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FARGO/ファーゴ 始まりの殺人④ 15年

2021年5/6〜5/7タブレット端末にて執筆し深夜脱稿 5/8深夜投稿

折角借りて来たDVDが第1シリーズの最終巻だったりとトラブル続きましたが何とか纏めたので投稿 細かな手直しは少しずつ なんか悔しかったから第1シリーズ纏め借りして来ました 誰だよ順番入れ替えた奴は?

【 両親から引き離され幼い頃から虐待 オットーに買取られその後色々有ってゲオハルト家に忠実なハンターとなったインディアン=オハンジー・デントは何故叛逆の牙を飼い主に向けたのか? 結局の所、文化も伝統も何もかも奪われたもののインディアンとしての誇りと尊厳と言う最後の防壁だけは 洗脳程度では外せ無かったのかも知れません (……と言う事にしておこう) もしかしたらこの辺りの背景が見えて来るのは、これ書いてる今現在未だ未視聴な第1シーズンで明かされるのかな 何にせよさっさと纏めてレンタルして来ようと思います。 】


★下手に手を出すとハードディスクがパンクしかねないので 連続ドラマまで手が回らなかった ブラック・リストとか死霊のはらわたとか見たい作品山程有るけどね………。



 なまじ詰め込まれた伏線や小ネタ満載だから 油断すると1話だけでも軽く5000字オーバーする連続ドラマをどう纏めるか 以前、HANNIBALの第1期と2期紹介した時にも散々苦労したのですが手間暇掛けた所で だから何(PVヒトケタ)で終わりますので第2シリーズ最終回も手短に 8話にて追跡者=オハンジー・デントがサウスダコタ州で味わった受難シーン見てて連想したのが ロジャー・ゼラズニイが1982年にアメリカで出版⇒日本では創元社推理文庫から1989年に出版されたSF小説 Eye of Cat アイ・オブ・キャット 確かNHKでも青春アドベンチャー辺りでラジオドラマ化された筈だけど検索してみても見付かりませんでした。


物語は異星人との交流や恒星間航行が当たり前な時代 とある理由で白人社会で育てられ伝統文化どころか自身の氏族も分からないインディアンのハンタービリー某が主人公 合衆国でテロを計画する変幻自在の異星人を狩る為にかつて騙し討ちで捕獲した銀河系最強のプレデター=CATと名付けられた其れと共闘 仕事終われば黙って殺される約束交わしたけど 其れの望みは彼の先祖が眠る荒野での命懸けな知恵比べとなる物語 追い追われ戦っている内に主人公は先祖の魂に導かれ戦士(ドッグソルジャー)としての誇りに目覚めてゆくストーリーなんですがハンジーの其れとかなり被ります 例によってシロアリに食われたから現物が手元に無いし小説も絶版扱いだから比べる事も出来ません 確か映画化はお流れになった筈だしかなり幻想的な描写目白押しだから日本でアニメ化出来たら伝説の名作になりそうなんだけどね 


世の中は未だ紹介しきれない物語が満載です 


では本編へ⇒今気付いたけど借りて来た5巻 第1シーズンじゃん(苦笑) HDにデータ1時保管して借り換えて来ます 誰かが中身入れ替えたらしい パッケージ色違いなのに気付かなかった。



■第8話:ロップロップ LOPLOP


★画家マックス・エルンストが良く題材にしてる身体はおっさんな鳥の王(バケモノ)の名 モデルは実の妹なんだそうな(-_-) 死者の魂食べて強くなるらしい そういやPSYCHO-PASSな殺人鬼の中には殺せば殺す程無敵になると語った奴も居ましたね 電気椅子には勝てなかったけど


 物語のメインとなるのは6話のラストでドット・ゲオハルトの部下2人を惨殺し、とうとうPSYCHO(ニュー・)-PASS(タイプ)に覚醒してしまったヒロインちゃん=ペギー・ブロムクイストと脳内王子様との対話シーン セミナーの講師やどうも既に亡くなっているらしい父親の外見や立ち振る舞いを再現した其れは現実と向き合えとペギーを諭すのだが既に色々壊れているヒロインちゃんとのコミュニケーションが成立してない辺り悲惨な事になってます。 取り敢えず拘束した脳筋(ドット)を人質にゲオハルト家と交渉しよう ペギーのアイデアでエドと共にサウスダコタの湖畔のモーテルに潜伏 脅迫電話はちょっと離れた所に有るガソリンスタンドの公衆電話を利用 


邪魔者は死んだ事にしたい髭達磨(ベア・ゲオハルト)とその部下達は電話をスルー 司法取引を終え自宅へ戻った冷血婆様(フロイド・ゲオハルト)が動くまで状況は変わらない 悩んだ末にエドが新たな取り引き相手に選んだのは偶々処刑班を返り討ち 此れからこの状況をどうやって乗り切るか悩んでいたマイク・ミリガンだった。


