テルアビブ・オン・ファイア 18年
2020年12/19〜12/21タブレット端末にて執筆し脱稿 18時投稿
猫が家出したりプライベートで色々トラブル発生中 何とか纏めましたけどちょっと支離滅裂気味なのはご容赦を アレですよね……他所様が面白いと絶賛した物語が必ずしも同じ意見になるとは限らない そんな映画でした。
口直しで鬼滅の刃のアニメDVD6〜9巻借りて来たから此れから堪能します。
【 基地従業員やってるとか職場の関係で検問所での遣り取りが多い 地元の産業が軒並み本州大手企業に潰されて 仕事も人生もにっちもさっちも行かないスラム街になりつつ有る沖縄のとある街とか基地経済以外は観光しか無いグアムやサイパン或いはカリフォルニアやニューメキシコに頼るメキシコ合衆国みたいな環境で暮らしてるお客様は本気で笑えないブラックなシチュエーションコメディ なおイスラム原理主義ハマス支配下のヨルダン西岸やパレスチナ暫定自治区 リラベルの意味不明な検閲多いアメリカ合衆国では変な圧力掛かるから上映出来ません。 】
★流石に横田や三沢基地近郊の現状はリアルタイムの情報無いけど……もしかしたら同じ意見なのかも 兵士のチェックより日本語がかなり不自由だったり関西弁話すこりあんな自称平和団体とやらの検閲や妨害が陰湿だったりしませんか?
☆2020年12月現在、壁の向こう側のパレスチナ自治区やヨルダン西岸に設けられたガザ地区にはテレビ局や映画館が存在しません イスラエル&ハマスの双方に焼かれたりミサイル攻撃受けたり技術者が襲われました。 だから彼等の主な娯楽は日本アニメのDVDや海外ドラマ等のネット配信がメインです。
原題はヘブライ語なんで省略
英題:TER AVIV ON FIRE
テルアビブの砲声 = 主人公が関わるドラマのタイトル
ルクセンブルク/フランス/ベルギー/イスラエル合作
劇場公開作品
2019年 日本 小規模単館公開
このサイトで毎日映画の話投稿してる八木耳木兎さんのエッセイ読んで興味抱き 動画サイトにアップされた予告編が面白そうだったから借りて来たんですが 小見出しにも書いた通り在日米軍基地が隣近所に有り 仕事やプライベートで検問所出入りした経験あるお客様なら色々もにょりそうなそんな物語 敢えて言うなら笑えないコメディになるのかな イスラエルとパレスチナの関係についてはニュースや世界史で其れなりに学んだお客様も多いかとは思いますが全てのパレスチナ人がイスラエル国内から追放された訳では無いとこの映画見て知りビックリする人も多いかも知れません
以前紹介した映画 "狼は嘘をつく 13年" でも イスラエルに自治区持ち共に兵役義務を負うドゥールズ派教徒の話に軽く触れましたが かの国は同じ宗教に帰依した或いはその支配を受け入れたキリスト教徒やイスラム教徒を含む多民族国家 元々其の地に先住してるパレスチナ人もかなりの人数=統計だと約132万人がテルアビブの旧市街ヤッファで暮らしています。 地中海を一望出来る煉瓦造りの観光リゾート街は其れなりに整備されているものの 穏健派のパレスチナ人が暮らす居住区はまんま1930年代のユダヤ人ゲットー 不法滞在してるアフリカ系や社会から落ちぶれた連中が街頭で麻薬売ってたり注射器や投棄されたゴミが転がる危険地帯
選挙権も無く兵役の義務も無い変わりにその大部分が地元で定職に就けない若者達は、壁の向こう側のパレスチナ自治区やヨルダン川西域に出稼ぎし糊口を凌ぐ毎日 ヘブライ語を話しユダヤ人相手にフラットで対応する彼等はイスラム原理主義や民族主義に染まった連中から見ると裏切り者 安月給でこき使われたりテロリストの勧誘受けたりと危険が1杯 例えこの物語の主人公の様に親族のコネで入社しても半ば針の筵 だからパレスチナ系イスラエル人として移住したり海外に生活拠点を求める人もかなりの数居るそうで その辺りの描写はまんまノンポリ (死語ですか?) で貧乏な自分達を色々彷彿させてね……正直辛かった(苦笑)
ごちゃごちゃした粗筋を整理したらかなり文字数に余裕出来たんで折角だから主人公の其れをノンポリな沖縄の若年失業者で例えると 親戚や親は在日米軍の横暴許すな反基地運動参加しろと圧力掛け やっと就職した本州大手企業の上司や学生時代からの腐れ縁な先輩は日米安保に必須な基地の存続に賛成しろとどやされる でも自分は食わないとやって行けないし沖縄県民とか日本人で有る以前に個人で居たいしアメリカ兵とも友好的な関係築いて楽しい人生送りたい そんな状況作り出す為に主人公が選んだ冴えたやり方は?
