アナザー・プラネット 11年
2021年7/2〜7/3午後 タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿
本当に偶々、こんな作品取り上げ投稿したその日に起きた熱海の土石流災害 亡くなった方々の冥福と未だ行方不明な人々の発見を祈ってますが………崩落場所の近くに山林を無理矢理切り開いてメガソーラー発電やってた阿呆が居るんだよ 此れもセクシー小泉が進める効率主義らしいのだけれど去年も一昨年も救援活動の妨げになったのは濁流に流された太陽光発電パネルでした あからさまに人災の臭いがプンプンするのだけれどマスゴミは動かないね 不思議です
尚ソーラーパネルは大型化する際、繋ぎに鉛にカドミウムが含まれかなり人体に有害で 台風や大雨そして老朽化で簡単に割れたりしますので漏電事故の可能性含め大変危険です 見付けても迂闊に近寄らない様に 沖縄じゃまともな店はアレ勧めません 腕時計や街路灯に使う小型なら兎も角、危険なんだよ色々と
【 SFなのかも知れないが……もしかしたら物凄い罪悪感に押し潰されそうな主人公ローダ・ウィリアムが見ている終わらない悪夢なのかも知れない 綺麗な映像と音楽に圧倒されつつもそんなモノは彼女の人生に関係無いと突き離す鬱展開な物語。 2014年当時、見てて連想したのが雪女或いは雪女郎の幻想譚やごんぎつねだったんだよな と言う訳で久し振りの好き嫌いがハッキリ分かれる作品です 私みたいに以前やらかした舌禍案件や過去のトラウマ体験思い出し 今更くよくよ悩むタイプの人には絶対お勧め出来ません。 】
★約7年振りに見たけどやっぱり雰囲気が暗くてついてけない(汗) ところで惑星に邦題変える必要有ったかな? 多分レンタル落ち必至
原題:ANOTHER EARTH
もう1つの地球
アメリカ 劇場公開作品 但し自主制作の為限定上映
日本 未公開作品 2012年に デジタル配信&
DVDorBlu-rayセル/レンタルのみ
PG13作品
令和3年7月3日 沖縄はどうやら梅雨が明けたみたいですが 相変わらず湿度は酷いし少しでも油断すると蜜蟻が家の中に潜入して巣を作ってたりと不快指数ばかり増加中 今年赴任したばかりのアシダカ軍曹とヤモリが害虫駆除頑張ってますがジメジメした空気ばかりは流石にどうしようも有りませんしエアコンは身体壊すし出費も嵩むから使いたく無い で、今回ガス抜き回としてこんな鬱映画を取り上げようと思い立ったのは単なる気まぐれ 何れこんな物語考え付いた主演女優兼監督/脚本家を理解しようと頑張ったんだけど中々答えが見いだせず 延々6年以上も塩漬けに………で今朝ニュース番組出演してたハーバード大学のマイケル・J・サンデル教授 (NHK放映のハーバード白熱教室で有名な共同体或いは共和主義者 アメリカによる広島長崎への原爆投下を正当化するキリスト教的正義論を否定した変わり者) の武漢コロナをテーマにした話聞いてて
この物語を絶望的な雰囲気に追いやってるのは1神教がバラ撒いた善悪の二元論 "歪んだ能力主義或いは効率主義=成功も失敗も自分の責任⇒だから上級国民は無能な奴や弱者を踏み躙っても構わない そして堕ちた人間は一生這い蹲ってさっさと死ねなんて考え 要するにある種の全体主義そのもの" じゃね? と感じたので其れをテーマに物語を再構成してみようかと
幸いこの物語のローダの様に酔っ払い運転の末、誰かに怪我負わせたり殺してしまった訳じゃ無く 務めて居た会社から半ば強要されての事とは言え退職届書いた時の悔しさや惨めさとかの記憶がフラッシュバックしたり 生活資金どうにかするためアルバイト始めたけど物凄く理不尽なクレーマーに執拗に絡まれたり バイト仲間からのパワハラその他嫌な思い出が次々と浮かんできてね 結局色々溜まった末に身体壊し危うく三途の川渡り掛け 今も通院生活続けてると時折、私生きてて良いのかとふと心理的に追い詰められる事が有ります 元々自身に対する評価は極めて低空飛行だったから 圧し折れるプライドも存在しない筈だけど何故だろうね? となってたから少しだけ救われた気分です。
