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光の雨 98年

2020年10/23〜10/27タブレット端末にて執筆し午前脱稿 同日お昼投稿

図らずもPV290000突破記念となったのは原作者共々アレな悪趣味作品 実名差し替えただけでほぼノンフィクションが売りだったそうですが あれだけのことをした挙げ句未だ死刑囚監房で命乞いして居るバケモノ達の証言だけで構成されてますから何処から何処までが真実なのかは誰も分からないし 今更ほじくり返したいとも思いません とは言え今も反日活動繰り返してる日本市民を名乗るジジババの考え方が垣間見える物語なのかな? 書いててきつかった。  

【 日本赤軍による総括 疑心暗鬼に駆られたのか或いは何かに取り憑かれたのか 高々20代前後の大学生達による印旛沼から始まり長野の軽井沢で終わった共食いは何故歯止めの効かないまま14名もの犠牲者を生み出したのか? ほぼ同世代で彼等のシンパでも有った 但し人間としては相当にちっちゃい嘘付きの小説家が書き残したこの小説 ややこしい言い回しや自己弁護に満ち溢れる史実をベースにした泣き言に満ちて物凄く読み難い(*_*) とにかく登場人物の誰にも感情移入出来ないのでいっその事読むの止めようかと何回も悩んだ物語でした。 】


★執拗な虐め描写が多くエログロ耐性が有るお客様向け どうも原作者も同じ穴の狢みたいだし吐き気がしますが "大学行かない奴は人間じゃ無いとか言って安易に他人を見下せ殺せる権威主義者や上級市民或いは野孤禅の類い" に絡まれ易いお客様は、自己防衛のために読んどいた方が良いとだけ書いときます。 


☆正直言うと文体も時代錯誤だしもっと昔の小説だと思ってましたが意外と新しかったのね オウム真理教事件に触発されて出版されたみたいです。


多分日本文学小説

立松和平(たてまつわへい)

雑誌 新潮98年3月号から5月号掲載

紆余曲折と裁判の末に登場人物の名前変える等して

ノンフィクション⇒フィクション小説として出版

2001年新潮文庫にて出版

同年内容変更されて公開された映画は二次創作扱いとなります。



 2020年10月後半 台風の影響で気温が一気に下がり 家で一番ヤンチャな三毛猫が "生きたまま持ち帰り" 母や妹を阿鼻叫喚の渦に巻き込むお土産がアブラゼミやキノボリトカゲからでっかいネズミやカラスに変わる今日この頃、 私はこんな物語読む破目に陥り正直頭抱えてます いや……確かに1度ぐらいは読んどいた方が良いかなと図書館から借りて来たのは確かに私だけどさ 同じ事件取り扱った佐々淳行(さっさあつゆき)せんせの本 (あちらはあちらで色々拗らせてますが 人様に読んで貰う事を前提にした文体は物凄く読み易く感情移入し易かった。) と比べると 書き手立松和平(たてまつわへい)の歪んだ性格が露骨なまでに文章に反映されてると言うか言い訳ばかりで見苦しいと書いとくべきかな? 映画がメタフィクションとなった理由が本当に良くわかります。


とある動画サイトで元左翼側だった眼鏡のオジサン(フルネームはじちょうします)がコメントしてて思わず珈琲吹いたけど 自分がオピニオンリーダーになれないのは世の中が間違ってるからだと右であれ左であれ政治的心情(イデオロギー)を上から目線で他人に押し付ける文士様(または自称革命家)の類いは (そういやエッセイ欄のランキングにあからさまな組織票で食い込む類いの日本オワタとかシステム批判繰り返す類いのアレも同類ですな 下品なペンネームや作品タイトルで読む人を不快にさせて楽しいですか? ) なるべく難しい言い回しで文章書いて内容の薄っぺらさ誤魔化したり 激昂させた相手に真正面から議論吹っ掛けられると 俺或いは私は冗談の積もりで言ったんだと 笑って誤魔化そうとするそうで かつてニュース・ステーションに出てたこのオジサンもそんな類いでしたね。 