とまあこんな物語になるんじゃ無いかと思いますが如何
【 物語のアクセントとして使われた料理 "フムス" とは何なのか 調べてみるとどうもヒヨコ豆をペースト化しオリーブオイルや様々な調味料を加えた "豆のマッシュポテト" みたいなモノだそうです。 本体だけだと味気無いから香味野菜や羊肉をタコライスみたいに加え 或いは肉や平パンにディップして食べるそうな 生憎現物食べた事は有りませんが私は小学生の頃にこの物語の主人公と似たり寄ったりの体験してまして 丸々2ヶ月間 御飯の代わりに3食マッシュポテトだった経験し未だにアレが苦手です オカズもネギ散らした粉吹き芋だったし。 】
★でも食感がピーナッツバターみたいだったら嫌過ぎる グリーンピースのペーストかゆし豆腐感覚だったら何とか飽きずに済みそうだけどね。
幼少期のトラウマが原因で集中力に欠け 5分以上机に座ってられない困った主人公 サラーム の再就職先となったのは 壁の向こう側に設けられたパレスチナ自治区の首都ラマッラに出来たパレスチナ人向けのテレビ局。 プロデューサーを務める叔父の口利きで第三次中東戦争(六日戦争)を題材にした人気メロドラマ "テルアビブ・オン・ファイア 略してTAOF" のヘブライ語アドバイザーとなったものの ヤハフェから検問所通って通う片道61.5キロの長距離通勤が原因で連日の遅刻は当たり前 勿論直通電車なんて便利なモンは有りませんし かつてPLFが色々テロやらかしたお陰でパレスチナ人は高速バスを含むほぼ全ての公共交通機関に乗る事を禁じられてます。
同僚の衣装係 マイサ に身嗜みチェックしてもらいながら撮影スタジオへ ああ見えてもアラビア語やヘブライ語だけでなくフランス語や英語も堪能な主人公は、ちょっとした台詞の遣り取りからフランスからやって来た主演女優 タラ の心を掴むのだが 台詞回しに拘り余計な質問を検問所の女性将校に発言した主人公は不審人物として事務所に連行 偶々妻と母に娘がTAOFの熱烈なファンだった アッシ・ツール司令官 と知り合う事になる。 前々からドラマ内のイスラエル人将校の間抜けな台詞や イラク軍将校みたいな振る舞いが気に障ってしょうが無かった司令官のアイデア "砂漠のデート" を提案した主人公は色々有って脚本家の1人に昇格 慣れない恋愛描写を任された彼はノートパソコンを担いで回り 脚本家仲間のナビルのアドバイスも有り カフェで繰り広げられる愁嘆場や幼馴染みとの空回り気味な遣り取りをそのままドラマに反映させ 元々ベタな人気ドラマの視聴率を上げていった。
生真面目で居丈高な癖に妙にロマンティストな司令官を 彼の大好物な料理フムスで買収 (ちなみに主人公が大嫌いな賞味期限切れの缶詰を母の其れの見よう見真似で調理したゲテモノ(笑)) 二人三脚で纏めたアイデアは次々と大ヒット だが司令官の要望で始めたドラマのヒロイン=ラヘル/マナルを巡って繰り広げられるPLF闘士=マルリンとイスラエル軍将校イエフダの恋の駆け引きは女性陣から大絶賛を浴びたものの リアルタイムであの戦争を体験したパレスチナ側視聴者からの問題提起やスポンサーからのクレームが殺到 上層部の判断でいきなりヒロインが末期癌に掛かったりと超展開な物語にキレた司令官とその部下達の介入 主演女優の逆ギレと主人公のヘッドハンティング 彼女の後釜を狙う衣装係の暴走やら次々とトラブルが降りかかる
ドラマの演出に夢中な司令の怒りを躱し プロデューサーやスポンサーの要望で有る王道路線を纏めながら 出演者や製作スタッフを味方に付け ついでに幼馴染みヒロインとの中をどう進展させるのか 色々有ってID証をアッシに巻き上げられスタジオに泊まり込みながら脚本の展開に悩む主人公にまたしても有用なアドバイスを提案する脚本家仲間 高々1シーズンでこんな物語が終わる筈は無い ならばサスペンス描写が続いたまま得体の知れない新キャラ出して物語を引っ掻き回そう 海外のドラマだってそんな展開やってるじゃ無いか 変幻自在な変装で物語を急転直下に追い込む新主人公に選ばれたのは軍を辞め主演兼脚本アドバイザーに転職したアッシ 新たに現れ主人公を翻弄する女スパイに採用されたのはマイサ かくして諜報戦の第二幕は始まった
勿論脚本家の戦いも終わらない。
本当は主人公や登場人物達の覚醒前の冴えない描写とか 幼馴染みと主人公の恋愛描写の進展具合 サブキャラ達の背景描写とか色々有りましたがグダグダな描写を書き連ねてもイマイチ面白く無いから大分端折りました。
2020年12/24追記:暫定217話 ナバロンの要塞 61年 全面改稿し 割り込み投稿の形で順番変更しました ほぼ全編書き直しです。




