#8 アークヴェスト学園入学試験
ここは、アークヴェスト王国のアークヴェスト学園前・・・。
{えっ?名前が手抜き?気のせいです(笑)}
そこに、今日の入学希望者がやってきた。彼の名前はタク。異常なまでのステータスを
持ち、なお、教養を得ようとする強欲な男・・・。
「ここが、アークヴェスト学園か・・・。」
「待っていたよ。タク君。」
「・・・どちら様でしょうか・・・?」
「ああ、自己紹介しよう。学園長のホルスだ。私もエルフだよ。」
「学園長が直々にいらっしゃるのですね・・・。あと、男性エルフですね。
エルフ多くないですか?」
「多くはないよ。君がたまたまエルフと多く会っているだけで。さてと、無駄話は
入学してからにしようじゃないか。さあ、試験だ!!実力を見せてくれ!!」
「あ、はい。了解です。」
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~試験室にて~
「ここが、試験室ですか?」
「ええ、そうです。広いでしょう?この国一番の学園とも言われていますからね。」
「通りで、素晴らしい施設だと思いました(苦笑)。ところで、どんな試験を?」
「そうですね、筆記と実技の両方ですが・・・訳有って、この世界の事・・・
何も知らないんでしょう。筆記は・・・免除しよう。もちろん、その代わりといってはなんだが、一年生・・・からになりますがね。」
「ありがとうございます・・・。助かります。・・・あれ?この世界と言いましたか?
私は訳有って、しかいってなかったと思いますが・・・。」
「オルト商会・・・とも、ギルドとも、繋がっているこの学園が知らないとでも?」
「それもそうでしたね。気にしても仕方が無さそうなので、試験・・・
始めてもらえますか。」
「ええ。もちろんです。最初は魔力測定・・・ですが。」
「魔力測定ですか・・・。この学園で首席を取るには、どのくらい要りますかね?」
「そうですね・・・君なら余裕なんですが・・・。現在の学校首席の者は
魔力量[MP1000000]ですね。」
「では、魔力量[MP5000000]で、登録していただけますか?」
「・・・わかっていても、負けるのは悔しいですね(苦笑)。調整後、この道具に手を
お願いします。」
「はい、これでお願いします。」
「これで登録されました。次は魔法試験ですが・・・証明書に書かれているのを見ると・・・ずいぶんと少ないですよね?まるで、これまでに使ったものしか書かれて
いないような・・・?」
「それについては、完全にシークレット。または、契約レベルなら構いませんよ。
お伝えしても。」
「・・・ここまで長く、学園長をしていて、こんなに、期待できる生徒に
出会えたんです。構いませんよ。契約で。」
「でしたら・・・契約用の紙とか有りますかね?」
「ありますが、こちらで構わないでしょう。【絶対的な契約】」
「・・・その魔法は・・・【契約】の上位魔法ですか。どのレベルかは
知りませんが・・・。」
「ええ、これなら安心でしょう?」
「はい。契約内容は他言無用。で良いですね?契約承認。」
「契約確認。」
「では、説明しますね。秘匿されているメインスキル・・・名前は言えませんが・・・
それによって大抵の望む力は手に入ります。よって、スキルでもなんでも、やろうと
思えば得られますよ。」
「・・・・・・(唖然)」
「これが、全てではないですが、正体です。戻ってきたら、続きをお願いしますね。」
かれこれ12分17秒後・・・
「・・・はっ。とりあえず、思考が処理できたようなので(私の)続きをしましょうか。
といいたいのですが・・・実際もう意味がないんですよね(苦笑)。合格にしておきます。こっちにも書類が必要だから・・・今日から4日後ぐらいに入学でいいよね?」
「ええ、構いません。よろしくお願いします。ところで、僕の年的には何年生くらいに
当たるんですかね?」
「えーと、君が・・・13才か?となると、7年生かな。」
「ということは・・・次の年で8年生になるんですね?」
「ああ、その通りだ。」
「では、1~7年に在学にしてくれませんか?」
「はい???君は今、何て言ったのか自分で分かってる?」
「ええ、ですから、こういうことです。(作者~)」
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『呼ばれて、飛び出て?』
「いいからいいから、それでですね。並列存在とか、思考加速とか並列処理とかの魔法
ください。1~7年の勉強を一気に受けます。そこからは普通に在学ですね。」
『これまた、横着な・・・。まぁ、そういう方法もあるしね・・・、他にも他の子と年が離れるのが嫌なんでしょ?』
「そういうもんです。いいですかね?」
『構わないよ。えーとじゃあ、片っ端からそれができるような魔法を
あげていくからね?』
「お願いしま~す。」
『えーと・・・【並列存在】、【並列情報処理】、【思考加速】。
これで行けるはず。』
「ありがとうございます。」
『次回ぐらいにゆっくりお話ししましょうね?』
「・・・えっ・・・あ、はい。」
『よろしい。いってらっしゃーい。』
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~戻ってきた~
「【並列存在】、【並列情報処理】、【思考加速】。」
「増えた・・・。しかも・・・独自に思考している?」
「これが出来れば・・・いいですよね?」
「本当に規格外だよ・・・。同一人物として扱ったうえで、それぞれの教室に
所属してもらえばいいかな?」
「ええ、それでお願いします。」
こうして、タクの入学が決まった。
次回、作者とスキルについてお話。そしてついに、モンスターに対する蹂躙が始まりますかね??
次回もよろしくお願いします。