今作は小見出しにも書いた通り鬱展開と罪悪感で押し潰されそうになりますので 下手にヒロインに感情移入しない事をお勧めします 映画祭での評価はそこそこ高いものの日本で劇場公開出来なかったのは自主制作作品だったからと言う訳でもないのよ
【 そう言えば昔、大卒の女性新入社員に真顔で聞かれた事が有る "大学すら卒業出来なかった高卒風情が何言ってるの こんな安月給で頑張って先輩なんで生きていられるんですか?" とね あの時は怒りの感情に完全に支配されて何も言葉が出なかったが あれから色々地べた這い回る体験も根拠無き万能感に振り回されて他人を見下した経験もした今だからこそ言い切る事が出来る お前本当に惨めで可哀想な奴だっだんだなと 研修先でもそんな感じでマウント取った挙げ句、店舗のアルバイト&パートの皆様全員から嫌われ半年も持たず職務放棄 今は何処でどうしてるのか知りませんし興味も有りませんが 生きてるかねあのお馬鹿ちゃん 】
★稚拙な発言繰り返す某ひろゆきとか父親も大概屑だったセクシー小泉もアレですが 自称上級市民の飯塚幸三被告みたいな人物が理事やってた日本学術会議の面々見てると頭が良い=人格者なんて話は嘘っぱちだと思います 持つ者は常に謙虚で紳士的に でもアメリカ合衆国や欧米見てるとそんなまやかしから抜け出せない人が余りにも多過ぎる。
あなたは取り返しのつかない過ちを犯した時どう生きてゆく? 此れは彼女ローダ・ウィリアムが星空の向こうの地球で暮らすもう1人の自分に出逢うまでの物語。 将来は宇宙飛行士になりたい 夢を目指し順風満帆に生きてきた彼女の転落人生の始まりは4年前=17歳だった冬の季節 マサチューセッツ工科大学への進学が決まりパーティーで当時交際していたボーイフレンド=アレックスに勧められるままアルコールを口にし微酔い状態で車を運転 ラジオ番組で急遽発表された地球そっくりな星を空を見上げ探していたローダは対向車線をはみ出し 大学教授ジョン・バローズとその家族が乗った車と正面衝突 漸く意識を取り戻した彼女は慌ててぶつかった相手の車に這い寄るが何もかも手遅れだった。 ジョンは意識不明の昏睡状態 妻マヤとお腹の中に居た子供は即死 幼い息子は車から投げ出され欄干の下に落下
重犯罪ながらも未成年だった彼女に与えられた罰は懲役4年 自分の罪と向き合うには充分過ぎる時間だったが罪を償うには余りにも短い年月 とても申し訳無くて家族にも被害者にも手紙が書けない 事故から4年後、釈放された彼女は出迎えに現れた両親や弟と久し振りに再会するも大学進学を断念 なるべく知り合いにも会いたくないし頭を使い楽な仕事を選ぶ気にもなれない かと言って家に引き籠もっていると罪悪感に苛まれ眠ることすら難しい ケースワーカーと相談しローダが選んだ仕事はウェスト・ヘイブン高校の用務員 同僚はとある理由で失明した老境の黒人男性と他人に興味を示さない東欧系の中年男 なるべく目立たず空気の様に生きてゆく そう誓いながら働く彼女を心理的に追い詰めるのは4年前の自分の姿そのものな勝ち組気取りの女子高生達
就職から数ヶ月後 再び冬至の季節がやって来た
青空に輝く地球そっくりな星は徐々に近付いている 不意に堪らない気分になりあの時の事故現場を訪れた彼女が目撃したのは 亡くなった息子を弔うかの様に玩具を置いて立ち去るやつれた男 罪人が宇宙飛行士の夢を見るのはどうかと引け目感じ 馬の首星雲の写真と僅かな寝具残し何もかも片付けた屋根裏部屋でパソコン検索 あの時の事件を綴った纏めサイトで被害者の名前と事故の詳細を知ったローダは矢も盾もたまらず父親程歳の離れたジョン・バローズの邸宅を訪れるが星明りに照らされた廃屋同然の部屋で黙々とウィスキーを煽るその姿にいたたまれない気分となり何も言えないまま立ち去る 地球の様な星と月 2つの星に照らされた雪景色の中で何もかも投げ出し自殺を図るローダ だが其れは叶わなかった 低体温症状態から漸く意識を取り戻した彼女を無言で抱き締めていたのは静かに涙を流す父ジェフの姿
リハビリ中に街で偶々事故の元凶となったアレックスと再会するが 彼の隣には新しい彼女が居たし 自分が犯した罪にあまりにも無自覚な男とはこれ以上話したくもない
