ふれあえば壊れる
リンブベルムにやってきた弥生たち。ここでも神隠しの話題が出るが、アセレスティアのように大事ではない。
もともとリンブベルムは神の国であり、人の死や人の行く末などは自然の流れに任せる風潮が大きい。よって天に召されたと言っても大事にはならない。
一般庶民は通常通りに過ごしているが、なんでも神宮の様子がおかしいらしい。依頼のタネがあるだろうと流頼は神宮へ向かう。
一方弥生の捜索、確保または破壊を命じられた卯月、皐月、長月は南の港で行動していた。
作戦を受けた彼らは長月にサンプルの採取を任せ卯月、皐月の2名で弥生を捜索することに。
神宮にて弥生は神宮に文月が捕えられていると耳にする。神宮内で単独行動をとり――たかったが無理。結局、捕えられた人物が自分の記憶に関係しているかもしれないと言い、流頼で行動することに。
文月と合流、内緒話として現在の状況と本部についての話しをする。流頼が文月にこの場にいる理由と弥生について聞いてくるので文月も記憶喪失を装うことに。実際、神宮内では記憶喪失として何もしゃべってはいない。
文月に本隊と合流できたら弥生は本当に本部に戻るつもりなのかと聞かれる。当然だと答える弥生に文月はそうは見えないと答える。弥生が文句を言いながらも誰かと行動している時点で異常だと。神無月とあった時点で手のひら返しに同行者を殺すべきだったのではないかと問われ。弥生は答えられなかった。
その後、神宮が強襲。卯月、皐月の両名による仕業である。神宮を焼き払い燃え盛る状態で流頼は逃げる人々の手伝いをすることに。
誰もかれも逃げ出す中で流頼は捕えられている文月の救助へ向かう。理由を弥生が尋ねれば弥生のことを知っていると答える。道具を人間扱いである。
いっぽう文月も世話係に助けられておりともに困惑状態。
流頼は文月のもとへ向かう途中で卯月、皐月と出会う。弥生を反逆者と言い、弥生は反論。しかし事実そうとしか取れない状態であった。
反逆者でないなら同行者をサンプルとして差し出すべきと言われ困惑してしまう。迷い=黒。任務を弥生の確保から破壊に変更した両名と戦うことに。
勝つか、負けるかというところで文月がやってくる。弥生は壊れている、破壊に力を貸せという卯月、皐月の両名に対して文月も異議を唱える。
結果、流頼と文月に、卯月、皐月の両名は敗れることとなった。
その後流頼に説明を求められた弥生と文月であったが、ともにズヴィアの者であるとは名乗ったものの、詳しい説明をすることは無かった。理由はズヴィアが不利になる情報であるからである。未だ帝国を見捨てることができない二人に流頼は助け合う仲間だから、それでも良い、と詳しく聞くことは無かった。
弥生、文月ともに帝国の繁栄のため他国の人間を犠牲にすることに疑問を感じ始めていた。
道具に意志は必要なのか…イン○ルのCM的な意味で。俺は時間を操作する時計はやだぜ。もうちょい普通に気をきかせてくれ。
『根本に思う思想、心理、通常、日常。
価値観の違いからそれは悪にも善にもなりうるものだ』