殴られ脳震盪起こしてる義父ハンク・ラーソン保安官は青色吐息 射殺されたゲオハルト家モブ2体の遺体発見した主人公ルー・ソルヴァーソン巡査は下手に捕まえても碌な事にならないエド&ペギーの追跡は後回しにまずは義父の治療を優先 彼等が立ち去った後、ブロムクイスト家に潜入したオハンジー・デントは残された遺留品や冷蔵庫に貼られたメモから3人の逃亡先を推理 サウスダコタ州へ車を走らせるが 其処は人種差別行為が幅を利かすニューヨーク同様、正真正銘のド田舎だった。 壁にはインディアン処刑の記念碑と排泄物や吐瀉物 バーテンに水を頼んだら平然とタンを入れて来る 車狙ってノコノコ現れたチンピラ三匹を処分し警察に通報したバーテンを処刑 騎兵隊なノリで現れた阿呆な警官を1人射殺1人重傷を負わせたオハンジーは所轄署から指名手配


色々有ってエド&ペギーの潜伏場所を見付け出したオハンジーが訪れてみると 縄抜けしエドを殺し掛けた脳筋(ドット)があちこち刺されてボロボロに 


ああ顔馴染みの美容師(ペギー)と出くわしたのは運が良かった 


誰にだって機嫌が悪い時が有る 助かったと勘違いし思わずオハンジーに言ってはいけない禁句喚き散らした脳筋(ドット)は射殺された(笑) 憑物落ちたナチュラルな表情で散髪頼むインディアンに気圧されたペギーとエドは言われるがままキッチンバサミで散髪を始めようとするが 其処へ銃片手に現れたのは主人公とラーソン保安官 湖畔で始まった銃撃戦はペギーに肩を刺され最初から逃げに徹したオハンジーにより誰も怪我せず終わり エド&ペギーは主人公達に取り押さえられる。



■第9話:城 THE CASTLE


★元ネタはカフカの小説 "城" から 優秀な測量士がド田舎の城の調査命じられたものの地元の住民や官僚に尽く仕事妨害され 色々有って学校の用務員になるという まんま誰かさんの転落人生(笑)


 今回の悪ふざけは主人公ルー・ソルヴァーソン巡査の読み聞かせで始まる中西部最悪の殺人事件 "スーフォールズの虐殺" について 勿論事件は此れから起きるのだからそんな本が有る筈も無い ガソリンスタンドに逃げ戻ったハンジーは咄嗟に警察に通報しようと動いた店主を射殺 消毒液を見付けトイレで傷口の応急処置 ミシガン州警察のソルヴァーリン巡査/ルヴァーン郡保安官事務所のラーソン保安官/ファーゴ市警のベン・シュミット刑事/そして応援に集まったサウスダコタ署の警部とその部下達は途方に暮れている。


カンザスマフィアに買収された上層部を出し抜いて大金星を挙げたいサウスダコタ署警部は部下と共に囮作戦でマイク・ミリガンを捕まえ 余所者のゲオハルト家&カンザスマフィアの双方をサウスダコタ州で取り押さえる冒険に打って出る 此処で何人も殺してるインディアン(オハンジー・デント)を雑魚と嘲笑い ゲオハルト家も舐め捲っている警官達は主人公達の警告に耳を傾けようとしない バカな子供達の御守りを引き受けるからミシガン州警察から応援寄越してくれ ラーソン保安官とシュミット刑事はサウスダコタ署の無謀な作戦からエド&ペギーを守るべく彼等と行動を共にする事になった


ソルヴァーソン家では治療薬の副作用でベッツィが昏睡状態 ペギーが受講する筈だったセミナー会場では 彼女を連れ出して来る筈だった美容店 店長のコンスタンス・ベックが首を絞められ殺害された遺体で見付かる 誰も居なくなった自宅への電話が繋がらず 警察無線で呼び出され新たな殺人事件の発生聞かされた主人公は仕方無く独りでサウスダコタ州に戻る判断を下した 州境の電話ボックスではマイク・ミリガンが命懸けの嘘をついている 処刑班は髭達磨(ベア・ゲオハルト)率いるギャング共に殺された事になった ドット・ゲオハルトの身を囮に奴等を壊滅に追い込む 理不尽な理由で処刑されるより戦って死んだ方がマシだ 気負うマイクと赤コートだったが其れは空回りに終わる


オハンジーに誘導されサウスダコタ警察チームとラーソン保安官やエド&ペギーにシュミット刑事が当座の避難場所にしたモーターホテルへ襲撃を掛けるゲオハルト家 壮絶な銃撃戦で敵も味方もバタバタ斃れてゆく中、冷血婆様(フロイド・ゲオハルト)はオハンジーに刺殺された ラーソン保安官に重傷負わせた髭達磨(ベン・ゲオハルト)に銃を向けたのは現場に駆け付けた主人公 だが3発喰らっても暴れまわる髭達磨に危うく絞め殺されそうになった主人公に手を差し伸べたのは巨大な空飛ぶ円盤(笑) 呆気に取られたベンは主人公に頭を撃たれ漸く御陀仏 監視役のシュミット刑事を殴り倒したペギーとエドは尚も銃撃戦が続くモーテルから脱出 想定外の事態に振り回されつつも何とか気を取り直したオハンジーは逃げるエド&ペギーを殺そうと彼等の後を追い掛ける。



