報告書その1
□報告書
天人の業の解析終了。暁を魂の拠り所とし天刃を生成。
壱、弐、参、四、伍、の計5の検体を作成。
番号順に能力を散布。魔の力を宿そうとするも失敗。理由は明白。神に愛されぬ土地の試料を使用したのが原因と特定。
検体の性格的問題があり。戦闘力は申し分なし。十分に戦力として使えると推定。時期戦力として訓練開始。
対物理戦にて多大な威力を発揮。対魔力戦については情報不足。
模擬的に作戦を課す。作戦内容は神に愛されし土地の試料の奪取。――結果、成功。
隠密行動も定評。性格的問題は作戦時には認識されず。よって問題は無し。
神に愛されし土地の試料をもとに天刃を生成。第二次生成と命名。
六、七、八、九、十、壱壱、の計6の検体を作成。
魔力値を確認。しかし同等量の物理値が減少。原因を究明。魔力が物理を損なわせるという見解もあるが、いまだ理由は不明。
第二次生成隊の性格的問題は減少傾向。しかし我らに慣れぬ魔力が不安材料。
事実、対物理戦で難色。魔力戦の戦闘計画を練り直すことを提案、受理、以後思考へ。
三度の生成を決定。神に愛されし土地と愛されぬ土地の混合物となる。
壱弐、の計1体の検体を作成。
魔力値を確認。物理値も確認。しかしどちらも良識外。
訓練による大幅な上昇がみられるため潜在値は高いと推定。しかし時間がない。
第一次、第二次、第三次の計12体の天刃を用いて作戦を決行するとの達しが来る。
時間がない、しかし、時間がない。
検体を用いて作戦を実行。
壱、弐、は本国にて待機。参を軸とし四、伍、七、を魔法国家へ。六、八、九、を神国家へ。十、壱壱、壱弐、を旧王国へ送る。
任務内容は要人の暗殺。結果――成功。しかし問題点あり。
2体の帰還が未確認。捕えられた場合は自決するよう設定してあるため情報漏洩は無いと推定。
問題点は戦力の減少。また低番号の優秀体が未帰還という事実。
外世界の魔力にいまだ我が帝国の力は及ばぬというのだろうか。
未帰還の2体の代わりに天刃を生成しなければならない。戦力の復旧、戦力の増強。
すべては、我が帝国がこの世界の帝王になるためである。
いったいコレが誰か、とかは後にわかるんでまちんさい。