具体例上げると元学生運動家で現大学教授とか自称憲法評論家にマスコミの重鎮名乗る田原総一朗や関口弘とやらに政治屋なら山本太郎みたいな輩 果てはあちらこちらにゴミや糞尿垂れ流し地元住民に多大な迷惑掛けながら続いてる辺野古基地建設反対してるヨボヨボな自称日本市民が此れなんですよ 正直近寄りたくも無いし "ハナ肇とクレイジーキャッツが歌う しょぼくれ人生 (此れも動画サイトで聴いて笑った笑った……植木等師匠の 馬鹿は死んでも治らない 共々私の座右の銘もとい歌になりそうです。)" そのままな生き物になりたくないなら自戒を込めて読んでおいた方が良いのかも知れません 物理的或いは社会的に潰す相手が何考えて動くか先読み出来れば……少なくとも同じ肥溜めには落ちないでしょうしね ああなったら終わりです 死んだ所で地獄にすら相手にされません。



【 調べてて本当に呆れたのが、日本でノンフィクションベースな物語を描く事の困難さ 被告或いは実行犯が死亡して被害者遺族がOKしてるなら実名で書けるけど死刑囚が未だ生きてるなら其れが犯した犯罪を再現し小説として出版する権利は犯罪者本人に有るらしいです。 殺された方は死に損ですか? いや死者は最早関係無いかも知れませんが アレに身内殺されたり傷付けられた遺族は殺人者を罵ったり出版差し止めする権利すら与えられないままアレが死ぬまで好き勝手書かれる訳ですか? 検索サイトで裁判の詳細調べてて本当に胸糞悪くなりました。 】


★犯罪者の人権がどうこうとかでフィクション名目で出版許可 よって物語内に登場する日本赤軍メンバーの名前は全て仮名ですがゴキブリやフナムシの交尾連想させる18歳未満お断りシーンが正直胸糞悪いです 裁判で負けた理由は案外赤軍メンバーの目を背けたくなる無意味な其れを実名で書いたからじゃね?


☆2020年現在 旧浅間山荘は廃墟と化した周辺地域含めて特亜の資産になっています もし日本占領したら此処は抗日活動記念館になるのかも 詳細書いたら精神汚染されそうだからかなり控え目にあらすじ纏めました 読むのは自己責任で判断を 私は登場人物のみならずこんな腐った物語書き綴った原作者にも嫌悪感しか抱けなかったとだけ書き残して置きます。 



 齢80歳を迎えた元死刑囚 玉井潔 を毎朝苛むのは 刑務所から放逐される原因となった末期癌による身体異常と自身の絞首刑が執行される悪夢  痴呆化も進んだ老いぼれ(バケモノ)の中に宿るのは切り貼りされズタズタになったまるで他人の其れの様に感じる自身の記憶と 57年前に自らが手に掛け苦しめ抜いた末に絞め殺し 殴り殺し 或いは殺す予定のメンバーに殺害を指示した赤軍メンバーが命乞いをする姿 究極の政治闘争とは殺し殺される事だ 泣き叫び惨めに命乞いをする男女を革命精神が足りないと嘲笑し 女を絞め殺した後もその死体を裸に剥いて原形を留めない姿になるまで殴り付け穴へ捨てる。 だが最早中身ががらんどうな其れの心は人格を殺した筈のメンバーに乗っ取られていた 殺される側の断末魔や恐怖を末期癌による身体の痛みで追体験する老いぼれ(バケモノ)の精神は既に壊れかけている。


『ぼくにはもう残された時間は少ない だけどぼくに残された革命に生きた仲間達の記憶を誰かに持っていて欲しい。』 


偶々アパートの隣部屋の住人となり度々悲鳴を上げた事で多大な迷惑を掛けていた浪人生 阿南満也(あなんみつや) を自室に招き入れた玉井潔(さかぐちひろし)は自らが作り出した地獄絵図 赤軍メンバーのリンチ殺人の詳細とその行為に至った道程を語り始めた 時に警察に監視される女性メンバーや男性メンバー 高圧的に彼等を使い潰す幹部達の人格に憑依されるかの様なバケモノの独白に魅入られる阿南 だが自らを愚かな民衆を国家の枷から開放し先導する革命家だと思い上がり 共産党に心酔する先輩達に言われるがままに後先考えず武装闘争にのめり込むバケモノに得体の知れない嫌悪感を抱いた阿南は受験勉強が有るからと一旦距離を置こうとするも 同じ予備校に通う浪人仲間 此れをネタに肉体関係を持った共犯者 高取美奈(たかとりみな) を巻き込む形で再びバケモノの部屋を訪れる。