■第10話:振り出し PALIND ROME


★本来はスゴロク等のボードゲームで使われる用語 ある意味映画やドラマ第1シリーズの伏線となる描写出てくるから終わりでは無い そんなエピソード


 モーテルで待機していたサウスダコタ署の警官達は皆殺し 襲撃仕掛けたゲオハルト側もオハンジーとベンの副官やってたチャラ男の裏切りで全滅 後年スーフォールズの虐殺として歴史に残る事件はこうして終盤戦を迎えた。 漸く着いたら皆んな死んでる? マイク・ミリガンと赤コートは仕方ないから構成員が壊滅してしまったゲオハルト家を訪問しアジトを制圧 館にはインディアンの家政婦と数人の子供達しか残っていなかった 其処へ火事場泥棒やりにノコノコ現れたのは例のチャラ男 命乞いする阿呆を自分の血で溺れさせ逆転勝利を漫喫するマイクだったが 漸く戻ったカンザス・マフィアは武闘派の構成員がほぼ壊滅状態 


警察の目を逃れ何とか組織の再編図るボスが修羅場を生き延びたマイクに預けた新たな職場は幹部職とは名ばかり 殺し殺されとは無縁な経理部との交渉役だった 70年代はもう終わったんだ髪を切りまともなスーツで朝9時から夕方5時まで頑張ってくれ ゴルフも覚える必要が有るから道具を揃えろ……俺リーマンになりたくてマフィア入った訳じゃ無いんだけど 呆然と椅子に座り込むマイク


オハンジーに撃たれ重傷を負ったエドを抱き抱え街を彷徨うペギー 通りから離れたスーパーマーケットの冷凍庫へ逃げ込むも 致命傷を負っていたエドはやがて力尽きた 幻のオハンジーと戦い錯乱状態なペギーを取り押さえたのはシュミット刑事と一緒に駆け付けた主人公 目標に手傷を負わせたが形勢不利を悟ったオハンジーは現場から逃走 後日FBIを通し最重要凶悪犯として全米に手配されたもののその行方は誰にも分からない 夫も家も戻るべき職場も永遠に失ったペギー・ブロムクイストはソルヴァーソン巡査の手で逮捕されミシガン州警察に連行 1連の事件を巻き起こし唯一生き残った被告として連邦裁判所で裁判を受ける事になる 


この後に及んでも自分は悪くない突然道へ飛び出して来た間抜けなちびっ子(ライ・ゲオハルト)が何もかも悪いんだと嘆くヒロインちゃんに 人が死んでるんだぞ と冷静に突っ込む主人公 絶望の中でも尚も希望を失わない……現実と向き合う事を拒絶し永遠に壊れ続ける彼女の望みは海が見えるカリフォルニアの刑務所への収監 なるだけの事はやってみるよ そう呟くソルヴァーソン巡査のパトカーは州境を越えてゆく 


数週間後、春を迎えた公園では聾唖のハンディキャップを抱えた先住民の少年達がキャッチボールを楽しんでいる 其れを眩しげに眺めるのは顔に火傷を負ったオハンジー 彼を匿っていたのはファーゴ署の上層部 モーゼス・トリポリと言う新しい名前と身分証にクレジットカードと整形手術の手配は済んだ 名前も姿形も変えて此れから何をする? 元オハンジー・デントだった男の次の潜入先はカンザスマフィア 奴等を一人も逃さない……そう答えたインディアンの狩人は 先住民の子供に殴り掛かる阿呆な白人の子供達にオシオキしようとゆっくり歩み始めた。


スーフォールズの虐殺から数ヶ月後、ハンク・ラーソン保安官は漸く退院 ソルヴァーソン家では身体の弱ったベッツィの代わりにノーリンが家事や料理を取り仕切る形で義父の生還パーティーが開かれた ベッツィが昏睡中に見た未来は未だ語られず ベンに殺されかける寸前、突如現れ主人公を救った空飛ぶ円盤については報告書から省かれた ただでさえも "どうしてこうなった" となる事件の詳細を更にややこしくしても誰も喜ばない 


ベッツィが見付け途方に暮れた宇宙文字の正体は ラーソン保安官が趣味で始めたピクトグラムのデザイン案 あれは全世界で共通認識が出来る新たな言語になりうるモノだ 嫌な事件や事故は山程見て来たが 俺の経験だと人が争う理由はコミュニケーション不足 俺は善人では無いのかも知れないが善性だけは失いたくないんだよ 引退後の夢=ピクトグラムのデザイン公募参戦を淡々と恥ずかしげに語るラーソン保安官 物語は幸せな日常生活を送るソルヴァーソン家の人々の姿を映し幕を閉じる。


お休みなさい旦那様 お休みなさいカワイイ奥様、そして世界中の皆さん 明日がきっと良い未来に向かう事を願っているよ。



……所で誰か忘れてる様な気がしますが 誰だっけ(笑)



この手のジャンルの作品紹介すると何故かPV数は右肩下がりとなります。 問答無用な馬鹿映画ならびっくりするぐらい読まれるけど 書いてる此方はSAN値が下がる上に余計なツッコミ入れたくなるから異様に疲れる 困ったモノです。

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