#12 屋敷整備と生活向上
学園行きたいのに、長くなる・・・(苦笑)
その日の夜、タクはまたギルドの宿に泊めてもらい、朝を迎えた。
~王城前~
「アークヴェスト王国のタク侯爵です。」
門が開く
「謁見の間へすぐに行くことだ。あと、タク侯爵だけは分かりにくい。何か
名前を増やさないか?」
※この国では貴族だから敬語とかはありません。あくまで「この国」ですが。
「ああ、それなら国王に聞いてきます。わざわざ、ありがとうございます。」
「いやいや、気にするな。少し長い方が我々も分かりやすいのでな(苦笑)」
「了解です。では。」
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~謁見の間~
「よく来た。タク侯爵。」
「はい。」
「早速だが・・・、屋敷の方に案内させよう。」
「その前に一つ、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「うむ、許可する。」
「さきほど、門でタク侯爵だけだと困ると言われたのですが、名を長くしても
構わないでしょうか?」
「うむ。構わん。いずれ、領地を治めることもあろう。その地の名前候補を入れておくと良い。国名は要らんぞ。」
「承知いたしました。ありがとうございます。では、これからは
タク・ミサワ・フィン侯爵と名乗らせていただきます。」
「うむ、分かった。では、案内させよう。この者についていけ。おっと、忘れていた。
素材・・・アレについてだが・・・金額は白金貨100枚だ。」
「・・・多すぎますが・・・ありがたく頂きます。」
「うむ、今出しても・・・良いな(苦笑)」
「ええ、ありがとうございます。」
タクは白金貨を受け取り片付けて付いていく。
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~ある廃れた屋敷の前~
「ここは、後々改修し、あなたの屋敷となるところです。難点は廃れていること
だけです。今すぐ準備が出来ていないのが心苦しいですが。」
「いえいえ、十分です。それに・・・これくらいの廃れ具合ならすぐに元通りになりますから。」
「はい?いくらなんでもそれは・・・」
「【魔法創成】」
タクの回りにいくつもの魔方陣が浮かび上がる。
「我、望むは、万物を直せし、遥かな光。修復無属性魔法【修復】
「はい?」
「続けて望むは、あらゆる汚れを清める光。清掃無属性魔法【清掃消毒】」
「すみません、何をしたんでしょう?」
「ええ、見せましょう(笑)。【修復】、【清掃消毒】」
みるみるうちに屋敷の汚れが落ち、元の完全な屋敷に戻った。
「な・・・(驚嘆)」
「これで、問題なく住めるでしょう?ありがたく、屋敷を頂戴いたします。」
「なんということでしょう・・・(呆然)。これまでに考えていた工事計画が
必要なくなりました・・・。」
「助かるでしょう?(笑)。ところで、執事やメイドを呼びたいのですが・・・。」
「そうですか・・・それなら・・・う~ん・・・。この国では奴隷が居ない
ですし・・・。オルト商会なら知っているでしょう。」
「そうですか!!では、行ってきます。明日の学園初日には間に合わせますので(笑)
では。」
「国王にはなんとお伝えすれば?」
「他国へ行って優秀な奴隷執事とメイドを連れてくるとお伝えください。
奴隷解放もおそらく出来るので、そこは気にしなくても構わないと・・・。」
「承りました。(あれ、一日で?)」
「では、失礼します。あ、屋敷はとられるものないので放置で構いませんよ。
お疲れ様でした。ありがとうございました。」
「ええ、私達は帰らせてもらいます。こちらこそありがとうございました。」
「おきをつけて~!!・・・・・・・・・さて、行くか。【転移】
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~オルト商会にて~
「オルトさんいますかー??」
「居ますよ。タクさんですね。って侯爵!?」
「タクさんで良いですよ。オルトさんに会わせていただけますか?」
「ええ、もちろん。すぐに。上の部屋でお待ちください。」
「はい。では。」
タクは、上の部屋に移動し、待つ。
「お待たせしました。久しぶりですね。」
「ええ。お久しぶりです(笑)」
「今日はどのようなご用件で?」
「えっとですね・・・まず、侯爵になりまして・・・(苦笑)それで屋敷を
得たんですが・・・管理できる執事とメイドが欲しいな・・・と。
それで、奴隷の執事とメイドを買いにいこうと思いまして。知ってますよね?」
「ええ、知っていますが・・・他国ですからね・・・(苦笑)」
「すぐですから問題はないですよ。」
「そうですか。では、このアークヴェスト王国から東にしばらくいったところにある、
大きな国、ディンカース王国のカント奴隷商会へいくといいと思います。
