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村田さん
僕は、仕事を終えて帰ろうとしていた。帰り際、同じオフィスで、仕事をしている、村田さんと、スレ違った。
「おつかれさまでした!」
「おつかれ!」
ぶっきらきらぼうに、村田さんは、言って帰って行った。
僕は、
(村田さんって、クールっていうか、ホントに無表情だな・・)
と思いながら、僕も帰宅する。
ある日、仕事での休憩中のことだ。
村田さんだけが、いなくて、他のオフィスの人達と談笑していた。
話の流れで、村田さんのことが出てきて僕は、咄嗟に発言した。
「村田さんって、ホントに無愛想ですよね!挨拶はしたり、返してはくれますけど」
すると、みんなが爆笑した。僕は、戸惑った。
その場にいた、一人が笑うのを止めて、僕に話し始めた。
「お前、知らないんだな!あいつ、昔は、よく笑うやつで、それこそムードメーカーくらいの人間だったんだよ。とびきりの笑顔の持ち主だったんだぜ。それが、結婚してから、ああなったんだ」
「え、そうなんですか?よほど、結婚生活が、うまくいってないんですか?」
そう僕が、言うと、みんな更に大爆笑した。
僕は、益々、戸惑うばかりだった。




