#4 商人オルトの実力と新たな力
商人が降りてきたようだ。
降りてきたのはぱっと見20代くらいの若い男性だった。
「終わりましたか・・・?大丈夫ですか?お怪我は・・・?」
「あぁ、大丈夫だ。こっちのタクが助けてくれた。」
「そちらの・・・?」
「あぁ。」
「ありがとうございました。私の商品達も無事なようで良かったです。お二人とも怪我も無いようですし・・・。」
「怪我はタクが治療してくれたんだ。ホント、【炎】だけでコイツらを一掃するし、 【回復】まで使えるし・・・どうなってんだか・・・。」
「【炎】だけで・・・ですか・・・?初期魔法の?しかも、【回復】まで使用出来るのですね・・・。」
「紹介?されましたが、たまたま通りかかったタクという者です。皆さんが無事なようで何よりです。ところで、お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「これはこれは、申し訳ございません。オルト商会のオルトと申します。あまりの出来事に失念しておりました。」
「・・・もしかして、役職持ちだったりとかしますか・・・?」
「鋭いですね?ええ、私が代表取締役です。」
「・・・申し訳ございませんでした。オルト様。今後ともよろしくお願いいたします・・・。」
「いやいや、オルトさんで良いですよ?あと、むしろこちらこそ、よろしくお願いします。」
「ははは・・・。(大物じゃん・・・)レオ・・・知ってて言わなかったよね?」
「なんのことかな~?」
「・・・。」
「すみません、ところで商売の話になってしまうのですが・・・、そこのオークとゴブリンどうしますか?ギルドに所属されているのでしたら、そちらでいいのですが、まだでしたらこちらで買い取りたいのです・・・。運ぶのも一苦労でしょうし。」
「ギルドには、まだ所属していませんから、是非とも買い取りをお願いします。しかし、運搬については問題ないですよ。(おーい、作者ー)」
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『はいはーい、聞こえてますよ~。』
「念話で行けるのか・・・」
『そりゃ、もちろん。便利でしょ?(笑)』
「ははは・・・。で、本題だけど、いわゆる収納魔法と解体スキルください。お願いします。」
『はーい。あと、お願いしなくていいよ~。半命令でもちゃんとあげるから・・・(困惑)』
「ははは、まぁ、敬語くらいは許可で。ところで、名称は??」
『えーと、収納魔法が【次元簡易空間】で、君の知ってるであろうアイテムボックスより遥かに大きくて、制限が無いんだ。チートだね(苦笑)。で、解体だけど、解体Lv.Maxをあげとくね。解体って言ったら解体終わるから(笑)。収納はユニークサブスキルだからがんばれ(笑)』
「もう・・・突っ込みませんから・・・。ありがとうございます。」
『んじゃ、またね~。いってらっしゃい。』
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「運搬については問題ないとは?」
「【次元簡易空間】」
ゴブリンとオークが吸い込まれる。
「え・・・?何をされたのですか?」
「収納系統魔法です(笑)」
「「規格外ですね(だな)」」
「このあと、解体もしておきますよ。」
「もう、諦めます・・・。行きましょう・・・。乗ってください。」
商人オルトの馬車はタクとレオを乗せて、目的地へ向かったのです。
目的地は~国もとい王国の予定です。名前はまだ決まってないです(汗)
ぜひとも、次回をお楽しみに。王国ではイベントが多いですよ~。