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空の青さを知る人よ 19年

2022年7/29深夜〜7/31夕方 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿

挿入歌の選曲に色々世代差感じたねぇ 私の頃はブルーハーツ1色だったよ なお尾崎豊は歌詞が幼稚で何かオッサン臭いと論外でした(苦笑)

【 実の親よりも頼りにしてる姉の彼氏に憧れベース始めたけどその思いはどうしても届かないし届けちゃいけない そんな彼女の前に現れたのは13年前から何ひとつ変わってない憧れのその人=金室慎之介と都会でプロのミュージシャンとして揉まれ挫折しそれなりに老け込んだもう1人の慎之介 埼玉県秩父市で繰り広げられる少しだけ不思議で優しくもちょっとだけ心に刺さる物語 とは言えあくまでも青春真っ只中な女子高生視点だから 野暮な揚げ足取りは無しでお願いします。 】


★見てて連想したのが本作とは真逆で色々えげつなかったし胸糞悪かったけど 今思い出しても痛み伴う郷愁誘う山本直樹せんせの BLUE 91年  そーかこんな風に描けば版元回収されなかったんだ(苦笑) 世代違うし原作者は絶対知らないと思います 知ってたらハッピーエンドなんて■んでも書けない


英題:HER BLUE SKY

彼女の青い空

日本 オリジナル劇場公開アニメ

原作:超平和バスターズ 秩父舞台な三部作のラスト

2020年 ベトナム/マレーシア/台湾の3ヶ国で上映

ノベライズ:額賀澪(ぬかがみお).著 角川文庫/つばさ文庫.刊

電撃文庫版 Alterntive Merodies は(みさき)鷺宮(さぎのみや).著

コミカライズ:2019〜2021年 全4巻 蜷川(にながわ)ヤエコ.画

コミックNewtypeで連載


 令和4年7月30日 台風5号はぎりぎりで掠めただけだったけど只今気温29度越えな熱帯夜 7月は僅か2ヶ月ちょいの生を全うしたウズラ猫看取り どうしようもないクズによる安倍前総理暗殺なんて胸糞悪い事件が起き またしても武漢コロナ蔓延で色々予定が駄目になったし トドメに高校時代の恩師が亡くなったりと精神的に凹む事が多かったので来月こそは楽しい事があれば良いなと願いつつ 良い歳こいたオジサンには眩しすぎて正視出来ない甘酸っぱさと郷愁誘う物語でも…… 実は此れもハードディスクの肥やし⇒DVD焼いたら日焼けでそろそろ試聴不可能と言う理由で慌てて取り上げてます とは言え既に後半戦が見れないから此れから再レンタル ついでに見たら絶対泣くよと当時色々NET上で書かれてた秩父三部作の残り2本と見る機会逸したままの他の名作も……但し他にも取り上げたい物語が色々有りますので追々となるのは勘弁を


あなたは子供の頃の夢や初恋の様な憧れと挫折に心残りは有りますか? 


とにかく生き残り仕事覚えるので目一杯、過去なんざ振り返ってる余裕は全く無かった20代の頃ならいざ知らず 私の様にそろそろ棺桶に片脚突っ込んでる歳になると当時やらかしたイキり発言その他がフラッシュバックし、頭抱えのたうち回る事になります 思い出は綺麗なモノばかりじゃ決してない 永遠に記憶の彼方に封じたいことだって山程有るんだよ(汗) 平坂読先生のラノベ部って小説で赤ん坊の頃から腐れ縁な男女の幼馴染みが 互いの古傷えぐり合う愉快な罵り合いの回が有りましたが 振り返って見ると当時の異性に此れ穿り返されたら死ねるなという案件が余りにも多過ぎる (特に幼児の頃、ずっとままごとにつきあわされた隣の○○○○とは絶対再会したくねぇ(汗)) 高校時代にそんな共通体験持ってる同級生達と月1で飲み会やってますが馬鹿やった話は色々出来るけど 殴り合いの喧嘩に発展するから恋愛談義やエロ云々は本気で避けてますし 小学生や中学生やってた頃のクラスメイトとは酒入っても会いたくない(爆笑) 世の中そんなもんじゃ無いでしょうか


