スターバト・マーテル 10年
2024年7/26〜7/27 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 出来りゃ大人キャラ描ける漫画家さん起用しアニメ化したら渋いストーリー求めるお客さんを引き込むかも知れませんが…… やはり映像化は難しいかな
【 欧米から持ち込まれた効率優先と成果主義により滅びてゆく物作り技術の継承と有益な人材の使い棄て 此れを嘆き怒り時代の趨勢に抗おうとしても立ち上がるのは僅か1握りな個人ばかり 其れを悲劇と捉えるかブラックコメディと捉えるか? 今回は全く路線違う中編2本で対照的な展開待っているこんな作品集を 表題作もそのオマケも割とタイムリーでしたので 】
★以前図書館で軽く立ち読みした時はアラフォー男女の不倫物だと勘違い かれこれ5年ぐらい借りずに放置…… こんな内容だったとは予想外
日本 多分ミステリー作品集
篠田節子 著
光文社 刊/2013年光文社文庫化
令和6年7月26日 まずはアメリカ軍普天間基地返還交渉を此れ以上オール沖縄と結託してまでも長引かせるなと(怒) 官邸にカチコミ掛けてた宜野湾市 松川正則市長が出張先の東京で無年の突然死となったとかで謹んで冥福を 公式には病死という事になるんだろうけど前日まで元気に交渉やってて健康診断も毎年しっかり受けてる御仁の死因が其れなのは有り得ないので多分司法解剖ぐらいはやるのかな 流石に謀殺は可能性ゼロなんで続報待ちです 奈良や福岡の市長がパワハラ問題起こしたし今時点で判明しているだけでも2人の県職員をパワハラで虐め殺してる斎藤元彦兵庫県知事のニュースが世間に流れてたのでちゃんと職務遂行してる松川市長は壮健で有って欲しかった 屑は中々死なないし落選しないのにまともな自治体長はどんどん居なくなる なんつーか本日も私は厭世感に駆られ気味です(苦笑)
まぁ雨宿りついでに私のベッドで熟睡してるシャム猫?(模様はそうだけど色々混ざってる)に免じて 此れ以上愚痴るのは止めときましょう それにしてもお前本当に野良かね 妙に手慣れた感じでリラックスしてるんだけど
そういや7月27日は夏のパリオリンピック開催日 某動画サイトやNETニュースではSDGS口実に夏場なのにクーラーも設置されてない宿泊施設なんて言語道断だろうと騒ぎアメリカを始め多くの参加国がエアコン設備持ち込んだ様ですが今年のパリはお昼でも最高気温21度 ぶっちゃけ扇風機で充分だったかも⇒訂正、やはりエアコン持ち込んで正解だったらしい情報錯綜してるけど空気がヤバい 前回の東京オリンピックで悪名鳴り響かせたトランスジェンダー名乗る卑怯者の変質者は原則選手から排除⇒訂正:ボクシングにサッカーにバスケット……メダル目当てで結構混ざってる史上最低の大会となりました 開会式はマリー・アントワネットのギロチン処刑再現とかLGBTQのキワモノファッションショー入ってまんまパゾリーニ(笑) ついでにかなりの選手と招待客が未だTGVの中に缶詰め ユーロトンネルも止まり運行再開は早くても29日 ところで世界から総スカン食ってる筈な露助と中共は出場するんだろうか? メイン媒体がNHKなんであんまり興味も無かったりします 母と家人は◯流ドラマ見てるから自宅じゃ見れないし
■スターバト・マーテル ラテン語で"悲しみの聖母"の意
光文社雑誌 STORY 2006年7月号〜2007年5月号 掲載
グラフィックデザイナーを志し大手広告代理店に入社したものの回されたのは秘書課でそうこうしている内に30半ば、夢敗れバツイチの男性と流されるまま結婚 アラフォーから改めて夫と共に独立しデザイン事務所立ち上げ今度こそグラフィックデザイナーに…… そんな人生を送る幸村(旧姓佐藤)彩子の前に立ちはだかったのは乳癌だった 手術から1ヶ月後、転移の兆しに改めて死を意識する彼女がリハビリ名目で夫に勧められ通う夜の会員制プールで偶々再会したのは中学時代のクラスメイトで自身同様クラスから半ば孤立していた境光洋
妻子を日本に残しロンドンに11年も単身赴任とは名ばかりな左遷生活 彩子同様、訪れる死を待ち望む様な不可解な振る舞い 彼の転落人生の始まりは進学校の閉鎖環境で始まった担任教師も加担する執拗な虐め 心を病んで海外への留学にも馴染めなかった 高卒資格で桜重工に就職するも下請を搾取するばかりな大手企業の阿漕な経営方針に反抗し抗った末に起こしてしまった裏切り行為 其れは桜重工に食い物にされ過剰な設備投資により破産 借金返済の為に自殺図った工場経営者の死を偽装しイスラエルのキブツに技術指導者として第二の人生を送らせてしまった事 人助けと言える行為だったが桜重工で培ったノウハウを身に付けた老工場長の優秀な生徒達は僅か数年で高精度のミサイル誘導技術を身に付け其れをパレスチナの難民キャンプに潜むテロリスト殺害に転用 巻き添えで多くの無辜の人々も犠牲となる 勿論其れは桜重工からも黙認されており不祥事が表沙汰となれば光洋1人が何もかも泥を被ることになっていた
