静かな黄昏の国 02年
2024年7/28〜7/29 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 表題作に惹かれて読んでは見たけど悪趣味さ満載な"リトル・マーメイド"が強烈だった 私のみならず篠田先生も滅茶苦茶嫌ってるらしい自称芸術家の会田誠風味だし(苦笑)
【 表題作は小泉エネ次郎とか増税クソメガネみたいな脅されたら何でも大国の君主や官僚の言いなりなヘタレが政権与党の頭目続けてると起こり得る最悪の未来を描いたディストピア 他の作品も大抵バッドエンドだったり後味最悪なホラーや幻想譚ばかりなシニカルにも程が有る短編集 特にグロ描写満載な"リトル・マーメイド"はなぁ…… 趣味で肉食魚とか蛇飼う輩ってこんなのばかりかね(汗) 】
★東北、特に山形県が豪雨災害で大変な時に国際会議で中凶もとい中共に媚売ったり半島と仲良しゴッコやってるアレ見てると沸々と怒りがね…… 万博なんかやってて良いのか?
日本 ホラー短編集
篠田節子 著
角川書店 刊/2007年文庫化 2012年追記再版
令和6年7月29日 『 領民は無知で愚かな方が御し易いし搾取もやり放題 なまじ知恵を付けると反抗するし俺達が馬鹿で愚かに見えて本当に困る 』 言い出しっぺは本当に誰なのか知らないしこの件に関しては知りたくも無いのですが 此れは先日YouTubeで"ベルサイユのばら"アニメ・リメイクに反対するフランス上級国民とやらの大多数の意見らしい 別に此れは近代史で露助や中共レベルの醜態晒したフランスのみならず前に"イギリスから来た男"でネタにした"英国病"とか現在進行形で滅びの道直走るアメリカ合衆国やブラジルにメキシコにベネズエラ等々南米各国 果てはイタリアやスペインなんかでもBSのワールドニュース等で目の当たりにしてるので今更なんだけど 他山の石を以て玉を…… あんなゴキブリ以下の愚物には成るまいと自戒するべきかな 先史時代を彷彿させる階級社会再びなんてやったら国民そのものが腐るのは当たり前 まだチンパンジーの方が文化的で豊かな生活やってるぞ
27日からパリオリンピック始まったけどNETニュースで次々と入って来る開催組織の醜態にサッカースタジアムでのモロッコ応援団の暴徒化 果ては参加国選手を狙った強盗に車上荒らしなんて話聞かされると 今回のオリンピック会場の外は殆ど無法地帯だったリオデジャネイロオリンピックを遥かに下回る史上ワーストにランクインするであろう最悪の国際イベントになりそうです 大体開会式のアレも昔エロ目的で中学校の図書館から借りた"カリギュラ・ノベライズ版"のガリア戦勝記念パレード(最初から最後までぜんぶヤラセだった)のシーンとかまんまパゾリーニ監督の悪趣味映画"ソドムの市"レベルで○ン○ンポロリとか首チョンパやってたから放送事故となり 激怒したスポンサーは次々と撤退してるとか グロやスカトロで喜んでるのはどうもカエル食いだけらしいし私も滅茶苦茶不愉快だったよ 特にマリー・アントワネット処刑を貶めたあの演出は国辱モノだと思う
という訳で今回紹介する篠田節子先生の短編集は割と悪趣味方面に特化したホラーと最悪の未来予測を物語化したキワモノとなります 読む際は予め身構えてからどうぞ
■リトル・マーメイド/実業日本新社 週刊小説2001年2月9日号
❖後鰓類……要するに貝殻退化或いは持たないプランクトンサイズなウミウシの仲間ですがDNA解析の結果、細かく分けてたらきりがないと2017年から分類名廃止となりました クリオネなんかが有名ですね
マーメイド・リマキナ ニューギニア沖合で偶々見付かった成体でも体長2mm程度のアルビノ種なそのウミウシの仲間がマニアの間で有名となったのはその外見が御伽噺に出て来る人魚を連想させたから 飼育も簡単だけど寿命は極めて短い其れの取引価格は一匹60万円 やがてとある種苗メーカーが其れに商機を見出し遺伝子弄り大きさを数十倍の4cmへ 当初は物珍しさも有り一匹600万円で取引されるもやがて特亜等の後追い企業が大量生産に踏み切りやがて8000円代にダンピング 皆メスだから自然繁殖の恐れも無い安全なペットとなる筈がやがて此れが苦しみ悶える少女の様な姿に魅せられ 生きたまま或いはフォーク突き立て踊り食いする動画配信者が生まれた事で事態は多くの人々が此れに寄生され宿主となり破裂する大惨事へと転がり落ちる
