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ビクトリアの真珠  作者: 東武瑛
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ヤンの忠告

翌朝

ホンコンインターナショナルスクールでビクトリアは親友のトレイシーに昨日の話をした。

「へー。中国人にも良い男がいるんだね」とトレイシーが言うと「国籍は関係ないわ」とビクトリアは言った。

「でも、付き合えないでしょ。何処に行けば会えるかも分からないし」とトレイシーが言うと「デパートの近道に行くと会えるかも知れない」とビクトリアは答えた。

「止めなさいよ。あそこは危険よ。香港でも一番危ない場所なの、アンタ知っているでしょ」とトレイシーが言うと「でも会いたい」とビクトリアは思った。

その頃、チャンは紡績工場で働いていた。

そこに兄貴分のヤンが来て言った。

「昨日、ウェイと喧嘩しただろう」

「ああ」とチャンが答えると「一人で動くな。ウェイの一味はお前を狙っているぞ。我々ドラゴングループはお前を失いたくない。お前がいないとウェイのタイガーグループにシマを取られる」とヤンはチャンの肩をポンと叩き、「何だ、そのネックレスは」と言った。

「拾った物さ」とチャンは言った。

「ふうん、そうか。でもお前に似合うな」とヤンは言い、その場を離れて行った。

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