その4
改めてローズさんにお礼を言ってから別れ、早速スキルを教えてもらうために調合の生産部屋へと向かう私たち二人。
職人として登録した私が一緒にいるなら、部外者のカリンさんもある程度の自由は許されるらしい。結構アバウトな決まりだが、職人が信頼され、優遇されているからだと思いたい。
勿論別れ際にローズさんのおっぱいを揉みまくらせてもらった事も明記しておこう。
あらあらー、と、少し恥ずかしそうに頬を染め、でもどこか嬉しそうにしていたローズさんの表情にはたまらないものがあった。
サイズはカリンさん程じゃないけど、柔らかさではローズさんに軍配が上がるかも。どちらも甲乙つけ難い素晴らしいおっぱいだ。
いやあ、ローズさんも中々に素敵ないいモノをお持ちでしたね……。ぐへへ。
あのおっぱいのために工房には毎日通う事にしようと心に決めた瞬間であった。
「スーちゃんってさあ、おっぱい好きなの? 女の子なのに。ローズさんのすっごくいい笑顔で揉んでたよね?」
目当ての生産部屋までの途中、やや引き気味にカリンさんが質問を投げかけてきた。
そんなにいい笑顔をしていたのか私は……、だが反省はしない。だけど……
「別に好きって言うほどでもないですよ? 目の前にあったから手が伸びちゃっただけで。でも」
「あ、そうなの? いや、それもどうかと思うけど、っと、でも何?」
「おっぱいというモノは人生を懸ける価値があるモノだと思います!」
「大好きなんじゃない!!」
お、いいツッコミを頂きました。
しかしまたいい事言ってしまったね。これは表彰ものなんじゃないか? 後世に残すべき名言だと思うよ。
「はあ、私のは好きにしていいから他人のは勝手に揉んじゃ駄目だよ? どうしても揉みたくなったらちゃんと相手の了解を得てから揉むこと!!」
その巨乳を好きにしていいとな!? やったー!!
「分かりました、今日からカリンさんのお部屋に厄介になりますね。帰ったら早速生おっぱいに顔を挟ませてもらいます」
「生々しい!! まさかスーちゃんがそっちの趣味の子だったとは……。あ、宿は一人部屋だけどスーちゃんはちっちゃいから問題ないと思うよ。ベッドも結構余裕ある大きさだし」
「え? あ、冗談のつもりだったんですけど、ホントにいいんですか?」
ちょっと冗談が過ぎたかなーと思ってたんだけどね。
しかしカリンさんはいい人すぎるなー……、悪い人に頻繁に騙されていそうで怖いわ。生活に余裕が出来てきたら恩返しもちゃんと考えないといけないね。
「勿論大歓迎!! って、よかったー! 冗談だったかー!! ふふ、冗談を言う余裕が出てきたんだね。この調子でスキルも上手く使えるようになれるといいね!」
あ……、ああ、そういう事か……。
気づかない内に心に結構な余裕が出てきてたのか私。知らず知らずの間に軽口を叩けるまでになるとは、やはりカリンさんには感謝してもしきれない。
「ですね。生おっぱいに挟まれるのも楽しみです。いつまでか分かりませんけど、暫くお世話になりますね」
「そっちは本気だったかー!! 私、可愛い女の子は好きだけど、そっちの趣味はないんだけどなあ……」
「私もないですよ? ただ目の前におっぱいがあったら揉んじゃうだけであって……、あ、生だと舐めたり吸ったりもしたくもなると思います。後軽めに噛んだりとかも」
「やばい、この子マジモンだわ……。貞操の危機!!」
ドン引きしながらも繋いだ手は放さないカリンさん。そのちょっとした事に嬉しさを感じてしまう。
あはは、冗談冗談ですよ? いやー、今夜からがとっても楽しみだわ。ぐふふふふ。
ローズさんの案内通りにやって来た一室は、一言で表すなら理科や科学の授業で使われる教室の様な作りだった。広さはこちらの方が二周りほど広いか? というくらいしか違いは無い。
床に固定されている長方形の大きな作業机が並び、その上にはアルコールランプやビーカー、試験官の様な物が乱雑に置かれている。もうちょっと整理整頓を心掛けてもらいたいものだ。
「こんちわー!! ここの代表の人って誰ー!? スキルを教えてもらいに来たんだけどー!?」
部屋の中を見回していた私をよそに、カリンさんは大声を張り上げる。
なんて行動力がある人だ! 視線が集中してしまうじゃないか!!
と一瞬焦ったが、よく見るとこれだけ広い部屋なのに、私たち二人を除くとなんとたったの三人しかいない。その内の二人は机を一つずつ占領し、何やら作業中のようだった。まあ、今の大声で中断させてしまったのだが。
最後の一人、席を立っていたこの人間の女性が恐らくここの代表者、室長、スキルマスター……、先生でいいか。スキルの先生だろうと思われる。だって白衣と眼鏡を装備してるし、間違いないと思うよ。
しかしスキルの先生にしては若く見えるな……、まだ二十代前半と言ったところじゃないかな? カリンさんより少し上、ローズさんと同じくらいだと思う。二人の年は知らないんだけどね。
胸の大きさは……、それなりか。無意識に手が伸びるほどじゃないね。つまり意識すると伸びるという意味である、勘違いしないで頂きたい。大きかろうが小さかろうが、かけがえのないおっぱいだという事に変わりはないのだ。
「あの、あまり大きな声を出さないでくださいね、調合に限らず物作りには集中力が大切なんですから。そちらのエルフの小さな方が調合職人を目指されるのですよね? 歓迎します」
先生はそう言いながら私の目の前までやって来て、右手を差し出した。カリンさんは、ごめんねー、と軽く謝るだけであまり反省の色は見られない。
あ、早速授業料の徴収ですか? 世知辛い世の中だね。と、まあ、さすがにここでの冗談は自重しよう。
「す、スノーホワイトです。よろしくお願いします」
すぐにその手を握り返す。すると、先生の前にウィンドウが一つ出現した。
他人のウィンドウは、ウィンドウその物は確認できても、そこに何が書かれているかまでは読み取る事ができない。一体何を表示させているんだろうか?
