不明 カナダ入国の際に銃を手放さざる終えなかったコーフィールド 相変わらず通路で遊んでる子供=ニックに頼み込み玩具の拳銃貸して貰い 家探し続ける暗殺者の1人を車外へ突き落とす 最早一刻の猶予も無いと列車の上によじ登りもう1人の暗殺者と対峙 高架橋の上や度々潜り込むトンネル等を避けながら消音器付きのマシンガンをまかり間違っても撃たせ無い様、トリッキーな肉弾戦を展開
ボロボロになりながらも二人掛かりで暗殺者を線路へ突き落とし此れで一安心となった所で銃を片手に勝ち誇るのはキャスリンだったが………後ろから迫るトンネルに気付くのが遅れた最後の暗殺者は悲鳴を上げる間もなく首がポッキン かくして三人の殉職者を出したコーフィールド最後のお仕事は何とか無事成し遂げられた 裏切り者の副検事長は主人公の通報により無事取り押さえられたようだが彼がどうなったかについては語るまでもないだろう。
ちなみにシカゴが有るイリノイ州は死刑制度廃止したけど 割合凶悪犯罪多い此処カリフォルニア州ロサンゼルスじゃ絞首刑か薬殺に電気椅子とよりどりみどり 第1級殺人の最高刑は勿論死刑 ネクタイ締め追い詰められたワッツを挑発するコーフィールドと冷や汗が止まらないワッツ 裁判の結果は敢えて明かされないが物語は取り敢えず此れで大団円。