なおこんな前振り書いてる最中、連鎖反応的に山本直樹先生の発禁⇒18禁となり再版となった "BLUE" の主人公が自分のドッペルゲンガーに悩まされる色々キツいラストシーン思い出し 続いてリーマン時代の私を深刻な鬱に追い込んだ "僕らはみんな生きている" の陰惨なオチ(91年の映画版はハッピーエンド)を思い出しちまったい 本屋行って再版かワイド版見付からなかったらうろ覚えの記憶穿り出して書いてみようかと思います 勿論18禁要素は巧みに誤魔化しつつね



【 "井の中の蛙 大海を知らず されど空の青さ(または深さ)を知る" 元々は莊子の書き残した文筆からだったそうですが下の1節は日本に伝わり付け加えられたもの 格言なんか社会に出てしまえばなんの役にも立たないと嘲笑われるんでしょうが 其れなりに歳を経ても自分が知らないことはかなり多いんだなと思い知らされます そもそも工業高校の国語/社会科/英語なんてかなりウェイト低かったもんな(汗) 歴史に至っては此れ書きながらNETや図書館通い詰め学んでる真っ最中です 】


★本来は広い世界を知らないから駄目なんだ⇒物事を絞り込み突き詰めるからこそ見えてくるモノも有るから必ずしもそうじゃ無いと変わったそうな 何にせよバランスが肝心 ところであの歌で故・夏目雅子様が三蔵法師演じたドラマ思い出す平成生まれはどれぐらいなんだろう


 卒業したら東京へ……私はミュージシャンになりたいんだ 埼玉県秩父市の高校2年生 相生(あいおい)あおい(以降アオイ) の日課は学校帰り秩父橋のベンチで車で迎えに来る姉 相生あかね(以降アカ姉)を待つ間も欠かさない楽器(ベース)演奏 彼女が音楽に嵌った原点は高校時代のアカ姉の交際相手でバンドのリーダーだった 金室(かなむろ) 慎之介(しんのすけ) 大きくなったら演奏メンバーの仲間入り だが13年前に両親が交通事故に巻き込まれ家族はアカ姉だけに 東京の専門学校へ行く筈だった姉は慎之介(しんの)と別れ地元市役所市民生活課職員となり今に至る 自宅近くの御堂で集まり共にバンド演奏に興じていた幼馴染みのメンバーは其々別の道へ 割と早く結婚したけど嫁の浮気が原因で子持ちバツイチとなった中村正道(なかむらまさみち)が姉と同じ職場の観光課に居り未だに独身貫くアカ姉に必死にラブコール送ってるが飄々と生きてる彼女には糠に釘 ちなみにその息子で小学5年生の中村正嗣(なかむらまさつぐ)が懐いているのはこの物語の主人公(あおい) 


アオイは決して感情的(ヒステリック)にならず誰にでも優しいアカ姉に内心引け目を感じている あの時、自分が泣いて喚いて割り込んだせいで慎之介とアカ姉が別れたんだと 正道(みちんこ)の企画立案通り始まる町興しの音楽イベント ミュージシャンは必ずしも仕事に恵まれるとは限らない 実は誰かさんが迎えに来る日を未だ待ち続けてるアカ姉の望みは、妹アオイの大学進学だけど彼女自身は独り立ちを望んでいる もやもやした気持ち抱えながら日課となっている御堂(おどう)でのベース練習 居眠りしていた所を轟音で叩き起こされ突っ掛かってきたのはあの時と何ひとつ変わらない高校生のままな慎之介(シンノ) 慌てて家に駆け戻りシンノが御堂にと言い掛け躊躇する もしアレが幽霊だったとしたら 名前聞いただけで動揺している姉はどんな反応するんだろ…………咄嗟に誤魔化し色々有ってアカ姉呼びに来た正道(みちんこ)正嗣(つぐ)と共に駅へ今回のゲスト=演歌歌手の新渡戸団吉(にとべだんきち)を出迎えに 


御当地ソングを作るなら直接その土地を周り取材するのが礼儀だろう……次いでに仕事不定期でただ食うのも大変なバックバンド等メンバーにも役得有るし イベント日より1週間も早めに現地入りしたチームの中にはバックミュージシャンとして雇われた其れなりに歳を経て色々ヤサグレモードな金室慎之介の姿 此処に本物居るとしたら御堂に居る幽霊は何なんだ? そのまま歓迎会に向かうアカ姉と正道に後任せタクシーで自宅戻ったアオイは正嗣(つぐ)に付いてきて貰う形で訳の分からない存在が閉じ込められたままの御堂へ駆け込んだ 無愛想でバカで真っ直ぐなアオイは俺が支えるんだ 父親(みちんこ)ゆずりの賢明さ持つ正嗣(つぐ)も頭抱えたくなる面倒くさい事態 御堂に封じられ触ったり会話する事は出来てもトイレや風呂の心配は必要ないみたいだし食事も嗜好品扱いで別に飲み食いしなくても大丈夫な2人目の慎之介は取り敢えずシンノと言うことに


