(自称)優しいポラリスさん
ここまで読み進めてきたあなたは、きっと1つの疑問を抱いているはずだ。
――〈災い〉とは、いったい何なのか?
「おっと。その疑問には、(自称)優しいポラリスさんが答えてあげよう。夜輝の星における〈災い〉について、ね」
簡単に言ってしまえば、〈災い〉とは――
自然災害、争いごと、疫病など、世界に起こるあらゆる“問題”の総称だ。
「もちろん、魔術を使って戦う世界だからね。魔物や怨霊による争いも含まれる。むしろ――1番多いのは、魔物による〈災い〉かもしれない」
そして、と彼は少しだけ声を落とす。
「やっかいなことに、〈災い〉は魔術師を避けるようにして、権力が集中していない場所に現れやすい。しかも、危険度はレベル1から7まで制定されているんだ」
アリンであっても、剣術を修めていれば、多少なら戦うことはできる。
ルナリスであれば、レベル2から5までは一般的な魔術師でも対処可能だ。
だが――レベル6になると、普通のルナリスでは戦うことすらできなくなる。
下手をすれば、足手まといにしかならない。
「だからね。レベル6以上は、〈天星の12使徒〉でなければ対処できない領域になる」
さらに言えば、レベル5の時点で難易度は跳ね上がり、
レベル7ともなれば――12使徒でさえ、命懸けでようやく討伐できるほどだ。
「ちなみに……自分は案内人だから知っているんだけど――」
――その先の言葉は、突如として歪んだ。
「……け#@;いは$た:のし?かん¥う:のもん¥]やちあ¥の"#い%&らで!じ#いに(#$"(&)¥っ'&し"る)?よ」
ノイズ混じりの声が、かすれていく。
「あぁ……制限が、かかってしまったか。
ついでに……もう、時間みたいだ」
最後に、どこか名残惜しそうな声が響いた。
「それじゃあ、ここでお暇させてもらうよ」
――元天・#?2使@
【氷華の魔:+@】
ポ?リス・ゼ`#より