あそこは奴隷が許可されていて、奴隷にもある程度の人権のある良い国ですから。」
「はい、了解です。あ、買ってきたら、インテリアのためにもう一度よりますね。」
「了解です。いつでもどうぞ。いってらっしゃい。」
「はい、では。」
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~上空にて~
「【飛行】、【魔法創成】。我、望むはこの地の正確な道しるべ、
探索無属性魔法【地図】、続けて望むは、相手の情報を隠さず伝える秘匿看破の術、
鑑定無属性魔法【秘匿鑑定】。よし、行くか。【地図】」
タクは異常な速度で飛んでいく。ディンカース王国につくまで30分と
かかっていない。
「よし、着いたな。門を通っておこう。」
「検問だ。名前、目的を話せ。」
「アークヴェスト王国、タク・ミサワ・フィン侯爵です。カント奴隷商会で奴隷の執事とメイドを買いに来ました。資金は白金貨数十枚です。」
「ふむ、その侯爵バッチは本物だな、いいだろう。通れ。」
「ありがとうございます。」
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【地図】で場所を確認し、すぐにカント商会へ行く。
「ここか・・・。」
勇気を出して、店へ入る。
「いらっしゃいませ、お客様。本日はどのような奴隷を?」
「ああ、奴隷の執事と、メイドです。」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
「はい。」
少しして、奴隷商が何人か連れてくる。
「こちらでございます。」
「これで、全員ですか?」
「いえ、まだいますが・・・。」
「全員、見させてください。直接。連れてこなくても構いません。」
「何か、お気に召さないことでも・・・?」
「いえ、一番良い方を見つけたくて。」
「・・・ご案内します。」
~奴隷たちの待機室にて~
タクは一人ずつ見ていく。すると、執事によさそうな人を見つけた。
「そこの方は幾らですか?」
「は?その方はシルバスさんで金貨一枚ですが・・・他の方の方がいいと思います。
動きも鈍く、もう年を召していますから。」
「いや、この方を買います。なぜ安いのか分からないくらいですよ。」
「はあ・・・。」
「次はメイドを。」
「こちらです。」
「・・・うん、この方ですね。」
「ほう?この方で良いのですか?エリンさんで白金貨2枚です。」
「なぜ、そんなに安いんですかね・・・?」
「・・・いえ、この方は・・・奴隷の違反にならないギリギリで歯向かうので・・・。」
「なるほど。なら、問題ないですね。二人を買います。」
「はぁ・・・。では白金貨2枚と金貨1枚です。」
「白金貨3枚出します。お釣りは要らないです。良い買い物をしました(笑)」
「そうですか!?ありがとうございます。また、どうぞ(笑)」
「ええ、では。」
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タクは二人をつれて店の外に出る。そして、人目のないところまで出ていく。
「さてと・・・ここらならいいか・・・。」
「なぜ、こんなところに・・・私達を連れてきたのでしょう?」
「ええと・・・まず、僕はこの国の人ではありません。それで、他国から執事とメイドを買おうと思ってですね・・・。そこで、良さそうな二人を見つけたのです。おそらく
ですが・・・二人は・・・お知り合いで・・・種族は・・・機械ですかね?」
「・・・・・・」
「合ってる・・・ってことで良さそうですね。あ、歳が嘘なのは分かっているのでいつも通りで良いですよ。動きは後でメンテナンスしますよ。あと、反抗してたのは、
最悪な貴族とかに買われた時でしょう?機械は、優秀なものは、観察力が高いですから。まあ、とにかく、嫌じゃなければ、国を出ましょう。私の国までいきますよ。」
「ホッホッホ、そこまで見られていたとは。あなたなら我が主にふさわしい。
お願いさせていただきますぞ。わしらは同年代に作られた高性能らしい機械じゃ。
詳しいことは今度話させてもらいますぞ。」
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~門にて~
「買えたんだな。」
「ええ、ありがとうございました。では。また来たらお願いします。」
「ああ、気を付けてな。」
「ありがとうございます。それでは。」
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少し離れて・・・
「二人とも繋がって~。」
「はい。何を?」
「帰る(笑)。【転移】」
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~家(屋敷)前~
「ここが、今から二人に管理してもらおうと思っている屋敷だ。君らなら簡単だろう。