 獄に繋がれた最高指導者 三橋信之を救い出すには金や銃が要る お手製のメリケンサックで交番を襲撃し警官殺して銃を手に入れようとした3人のメンバー・浜田真二と山本始 そして定時制高校生は 交番が複数の警官を常駐させてる事を知らず呆気なく撃たれ拘束され結局浜田は即死 出遅れた玉井潔と内縁の妻 上杉和枝が率いる組織 革命共闘のメンバー11人は 当時、セキュリティシステムも施されないままでそこいらに有った銃砲店を襲撃 狩猟用のライフルと殺傷能力の有る空気銃を12丁、ありったけの銃弾を手に入れ山へと潜伏しつつ郵便局や銀行を襲撃 警察が何処でどう動いているかは彼等の味方で有るマスコミがラジオで情報を漏らしてくれるから当初は逃げ回るのも楽だったが 愚かな市民の通報と警察の地道な捜査 敵対する派閥からの密告により組織の隠れ家は次々と潰されていった 


1971年6月 メンバーの1人 小説家志望の黒木利一が逃亡したのは射撃訓練の最中、予め目星を付けて置いたルートを使い叔母の家に転がり込んだ其れが破綻の始まりとなる 裏切り者で元恋人(くろき)捕獲と資金カンパ回収を命じられた浦川秋子は上杉の命令で街へ向かうも強盗犯に味方する者は何処にも居らず ならばと黒木を探し出し接触するも情に絆されてしまう 郵便局強盗に向かう途中で規則で雁字搦めな潜伏生活に行き詰まりを感じていた今村道子は交際相手との逢瀬目的でチームから離れる 裏切り者は生かして置くな 其々の心理状態や人格を憑依させ再現されるリンチ殺人の細かな描写は余りにも醜悪だった 8月 予め埋める場所を決め今村道子の潜伏先から月田てる子が言葉巧みに薬物混ぜた酒飲ませ拉致 酩酊し動けない彼女(みちこ)に殴る蹴るの乱暴を加えた末に夏目洋太と大沢守男の2人がかわりばんこに首を締め殺害 黒木利一も同じ様にアパートで絞め殺し服を剥ぎ取られ印旛沼の周りに埋められる。


合間合間に挟まれる酷たらしい殺害描写を聞かされ発情した阿南と美奈の18歳未満禁止な場面や 体験談話して若返った気分になり食事を済ませ 死刑囚監房に老いた母親が差入れてくれた浴衣に初めて袖を通す玉井(バケモノ)の姿を挟みつつ 後に山岳ベース事件と称されたテロリスト達の殺し合いのエピソードは続く


裏切り者2人を殺し残り9人となった革命共闘は 同じく警察に追い込まれ長野山奥に潜伏していた倉重鉄太郎が率いる赤色パルチザン20人と合流 元々革命路線の違いから仲違いしていた彼等を加えての共同生活は初めからギスギスしていたと玉井(バケモノ)は騙る 裏切り者(くろきとみちこ)を殺す際に動揺していた敗北主義者 山岳ベースを出逢いの場所だと勘違いしてる恋愛脳を糾弾し 理想社会ソビエト連邦の人民裁判を真似た総括と自己批判 執拗に繰り返されるリンチの末に上杉和枝を取込み 総括行為の実質的リーダーとなったのは倉重だった。 気が弱い癖に女にモテる北川準が敗北主義者として戸張真や谷口淳子と共に縛られ食事も与えられず殴り蹴りつけられた末に死んだのは3日後の事 程なく死んだ谷口淳子や戸張真も裸に剥かれ死体は埋める直前まで執拗な凌辱を受ける 次に狙われたのは女で有る事を辞めようとしない高田ゆみ 髪を切られボコボコなった顔を鏡で見せられた彼女を嘲笑うメンバー達により虐め殺される彼女の姿に発情するメンバー達 死体までも玩具にする彼等の振る舞いを否定した新川次郎ともう1人……確かKだったと思うが覚えていない 友人だった筈の大沢守男等3人に代わる代わる薪で殴られ同じ様に殺された。  