ベースになったのは多分会田誠なる輩の食用少女シリーズ ちなみに私はまんま永井豪作品や氏賀Y太等、グロ系エロマンガのパクリなのに芸術家気取りなアレが○したい程には嫌いです 山本太郎と同じでもし目の前現れたら息の根止まるまでボコボコにしかねない
■陽炎/角川ホラー文庫アンソロジー 見知らぬ私 1994年収録
フルート奏者としてオーケストラの楽団員に所属するヒロイン真理が魅せられたのは変死した老人から受け継いだ篠笛で才能を開花させた役場の非常勤職員 潮津孝之の奏でる祭囃し だがある日限界を越えた孝之は此れ迄の篠笛の所有者同様に川面へ身を投げ溺死してしまう 呪われた楽器を思わず死体から奪い取り前任者同様に笛の才能開花 やがて破滅してゆく過程を綴るそんな物語
■一番抵当権/早川文庫アンソロジー 血-吸血鬼に纏わる八つの物語 2000年収録
成り行き任せに人生送り数度の結婚と離婚 浪費癖の有る歴代の妻や交際相手にこの物語の主人公でフリーライターの和泉直人から色々集る自称友人達の掌返しとヤクザによる借金の督促 そんな彼に報酬が破格な良い治験のアルバイトが有ると手を差し伸べたのは元妻の真由子だったが其れは治験とは名ばかりな移植用臓器の提供者としての最後だった 確か最近文庫本が本屋に山積みになってる"テスカトリポカ"紹介した時はフィクションだったけど日本人の子供をそんな目的で海外に売り捌いたNGO団体は自民党とグルでしたね この短編集に収録されてる"子羊"も大概だったけどこの国の子供は安土桃山時代の昔から海外より奴隷や食材として狙われてます だから南蛮人なんて侮蔑的な名前が付いた
■エレジー/早川書房 ミステリーマガジン1995年2月増刊号
大学時代からの腐れ縁で就職し防音機能だけは満点の独身寮に住みながら市民オーケストラの楽団員を務めるイケてない30男の内田と菊池 オーケストラ内でも若い世代から影で嫌がらせ続く菊池が変貌したのは数ヶ月前に預金を解約しまるで生き血で染め抜いた様なチェロを手に入れてから 毛深い腕を揶揄されるのを嫌がり夏場でも長袖に手袋を人前で欠かさない彼の手は人を感動させる演奏と引換えに腐乱し腐り落ちようとしていたが彼を生贄にチェロは勝手に演奏を奏で続ける という訳で呪われた楽器シリーズの二本目
なお私も蚊が止まろうとすると腕毛に遮られポンと跳ね上がるから確実に奴等を仕留める事出来るけどコンプレックスにならなかったのは其れ以上な腕毛の生え方してる叔父とモンキーパンチ先生が描いてたマンガ版のルパン三世と銭形警部のお陰です 勿論女性陣には胸毛同様忌避されるけど今更異性にもててもなぁ(苦笑)
■刺/朝日新聞社 小説トリッパー1996年冬季号
物語の語り部はアルバイト店員だけど仲間たちからお母さんと親しまれてる取り纏め役 彼女のお気に入りは俳優しながらこの牛丼屋で働く芸名 田坂英彰 親子程歳の離れた二人には勿論恋愛関係なんて無いが彼女は英彰を個人的に推す独りファンクラブの会頭でもある 英彰が可笑しくなったのは蒲田で伊勢海老食べ温泉堪能した慰安旅行の最中 うっかり握り締め血塗れとなったサボテンに何を見たのか鉢植えを直子と呼びまるで実際に同棲してるかの様な振る舞いを始めた英彰は 幻の彼女に貢ぐために強盗事件起こし逮捕された 警察で彼に必要なのは精神鑑定と治療の日々だと説明したものの 枯れたサボテンの鉢植えに埋まっていたのは白い棒状の何かと二人の名前刻まれたエンゲージリング…… なお棒状のモノが何なのかは怖くて通報していない
■子羊/角川ホラー文庫アンソロジー 歪んだ闇 1998年収録
外の世界はとても恐ろしい 此処で幸せに過ごし儀式を経て次の世界へ向かう彼女達は幸せだ 白亜の建物の中で区切られた20もの部屋 以前の記憶が無いまま此処で異世界に旅立つ8ヶ月を甘やかされ我が儘な欲望を大概かシスターにより叶えられる生活 神の子と呼ばれM24とナンバリングされた彼女がクローン培養された人造肉として出荷される未来が待ち受けると気付いたのは 慰み者として呼ばれた見た目少年にしか見えない成人男性から語られる世界の真実 迷った末にM24はダストシュートから此処を脱出 下水道から何とか逃げ切れば外の世界が待っている
