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天刃  作者: 弐式
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少年の手助け

卯月、皐月を捕えた後こっそりと文月と一緒に神宮を脱出。捕えた卯月、皐月はともに邪魔をする二人に難色を示していた。

今後の卯月、皐月の扱いをどうするべきか悩んでいたところにシカイが提案。アセレスティアの元騎士であるシカイの口添えで重要参考人としてアセレスティアで二人は捕えられることに。弥生、文月をズヴィアの手の者であるとバラす可能性があったが、シカイがアセレスティア王に弥生、文月は味方であると訴えることで解決となった。

アセレスティアからの迎えの馬車に乗ってシカイは一時流頼から離脱し卯月、皐月とともにアセレスティアへ向かうことに。


シカイと別れた弥生、ユラ、文月、そして文月の世話役であった彩の4名はいまだどうするか考えていた。

ユラ、彩の両名は弥生、文月に今後どう行動したいのかと尋ねる。弥生、文月ともにズヴィアに対する忠誠はあるが神隠しには賛同しがたいとの答え。両名とも目の前の友人であり仲間が道具の元として自分らのような存在を作る元にされるというのは了承できないらしい。

おそらく他の天刃も大陸にいるはずと、いまだ神隠しの起きているクレウィント・リ・アースへ向かうことに。


そのころ如月、水無月、葉月、霜月は神隠しを盛大にあおり弥生、文月を誘い出す作戦を決行させていた。弥生は物理戦、文月は魔法戦であるため魔力を混在させる場を作り出し同行者の魔力も低減させ、戦闘を行うつもりであった。そして、もう一つ。


街についた流頼はカザベラとシエットに出会う。ともに流頼の名を聞きギルドに参加したいというのだ。それを邪魔する少年、アーゲアとも出会った。少年はその二名は恐ろしい悪魔の使いであるというのである。しかし、少年のたわごとと流頼は少年の言葉を聞き入れなかった。

その後、依頼を持ってきたというカザベラとシエットとともに遺跡へ、そこで如月、水無月と出会う。これは彼らの罠であったのだ。

戦うべく戦闘態勢をとる弥生、文月の背後からカザベラとシエットが強襲。魔法攻撃であったため文月の損傷は少なかったが弥生は無事とは言えない。

カザベラとシエットは葉月、霜月の変装であったのだ。ともに魔力を持つ人間に偽装していた。

あわや…というところで少年、アーゲアが助けに来た。しかし、少年の力も微量であり救いには遠い。

逃げ場もない流頼の面々はそのまま遺跡の奥へと向かい、深い谷底の下に消えた。


遺跡内にできていた地割れに巻き込まれた一同。さてはてどうなるやら。

『戯言は時に真実。しかし幼すぎてはどれでも戯言。

これ、いかに』

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