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光の精霊の国「ルミナリア国」

そうして本を閉じようとした、そのときーー。


ーーパキッ


外で小さな枝が折れる音がした。


(……え?)


森が近いこの家ではおそらくよくある音のはずだ。

しかしその直後ーー。

リシアの肌に、ごく微細な’’魔力の揺れ’’が触れた。


(……今の、何?……この感じ、()()………?)


彼女はまだ転生して2日目だ。

当然、魔力の揺れなど感じることが出来るわけない。

ーー恐怖はない。

ただ、不思議な’’違和感’’だけが胸に残る。


魔術を心得ていない物なら、絶対感じないほどの微細な揺れ。


だが、感覚に関する神経が鋭いリシアだけはそれを捉えてしまった。


(この山って……。本当に、何もないのかな…)


転生2日目の不安と好奇心が入り混じる。

魔術を初めて行使して数時間のリシアが気付くはずがない。


今感じた揺れは、何者かが魔術を行使するときに感じる魔力の余波だということを。


「ちょっとだけ……見てみようかな」


そうつぶやいて、リシアは玄関へ向かって歩き出した。


扉を開けると、外にはーー何もいない。

しかし、リシアが扉から数歩出た瞬間ーー。


ーー目の前にわずかな風が通過した。


え、とリシアが口にするより速く、右の方からまた、先程よりも遠い突風が吹いた。


リシアが右を向くと、そこには数十人の性別や年齢を問わない物達が(そび)えていた。

リシアは、家の前にずらりと並ぶ存在を前に思わず息を飲んだ。


太陽がまぶしく照りつける昼下がり。


影は濃く落ちているのに、目の前の存在達だけは、なぜ影が薄い。

輪郭のあたりがふわりと揺らぎ、太陽の光を反射して淡く透き通って見えた。


(……人?にしては、なんでここに……。今まで1度も人の気配は感じなかったのに…)


リシアが話を聞こうと存在達に数歩近づいた瞬間ーー。


「ーー止まって」


集団の先頭の方から声がした瞬間、光が弾け、リシアの足元すれすれを、白い閃光が貫いた。


「次、1歩でも動いたら、次は当てるから」


その声は鋭く、冷たい。

数十の集団の先頭に立つ、10歳くらいの少女が少し宙に浮かびながら発言した。

指先には、まだ消えきらない光が揺れている。


「……()()()、誰?」

今回は記法挿入を追加してみました。

段々と主は進化しています!(?)

今後とも夜巡りの星継者を宜しくお願い致します。

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