寒さと飢え……余りにもお粗末な食糧状況と風呂にも入れない生活 自分でモノを考え判断する事が出来ず 弱い個体をいたぶり殺す事で本物の革命家となったと思い上がる彼等の振る舞いは更なる犠牲者を生み出し続ける。 銃砲店襲撃作戦を指揮し店主とその家族に執拗な暴行を加えただけでなく多くのメンバーの処刑に加わり死体すらも凌辱したバケモノはもしかしたら自分達も気紛れで殺すかも知れない 殺される前にアレを殺そう 上杉和枝に誘導された倉重鉄太郎主導で行われた大沢守男の総括(ごうもん) ボロ切れの様になった守男は倉重と及川厚志によりナイフで滅多刺しにされる 4人掛かりでタオルで首締め殺そうとしても殺せずアイスピックで心臓を滅多刺して漸く処刑 


総括を嫌がる敗北主義者の田所良晴を手に掛け真の革命家で有る事を証明して見せろ バケモノと化した上杉や倉重に監視されながら行った田所の処刑で使われたのはアイスピック 脱走未遂をやらかした赤井利和は拷問の末に自ら命を絶ち 女物の服を隠し持っていた理由で処刑されたのは浦川秋子 月田てる子はお腹の中に夏目洋田の子供が居ると言う理由で夏目共々総括の対象となる 麓に降りて資金を集めて来る筈だった松村伸は任務に失敗した事を理由に拷問され両足が凍傷となり山小屋へ置去りにされた 度重なるメンバーの処刑と脱落で僅か10人となった連合赤軍は包囲作戦を展開する司直の手を事細かに垂れ流すラジオニュースを武器に軽井沢へ逃走 


資金調達を口実に東京へ逃げていた倉重鉄太郎と上杉和枝はニュースを知り浅間山荘へ向かう途中で包囲網を敷いていた警官隊に取り押さえられる 玉井達と山中で逸れた残るメンバーも次々と逮捕され 玉井をリーダーとする僅か5人の赤軍派メンバーは偶々目に付いた浅間山荘へ逃げ込み管理人の妻を人質に立て籠もる 銃撃戦の末に多数の負傷者と警官2人 民間人1人を射殺した玉井潔は他の取り押さえられたメンバー共々裁判に掛けられ死刑判決を申し渡された 獄中で倉重は首吊り自殺 メンバーの1人はハイジャック事件を起こした赤軍派により解放され共に北朝鮮へ逃亡したものの 玉井と和枝だけは赤軍派メンバーからも嫌悪され牢獄に置き去りにされた  


殺した私達も殺された若者達も "本当はみんな良い子だった筈なのに何故こうなった" そう嘆き断末魔を迎えた玉井(バケモノ)を包み込む様に降り注ぐ光の雨 死へと向かう玉井が尚も恐れるのはあちらで殺した仲間達が待ち構えているのかも知れないと言う絶望感。 陰惨な物語はこうして幕を閉じる。



考えてみると魔女狩りを始とのする異端審問の類いは大体こんな感じですよね だから私は人狼ゲームが心底嫌いです 殴り合いなら真正面からやらないと後味が悪いし脚の引っ張り合いは見苦しい。


2020年10/29追記:調べてみたら原作のKに該当する人物は実在しませんでした 小屋で餓死してた松村伸に該当する人物が総括の最後の犠牲者=14人目となります。


2020年10/31追記:折角だから映画 "突入せよ!あさま山荘事件 02年" 借りて見て文章纏めてます 書き終え次第投稿しますのでもう少しお待ちを 多分11月にずれ込むかな?


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― 新着の感想 ―
[一言]  赤軍に関しては、不勉強ゆえほとんど知らなかったのですが、女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人たちも真っ青な鬼畜ぶりですね。オウムにしてもそうですが、本当に怖いのは真面目な性格の確信犯なん…
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