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結び
結婚式の日取りが決まり、ビクトリアはもう一度、チャンに会いたくてスラムに行った。
新聞売りの少年に「チャンさんに会いたい」と言うと「待ってな」と言って少年はチャンを呼びに行った。
暫く待っていると包帯姿に松葉づえで体を支えながらチャンが現れた。
チャンはビクトリアに近ずくと「お前が好きだ」と言った。
意外な言葉にビクトリアの目から涙がこぼれた。
チャンはビクトリアを抱きしめ、「一緒になろう」と言った。
チャンの仲間達がその光景を見て祝福した。
夕陽が上り、その光がビクトリアとチャンを照らし、輝いていた。