なまじ自分同様に優秀でクラスメイトから孤立していた息子は其れを知ってしまったが故に首吊り自殺 護るべき妻は発狂し介護施設へ 会社からも彼に裏切りを勧めたイスラエルの諜報機関からもそして息子の本当の自殺理由も知った妻からも死を望まれる光洋と道行きを共にする彩子も戻る場所なんか何処にも無かった 元々前妻とも切れておらず彩子の親友とも不倫関係にある夫は介護の気疲れの末に彼女の死を望んですら居る 公安に追われスキーリゾートシーズンの雪山の山荘から今度は何処へ? 終わりを迎える最後の瞬間まで共に居よう 恐らくはスリップ事故を装った何者かの隠蔽工作により最後を遂げる主人公達 激突した車から投げ出され空を舞う死の瞬間、彼女が幻視したのは中学時代に光洋が投げ渡したアルト・リコーダーの輝き
■エメラルド・アイランド
光文社雑誌 小説宝石 2007年10月号〜12月号 掲載
陰鬱なストーリーから徹頭徹尾ドタバタに走ったシチュエーションコメディ もし此れから文庫本買って読むならある程度タイムラグ置いてから楽しむ事をお勧めする 物語の舞台となるのはマレーシアの首都クアラルンプールから海を隔てた高級リゾート施設トゥライ島=通称エメラルド・アイランド スルタン所有で普段はセレブ以外立ち寄る事すら困難な水上コテージが安価に利用出来るのは熱帯低気圧の発生で海が適度に荒れるオフ・シーズンの12月から1月のみ
お仕事1筋で気が付いたらアラサー 未だ男っ気無しな二宮泉子がわざわざ日本から遥か離れたマレーシアまで足を延ばしたのは親友千晶とその新郎秀樹の結婚式にかこつけ二泊三日のマハラジャ生活を堪能ついでに良い男に粉かけるためでも有ったのだが…… 色々有りまくり新郎側の独身男性は全員不参加 水上コテージに共に滞在する筈だったもう1人の親友由美は娘が交通事故に巻き込まれかすり傷 但し同居中の義母がこんな時にアイツは何処に居ると当たり散らしてるから緊急帰国 挙げ句の果てに結婚式終えた早々大喧嘩した新郎の秀樹も島からクアラルンプールへ戻ってしまう 激昂してる千晶とその唯一の肉親で母親の敏子 物語の語り部な泉子と謎多き初老のビジネスマン井原 日本人は4人だけで後は現地スタッフの中国人や粗忽な韓国人カップルばかり
そんな最中に島に巨大台風が襲い掛かる コテージは雷落ちて木っ端微塵 水も電気も止まり主人公達は泊まる場所すら無くなったので井原が滞在するホテルの離れに 実は井原は離婚と上司のパワハラで心も身体も壊し自分の勤め先がインフラ整備に関わった此処で嫌がらせ兼ね自殺する積りだったのだが 彼の悲惨な境遇を聞かされブチ切れたのは夫を肝臓癌で早くに亡くした千晶の母=敏子だった 互いに感情ぶつけ合う最中再びトラブルが 今度はホテルが土砂崩れで崩壊 救援の見込みも無いまま多くの怪我人が出てしまう 咄嗟に動いたのはマレーシア生活延べ14年で数カ国語ペラペラで建設現場で事故の処理慣れしてる井原と本業緊急病棟の看護師な敏子 テキパキと怪我人の応急処置終え重軽傷負った患者に懇願される形で漸く到着した救難船舶で2人は先にクアラルンプールへ 泉子と千晶が漸く到着した船で島を脱出したのはその数日後 疲労困憊な2人を出迎えてくれたのは島に取り残された千晶を心配し港で働きながら彼女達が戻るのを待っていた秀樹だった
トラブルを二人三脚で乗り越えた事でなんか良い雰囲気な井原と敏子 どうやら寄りを戻した秀樹と千晶 パスポートもドレスもお気に入りで持ち込んだあれや此れも雷で吹き飛んたコテージと共に海の底 何だったんだこの数日間は…… 泉子は秀樹を半ば脅し付ける形で合コン手配の確約取付ける 此れで何とか将来の旦那捕まえられたら帳尻が取れる筈だ。
❖テレビ朝日系列で再放送されてる2024年パリ夏季オリンピックの水上パレードと開会式をテレビで時折見つつ慌てて原稿修正 東京オリンピックの其れも酷かったけど開会式でマリー・アントワネットのギロチン処刑シーン再現する此方の演出も大概イカれてる オーストリア政府は激怒しないのかね?
2024年8/23追記オーストリアどころかカトリック圏もプロテスタント圏もフランス政府の敵に回りました アホウな事に中華人民共和国に秋波送り台湾のオリンピック選手とその応援団弾圧してる辺り ヴィシー政権下と殆ど変わらない