家具もないから、今から買いに行ってもらいたい。場所は後で連れていくから、
中を見ておいてくれ。」
「「承知しました。マスター。」」
「あ、二人。ちょっと待って。【修復】。これでよし。」
「おお、非常に動きやすい。ありがとうございます。」
そういって、二人は中に入る。・・・・・・二人は中を見終わった。
「合いそうな家具を見繕いにいかせてください。」
「もちろんだ。その前に奴隷を解放させてもらう。」
「可能なのですか!?」
「多分。【魔法創成】。我、望むは隷属の解放、光属性魔法【隷属解放】。」
奴隷状態が解放された。
「・・・これまでのマスターの中でも最高のマスターです。ありがとうございます。」
「ははは。それじゃあ、頑張ってくれるのかな?(苦笑)まあ、連れていくね。」
タクは息をするように跳ぶ。
「ここがオルト商会。ほとんど全てあるから、大きな物はここで買うと良いよ。」
「了解です。」
「じゃあ、行こうか。」
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~オルト商会~
「ホントに早いな~・・・。好きに見ていってね(苦笑)。」
たまたまオルトが接客中だったようだ。自分達もゆっくり見させてもらうことにする。シルバスとエリンはかなりの早さで最適解を導き的確に決めていく。
金額についてはほとんど心配していない。
たったの一時間程度で買い物は終了し、家に帰ることにした。
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~屋敷にて~
「この屋敷、結構好きに作ってくれて構わないから、よろしく。あと、明日から、僕は学園に行くことになってるから、その辺も出来たら頼むね。」
「了解です。このあとはどちらに?」
「二人に合いそうな服と、いろいろ買ってくる。二人には幾らかあげとくから、
何かしたかったら、片方残すか、鍵をかけて出てね。」
「ありがとうございます。」
「じゃあね。」
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タクは洋服店を探す。すんなり、見つかった。
「すみませ~ん」
「はい、いらっしゃい。って貴族様!?」
「あはは、不味かったですかね?」
「いえいえ!!とんでもない、本日は何を買いに来たのでしょう。」
「ああ、メイド服と執事服を買いたいんです。大きさが勝手に合う、
動きやすいやつを。」
「かしこまりました。こちらになります。」
店主はすぐに出してきてくれた。
「ああ、これがよく似合いそうですね。この2つを3枚ずつお願いします。ところで、
洗うときとかってどうするんですかね?」
「洗う?ですか?手洗いですね。」
「そうですか。分かりました。ありがとうございます。」
「貴族様の服はどうしますか?」
「私はタクです。タク侯爵・・・になります。タクさんでお願いします(苦笑)。
何か似合いそうな服があれば三着ほど。あと、動きやすい服を二着お願いします。」
「はい、了解です。下着なども全てお付けしておきますね。」
「ありがとうございます。」
少しして、店主が出してきたが、良さそうだったので、即決で買うことにした。
「全部で、金貨90枚です。」
「白金貨一枚で。お釣りは要りません。」
「そんなことできません(苦笑)。貴族を騙したことになってしまいます(笑)。」
「なら、先行投資にします。良い品質でした。また来ますから(笑)」
「そういうことでしたら(苦笑)。ありがとうございます。」
「では。」
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~屋敷~
自分の屋敷とは思えないくらいきれいになっていた。
「・・・すごいな・・・。」
「いえいえ、マスターが好きにさせてくれたからです。経済的な面でも。」
「そうか。なら良かった。あ、この服をそれぞれが着て仕事してみて。
給料というよりは、要るときに要るだけ出すのと、衣食住は保証する。それでお願い。
それと、もう、夜だから、ご飯を食べて、寝ることにする。こっちの世界に
風呂ってあるの?」
「ええ、あります。しかし、火の魔方陣は私達では起動できませんし、
水も不可能です。」
「なら、やっておくよ。明日以降少し時間のあるときに来て。水と火を使えるように
してみる。」
そうして、タクは風呂に入り、ご飯を食べ、明日に備えて寝た。二人も風呂に入れる
らしいから風呂に入れた後で。
「明日から学校か・・・。まぁ、異世界だし、勉強も楽しいだろう(笑)。
お休みなさい。」
この世界・・・お金について言ってなかった・・・
銅貨100=銀貨1 銀貨10=金貨1 金貨100=白金貨1
銅貨10円 銀貨1000円 金貨1万円 白金貨100万円 ぐらいだとお思いください・・・。
タク・・・めっちゃ買い物したな・・・。