「あら小さな手、可愛いですね。ええと、はい、スノーホワイトさんですね。年齢は不明で出身はどこかの森、魔法は使った事がない、と。ありがとうございます」
先生はお礼を言って手を放す。それと同時にウィンドウも消えた。
私の個人情報だった!! な、なるほど、早速さっきの登録情報が活用された訳ね……。
「申し遅れました。私はここ、この町の工房で、調合とそれに関するスキルについてを一任されている者で、レナといいます。スノーホワイトさん、改めて歓迎します、宜しくお願いしますね」
「はい! あ、スノーでいいですよ、レナ先生」
スノーホワイトは我ながらちょっと長くて呼びにくい名前だと思う。レナ先生やカリンさんみたいに短くて可愛らしい名前にするんだったよ、と今更ながらに後悔している。
「はい、スノーさんですね、分かりました。しかし皆さんそう呼ばれるのですが私は先生という訳では……、でも、ふふ、お好きに呼んでもらって結構ですよ」
「はい! レナ先生!」
優しそうな、いや、優しい先生でよかった! 調合に失敗しても怒鳴られる心配は無さそうだね。クラスの不良共の増長を止められないタイプと見た。
少人数制の個人教室の状態に近いので、どうせならと他の二人にも名前と顔合わせ程度の自己紹介をしてもらう事になった。ついでにカリンさんも。
「私はスーちゃんの保護者のカリン、いつも暇してる冒険者だよ。ただの付き添いの見学だから気にしないで。私って魔力はからっきしだからさー」
まずはカリンさんから始まり、次は垂れたイヌミミが可愛い女の人。
「スノーにカリンね、よろしく。あたしはライカよ、所属は一応職人ギルド。調合はまだ始めて半年も経ってないわ。魔力は多分貴女と大差ないと思うわよ」
ライカさんもカリンさんみたいに、明るい笑顔が素敵なお姉さんだね。
そして、ふむ、微乳か。だが先程述べたとおり、小さいからといって別にどうこう言うつもりはありません。普通に揉みたいです。
三人目は身長2mはあろうかと思われる大柄な女性。人間、だと思う。体が大きいからなのか、カリンさんと比べても決して見劣りしないモノをお持ちのようだ。飛びつきたい、揉みしだきたい。
「アデライーデ、よろしく」
無表情で無感情に呟くアデライーデさん。
あらら、随分簡潔な自己紹介。無口な人なのかな? これから一緒に勉強、じゃないや、スキル上げをしていくお仲間になるんだし、怖い人じゃないといいんだけどねえ……。
「スノーホワイトです。ライカさん、アデライーデさん、よろしくお願いします」
最後は私。特に伝える事もないので私も名前だけで済ませてしまおう。
後は順番に握手をして終わりだ。まずはライカさん、次にアデライーデさんと。
「アデラでいい」
アデライーデさんがアデラでいい、と。ふむ、なんでもありません。
「あ、はい。私もスノーでいいですよ、アデラさん」
なんだ、口数少ないだけでいい人そうだね。よかったよかった。それにしてもこの大きな手、凄いなー。さらに大きなおっぱい、頭の上に乗せてもらいたいなー。
「うわ! スーちゃんガン見してる!! アデラアデラ、その子おっぱい大好きだから油断すると揉みまくってくるよ? 気を付けてー!」
「いきなり揉んだりなんてしませんよ? ちゃんと相手の了解を得てからって約束しましたからね」
「了解貰ったら揉みまくるのね。あたしはその点安心かな、自分で言ってちょっと悲しいけどね……」
「胸くらい別に気にしない。好きにするといい」
「え? はい! それじゃ早速……、おお、カリンさんより重い」
「で、できたらそういう事は私の見てない所でお願いしますね……」
「はい、ごめんなさい。レナ先生とライカさんも後で揉ませてもらいますから、許可してください」
「許可なんて出しません! エルフには変わり者が多いとよく聞きますが、本当の事なんですね……」
「あたしの胸なんて揉むほど無いと思うけど、とりあえず却下ね」
「残念です……。その分アデラさんとカリンさんにたっぷりと楽しませてもらう事にします」
「スーちゃんもうちょっと言い方を……、ふふ、ま、いっか!」
まあ、今は大人しく引き下がろうではないか。しかし、決して二人のおっぱいを諦めた訳ではありませんがね……。
いやー、アデラさんのおっぱいも大変素晴らしい。張りもボリュームも文句なし! またここに通う理由が一つ増えてしまったね。毎日来よう、うん。
おっぱいその3 レナ先生
青いさらさらのロングヘア。長さは腰の辺りまで。
外見年齢は二十代前半。胸は残念ながら普通サイズ?
工房では白衣と眼鏡が固定装備。
おっぱいその4 ライカ
濃い茶色のショートヘアで垂れた犬耳、尻尾は結構フサフサです。
見た目はカリンより少し若い程度で、胸のサイズは小さめ。
ライカもへそ出し生足は確定です。
おっぱいその5 アデライーデ
腰の辺りまでの長さの黒髪を首の後ろ辺りで縛ってまとめています。
身長は約2mの長身で、見た目年齢は二十歳くらい。
体のサイズに見合った超ボリュームの胸の持ち主です。