表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/41

#33 決勝戦

 まさか、二か月以上前が最終投稿だとは…。失踪していません!ほんとに忙しいだけです…。

 こんな、キリの悪いところですみません。

あの激戦?のあと、一度帰って休んだタクは、次の日、再び、闘技場に集合していた。


「よく寝たわ・・・。」


決勝戦前日、ここまでゆったりと眠れるのはタクぐらいであろう。


~決勝~

「ついに、長かったこの対抗バトルも終わりが近づいて参りました!!ここで、最終戦のルールを発表いたします!!」


まだ、朝のうちだというのに、会場は大盛り上がりだ。


「今回のルール・・・それは~っ!!」


観客が息を飲む・・・。


「1vs1vs1です!!」


観客が静まり返った。と思いきや、大きな歓声が上がる。


「3チームの中で、最後に残ったチームが優勝です!!」


続いて、チームが発表される。


「さて、戦うのはこのチーム!!アイシクルエスvsノートコンポ―ゼットvsレインボーマテリアルSです!!」


「長い前置きは端折って、始めちゃいましょう!!それでは~…はじめっ!!」


 開戦の合図が出される。と同時に動き出したチームが2()()


 アイシクルエスの全員が、【氷槍(アイシクルランス)】を詠唱する。


 放たれたのは、それらが合わさった、【(ビルド)槍・集(アイシクルランス)】だった。


 ノートコンポ―ゼットも、負けじと発動する魔法。【杭打機(パイル・ド・ライバー)】!!


 あらゆる属性で作った杭を、風の力で持ち上げて叩き落すという、かなり無慈悲な技だ。


 そして、それらの攻撃が向く先は、当然…


「ま、僕らだよね。」


 そんなことを言いながらも、タクの手には、[大盾バリアブル]が2つとも握られている。


 タクは、その[大双盾バリアブル]をおもむろに、地面に突き刺して唱える。


「[大双盾バリアブル]第一奥義・・・[円蓋防壁(ドームプロテクション)]!」


 その場から、タクたちを包むように、ドーム状の透明な防壁が展開される。


 2チームの放った魔法は、その防壁に当たって砕けた。


「先手必勝と思ったのに…、防御までが早い…。」


 ここまでの攻防が、始まって1分程度の間に繰り広げられた。


 そして、ここでタクたちは、その防壁に閉じこもるという、卑怯なことを始めた。


 といっても、観客からは、タクが防壁の中で何かを()()()()()ところが見えているため、ブーイングには発展しない。


 アイシクルエスvsノートコンポ―ゼットとなってしまった決勝。


「閉じこもられてしまったようだね…。」


「そうみたい…。やる…?」


「煮え切りませんがね…。」


「…【凍結流氷(フローズンアイスレイ)】」


「【熱源板(アイ・エーチ)


 氷の細い線のような魔法は、板に当たるとたちまち溶けてしまう。


 というよりも、氷に対する対策は、無属性の生活系魔法と、火属性の香華k魔法による合わせ技で、ほぼ完ぺきといえるほど出来上がっている。


 長い攻防戦の後、勝利したのは、ノートコンポ―ゼットだった。


 ・・・そして、2つのチームが戦っている最中、密かに作っていたものはなんと…。


「よし!!勝敗は決まったね。()()()()()()()


「打ち上げていいの?」


「相手に向けるのではなくて?」


「いいのいいの。」


 そして、発射されたものはなんと、花火だった。


 ルナの火属性魔法を、氷属性の薄い膜で覆い、タクの魔力波で割れるようにしたものだ。


「これこそ、合同魔法【10号玉花火(ファイヤーワークスG)】」


「あれは!?」


「キレイですねぇ…。」


 花火の連発が終わりきる寸前、タクはささっと、相手に一発与え、審判も気づかぬ間に、相手を完封していた。


 卑怯だといわれそうな戦い方をしたが、想像以上に花火がウケたため、文句は意外にも少なく、油断するのもだめだという考え方も多かったため問題はなかった。


 相手の意識が復活したころを見計らって、特大のそれこそ、規格外の花火飛ばす。


 すると、そこに合わすように、司会の締めくくりが入る。


「勝者は、レインボーマテリアルSです!!最後には、戦いではなく、芸術でも魅せてくれました!」


 割れんばかりの歓声が、会場を埋め尽くす。


 そして、この後に控えているであろう、表彰式や、簡単なインタビュー。そして、期待できない報酬に心躍らせるのであった。


 …あんなことが起きるとは、一切の予想もしないままに…。


 次回は、平和に過激な戦闘があってやっとのことで、表彰かと?

 また、投稿期間空くと思いますが、お待ちください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