星に仕える者達【前編】
シリウスが星辰の座の中に入るとすでに7人もの12使徒が集まっていた。
〈日輪の魔術師〉〈鉄壁の赤戦士〉〈日光の時の魔女〉〈冷徹の魔女〉〈暗星の魔女〉〈霧の魔女〉、そして国王の7人だ。
それに加わって〈深海の戦士〉とシリウスがいるから残りは4人。
ゼレニオはすでに席に座っていた。
シリウスはどこに座ればよいのか困っていると、国王と目があった。
国王はシリウスを見ると共にこう言った。
「君がシリウス殿だね?君の近くにある背もたれの縁が緑色の席に座ってくれ」
シリウスは少し目を見開いたと同時に礼をして席に着いた。
数分すると、〈旋律の魔術師〉と〈翠命の魔術師〉が来た。それから星辰評議が始まる10秒前になると、駆け足まじりで〈天上の魔術師〉が〈星影の魔女〉を連れてやってきた。
「遅れてすみませんっ!」
ヴィオラが焦りながら謝った。
12使徒の中で時間に厳しいウラナとメルクスは数秒遅れただけですぐに怒る。
ヴィオラはそんなウラナやメルクスに恐怖心を抱いているのか、すぐに謝った。
「ほらっ。リシアも謝って」
「…」
リシアは少しばかり焦った。
(さすがにウラナとメルクスを怒らせるのは面倒くさいことになりそうだな…)
この結論に至って0.5秒。
「…遅くなってすみません」
とても小さい声だったが心優しい国王は許した。
「大丈夫だ。まだ星辰評議は始まっていないからな…もう始まるが…」
最後の方は声が小さくなっていて聞こえなかった。
12使徒達が首を傾げたが、国王は話を逸らすように今回の本題を告げた。
「さて、今回の本題は新しい仲間についてだ。詳しくは等星や称号を決めるぞ」
「まずは自己紹介をよろしく」
国王に指名されたシリウスは心臓の鼓動を速めながら席をたった。
「はい。ノアリス連邦から来たシリウス・フェアラスと申します。年齢は18歳、使う魔術は基本攻撃魔術の風魔術です。不束者ですがよろしくお願いします。」
そう言ってシリウスは席に着いた。
「よろしくね〜」
「これから頼むぞ!」
「よろしくお願いします」
12使徒は強いイメージもあるし、それぞれ個性が強いが、仲良くなれそうな人達だ。少しシリウスは安心した。
「それじゃあ次は等星だな。等星は魔力量、検定の判定などで決める。今からそれらをもう一度、確認させてもらうよ」
そう言いながら国王は護衛の人達を呼んで魔力測定機を持ってくるように指示をした。
基本的に魔力量は12使徒になる前に国王とソルによって証明はされているものの、あれから1ヶ月は経つため、量が多くなっているかもしれないのだ。
だからもう一度量ることになっている。
護衛の人が魔力測定機を机の上に置いた。
この世は、
セインは基本的に0〜5
アリンは平均30〜100
ルナリスは魔術を使うにあたって段々と器が増えていくため、50〜150
一方12使徒は300〜800だ。
魔力量が300以上ないと12使徒にはなれない。
シリウスがどきどきしながら魔力測定機に手をかざすと、
結果は―680。
12使徒の中でも上の方だ。
12使徒達が驚いていると、今まで黙っていたソルが一つ咳払いをして、シリウスに質問をした。
「シリウス、魔術検定は何判定だった?」
「えっと…確か知識がA判定、武術や剣術がBでした。」
魔術検定では色々な判定が隅々まで出る。
魔術関係なく、武術や剣術、体術まで。
「…3等星だな。」
「そうですね…これは凄い」
「見事だな…」
ソルが等星の位を提案すると、12使徒と国王は同意した―。
そして彼の等星はソルと提案にして決まった―。
長すぎたのでカットさせてもらいました。
こちらは前編です。後編は後日。
さて、今回はシリウスメインの登場です。
後編はリシア逃亡事件です。
ちょっと意味が分かりませんが…
まぁ読んでくだされば分かります。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
これからも夜巡りの星継者をよろしくお願いいたします。