弟ジェフに背中押される形で応募した民間宇宙飛行士の公募 彼女が綴ったのは今の心境……何もかも分からない危険な旅となるなら私は実験動物となっても構わない ハウスキーパーを騙り未だ謝る事が出来ない教授の部屋を通いで綺麗にする日々 当初けんもほろろだったバローズは黙々と働き愚痴も零さない親子程歳の離れた少女=ローダに徐々に柔らかい対応を見せ始める 漸くファーストコンタクトに成功したSETI=国際宇宙飛行学会 (ちなみに民間有志団体) のタリス博士のメッセージに反応したのは全く同じ過去を経験し同様にもう1つの地球の姿に戸惑っているもう1人のタリス博士 夜空に輝くあの星はやはりもう1つの地球だった。 夜も昼も空を眺める人々が増え始め科学者達は様々な学説を唱えるが全く同じ星と世界が物理的に存在する理由は行って見なければ分からないのだろう そんな最中も通いのハウスキーパーと学校の用務員の仕事を続けるローダを戸惑わせたのは 恐らく彼女同様自分の罪と向き合って来た盲目の黒人用務員の自傷行為 自ら目を潰したあの老人は今度は耳に塩素を流し込み聴覚を失ったと言う
間違って教授の妻のセーターを洗濯 激昂したバローズに家から追い出されたローダは昼間独り入院生活を続ける黒人用務員に面会し 手に文字を書いてコミニュケーション 君は私と同じなんだな……人種も年齢も性別もちがうが何となく分かってたよそう呟く老人を抱き締め泣き崩れる 家の前でひたすらローダの帰りを待っていたのは八つ当たりを悔やみ誤りに来たバローズ 君が居ない生活は本当に味気なかった 色々有って1線を越えてしまった 罪悪感に苛まれるローダは帰りの電車、トイレの中で自分の姿見て嘔吐 漸く自宅へ戻った彼女を待ち構えていたのは他人と交わる事を恐れる様になった姉を心配する弟ジェフ どうも留守中に公募した民間宇宙開発企業からメッセージが届いていたらしい 震える手で電話を掛け会社オーナーのキース・ハーディングから直々に採用通知が告げられる 彼の心を動かしたのは率直に自分の罪を吐露したローダからの手紙
人は時に取り返しのつかない罪を犯す事が有る だが其れは私の様な成功者と呼ばれる人間も何一つ変わらい 君はただ運が悪かっただけなんだ 真摯に謝る事でチャンスを掴んだんだよ……そう語るオーナーの声に泣き崩れるローダ
自分の罪と向き合い真摯に謝ろう そうしなければ何処までも間違ったままだ バローズに会い自身の罪を告白したローダは屋敷を追い出された 無責任なワイドショーやマスゴミは当時未成年とは言え酔っ払い運転で3人の男女を死に追いやり教授を昏睡状態に陥らせた彼女を攻め立てようと自宅までも押し掛ける 娘を守ろうとマスゴミを追い返そうとする両親 もしかしたらあの世界ならバローズの家族は何事も無かったかの様に生きているかも知れない 4年前私が取り返しのつかない事故を起こしたあの日 地球が2つの世界に別れたなら……可能性は極めて高い
色々有って根回しを済ませたローダは頑なに彼女を拒絶するバローズの家を独り訪れ宇宙飛行士の権利を委譲 そして其れから数ヶ月が過ぎた。 無名の高校用務員として働く彼女を少しだけ前向きにさせたのはテレビに映るバローズ教授の姿 モハービ砂漠での過酷な訓練を終えた彼はもう1つの地球への初めての訪問者として此処から旅立つ 多分あの世界にはもう一人のバローズ教授 幸せな家族に囲まれた同じ男が居る筈だが二度と会えない家族や産まれる事の無かった2人目の子供を遠くからでも見る事が出来たなら 前に進む事が出来るかも知れない。
そしてバローズが旅立ち4ヶ月が経過し再び冬至の季節を迎えた夕刻 用務員の仕事を終え自宅へ向かうローダ 辺りは1面の雪景色で何時もなら手が伸ばせそうな程近くに見えるもう1つの地球は雲に覆われ何も見えない 部屋の前で彼女の帰りを待っていたのはもう1人のローダだった 彼女を目の当たりに凍り付く主人公 やがて勇気を振り絞るかの様に歩み始めるもう1人のローダ 画面は暗転し物語の結末は視聴者に委ねられた。
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