週刊少年ジャンプで連載されアニメ化のみならずファンが阿鼻叫喚の地獄絵図追体験したジャニタレ映画化もされてる白井カイウ原作&原案で出水ぽすかが漫画化した"約束のネバーランド"は2016年〜2020年連載作品 私はこの漫画だけは読みたいとすら思いません 何かもう胡散臭い(苦笑) なお子供を飼育し不老長寿の食材として金持ちに供してた歴史持つのは古代中国(確か桃娘 敦煌でも原作版で描かれてたっけ 三國志に至っては人食いのオンパレードだし) クローンの概念生まれた頃からそんな嫌な創作物は其れこそ山程発表されてますのでパクリでは有りません
■ホワイトクリスマス/朝日新聞社 小説トリッパー1996年冬季号
1999年春季号〜同年夏季号連載
私自身とあるエロゲで二次元美少女に片想いした口なんで絶対に彼を嘲笑え無いけど32歳の売れない純文学作家石郷清こと石上清一が嵌まったのはノベライズ執筆を頼まれた美少女ゲーム=ホワイトクリスマス 恋愛作品なのにエロゲみたいなノベライズ原稿で汚された ノベライズ原稿読み激怒したゲーム開発スタッフにより埋め込まれた石上のパソコンのみにインストールされたオリジナルシナリオに惑わされた彼は 現実と虚構世界の区別が付かなくなりアパートの窓から飛び降り偶々其処を通り掛かったトラックに轢き潰される
作家性だかオリジナルだか知らんが原作捻じ曲げるなら容赦はしない 中山七里先生は自作"作家刑事毒島"で自分の小説アイドルの売り込みドラマに仕立て上げたテレビ局のプロデューサーをとある人物けしかけ撲殺に追い込んでましたが そういや篠田節子先生も大概酷い目に有ってるよね 敢えて色々捻ってますが怒りを創作にぶつけ昇華するのは冴えた手段かと 虚構世界だから大量殺戮だって赦される
■静かな黄昏の国/早川書房 ミステリーマガジン1996年10月号
その国はかつて世界有数の経済大国と嫉まれていた 近隣諸国による汚染物質の垂れ流しと不法移民の急増により緑は消え食料価格は急騰 幼い子供達の大半が糖尿病や原因不明の各種癌そして耐性細菌による感染症で老人になることなく早逝し残されたのはアスファルトの道路と駐車場に何故か命永らえているとある世代の老人達 金婚式を迎えた葉月卓也とさやか夫妻が公団住宅を退去し有り金300万円を業者に託し身を寄せる事になったのはリゾートピア・ムツ 其処に入居した老人達は長くても3年で彼岸へ逝ってしまうものの物心付いた頃からついぞ見た事が無い野菜や果物が存分に食べられる生活は既に子供達に先立たれ後顧の憂いも皆無な老夫婦にしてみれば天国の様な場所
まぁ此処まで読んだら大方察しは付くでしょうが此れは日本人の絶滅を望む近隣諸国と自国民を文字通り売り飛ばした政権与党による根絶やし政策だと判明します 結局放射性廃棄物処理場の跡地に繁茂した異形の生物が闊歩する森の中 夫に先立たれたさやかが選んだのは蔓草を編んで作ったロープを使った首吊り自殺 まぁ現実は物語の中で汚染物質バラ撒いたあの国が滅ぼうとしている訳ですが 奴等日本人を皆殺しして此処に居座ろうと自民党宏池会に政治献金してるしね
❖付き合い其れなりに長いお客様なら多分ご存知かも知れませんが 私、例え創作物であれバッドエンドは大嫌いです(笑) よってこんなオマケ話を 此れは令和6年7月に偶々見付かったのですがありとあらゆる生命が生き残る可能性ゼロ……実際、塹壕掘ってた露助達は皆被爆し死んでますけど 封印されたチェルノービリの原子炉跡から放射性分質を栄養として取り込む新種のカビが見付かってます 此れが放射能無効化に貢献する生物なのかどうかについては研究始まったばかりだけれど 既に海洋で発見された新種の植物プランクトンはマイクロプラスチックや流出した重油食べ分解して増えるのが判明してますのでもしかすると此れも…… 案外自然環境は高々人間程度が汚染した程度じゃ歯牙にもかけず遥かに上回る回復能力持っているのかも知れません