今もアカ姉に未練たらたらだけど合わす顔が無いと酒に逃げる慎之介 二次会三次会と飲み歩いた挙げ句、ジビエの鹿肉を半生で食べお腹壊して病院に緊急搬送された伊藤(ベース)児玉(ドラム)の代わりにアカ姉の提案でバンド演奏に加わることになったアオイと正道(みちんこ) アオイ同様、進学も就職も御免蒙るから良い男捕まえてさっさと専業主婦(永久就職)したい親友 大滝千花(おおたきちか)が慎之介にモーション掛けたり ずっとボッチだったから独り善がりなアドリブ入れるアオイを怒鳴る慎之介 それとは対照的に御堂での特訓に付き合うシンノに嫉妬する正嗣(つぐ)のあれやこれ ライバル呼んで決着付ける 色々男らしい覚悟決めてた正道(みちんこ)の姿に動揺し 色々有って子供の頃の片思いが再びぶり返し情緒不安定気味なアオイの葛藤 遠く離れた埼玉と東京 何だかんだ言いつつも両思いなままのアカ姉と慎之介の傍から見てると何だかなとなる遣り取り 何時もニコニコ微笑んでるアカ姉が好きな相手にだけ見せる喜怒哀楽に思いっ切り動揺したり 妹と向き合う為に密かに付けてた攻略ノート読んで泣き崩れるヒロインの描写 俺はアオイの側に立てる男になってみせる ヒロインが大好きな正嗣とシンノの男同士の話合い 雨の中シンノと向かい合い秘めた思い告白しちゃんと振られるヒロインの涙とケジメ


東京へ旅立つ日、弱い自分を許せず未練と愛用のギターを御堂(ここ)に置いて来た慎之介とシンノの対峙 新渡戸の落とし物を探しに日野の廃トンネルの中へ 地震に巻き込まれたらしいアカ姉を救けて欲しいと御堂に駆け込んだアオイの気持ちに応えるため封印破るシンノ アカ姉救出するため空を駆ける2人を走って追いかける慎之介 山々に囲まれた四角い盆地=秩父市での生活を牢獄の様に窮屈に感じていたアオイとシンノは超常的な力に振り回されながらも故郷の美しさや空の青さに目を細める 大人になった自分と対峙し漸く自分が生まれた理由を知ったシンノと色々有ってもしっかりマイペースなアカネの対話 


伏線だったおにぎりの具を巡る他愛もない遣り取り ヒロインが1番で自分が2番な彼女が好きだと改めて気付いたシンノと慎之介 あの時の未練と迷いが具現化したシンノが消え慎之介に戻る光景を見たくない やっぱり失恋引き摺ってたアオイは途中でタクシー拾うから3人で先に戻っててと背中押し 泣く姿を誰にも見られたくないと独り駆け出す シンノが車の後部座席で消える瞬間アオイに吹き付ける突風と一瞬見えた美しい幻 誰も見てないけど泣いて無いと強がる彼女の目に染み入る何処までも青い空 そして物語はエンディングへ


エンドロールで描かれる後日談 色々悩んだ末に高校卒業⇒ストレートに大学受かり進学したヒロインと母親の様に勝ち誇るアカ姉のスナップ 縁を繋いだ慎之介とアカネは紆余曲折経て婚姻結びウェディングドレス姿の姉に感無量なアオイと千花 ヒロインに並び立つ男になると高校への入学決めた正嗣と夢を叶える努力怠らない息子を誇る正道の姿 どうもノベライズ版ではその後本当にプロのミュージシャンとなったアオイの凱旋ライブの場面有るらしいが未読なので勘弁を



2022年8/8追記 : 年齢が其れなりだったから覚悟はしてたけどルパン三世の次元大介やジェームス・コバーンの吹替 そしてエギーユ・デラーズを演じた小林清志さんが死去 亡くなったのは7/30で肺炎だったとか 謹んでご冥福を……初代ルパン三世の男性メンバーはみんな居なくなってしまったね

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