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その16

 レナ先生に全力で甘やかされながら、さらにおっぱいを楽しませてもらいながらの幸せな夕食も終わり、カリンさんの言葉どおりお風呂の時間までクリス先生に構いまくられる事になった。

 今はソファーに二人で寝転がり、横から抱きしめられて頬にキスをされまくっている。誰も見ていない所だとクリス先生も結構遠慮無しに可愛がってくるので面白い。そして嬉しい。結婚しましょう。


 居間に私たち二人意外誰もいないのは、レナ先生とカリンさんは食器を洗いにキッチンへ行き、ソラ先生は自分の部屋へ戻りお風呂の準備をしているからだ。

 レナ先生は水に触れる事が大好きなので、衣類の洗濯も食器洗いもスキルを使わずに基本は手作業で行っている。まあ、細かい油汚れなどにはさすがにスキルを使わざるを得ないようなのだが。


「ほーれ、スノー。尻尾触ってもいいぞー。おっぱいに甘えてきてもいいんだぞー?」


 スカートの裾からにょろりと尻尾を出し、あまりの上機嫌になにやら可愛らしくなってしまっているクリス先生。これまた面白い。


「はーい。まずは尻尾を触らせてもらいますね」


「おう! いくらでも触れ!」


 とりあえずここはおっぱいではなく尻尾を選択する。腕がもう後二本欲しいところだ。


「あー、くすぐってえ! しっかし、コイツはなんでこんなに可愛いんだろうなあ……。おい、ちょっとこっち向け」


 グニグニグニニと尻尾の弾力を楽しんでいたら、両頬を挟まれて強引に顔を正面に向けられてしまった。これはまさか……!?


「あ、クリス先生ちょっと待むぐっ! わぷっ、んっ、んー!」


 案の定感極まったクリス先生から唇にキスをされまくってしまった。


 十回以上連続でキスの嵐を受けまくった後、ようやく解放される……様な事はある訳もなく、今は抱きしめられての頬擦り攻撃にシフトチェンジしている。

 まあ、くすぐったいがそれだけなので、キスの嵐よりは恥ずかしさもはるかに少ない。むしろ嬉しいからもっと続けてほしいと思えるくらいだ。


「お前はなあ、反応の一つ一つが一々可愛すぎんだよ。あたいはもっと凛々しい母親でいてやりてえと思ってたんだがな、こりゃ無理ってもんだ。ははは」


「くすぐったいです! もうちょっと力を緩めてもらえないとおっぱいが揉めませんよー」


 胸にギュッとおっぱいを押し当てられている感触も好きなんだけどねー。


「おっと、わりわりい。ほれ、好きなだけ揉みな」


 クリス先生は苦笑気味に軽く謝り、抱きしめる力を緩めて、ちょうど私の顔の前におっぱいが来るように体をずらしてくれる。


「わーい! ありがとうございます!」


 ありがたく両手でムニムニと揉ませてもらう。

 クリス先生のおっぱいは決して大きいと言えるサイズではないのだが、私の手にぴったりと合う大きさなのでとても揉みやすい。これは私専用おっぱいと言ってもいいだろう。勿論誰にも渡すつもりはない。


 ふにふにムニムニと柔らかい感触をひたすら楽しませてもらう。実はこの柔らかさには秘密があるのだ!


 なんとクリス先生は、家ではワンピース一枚のみで下着すら身に付けていない。さすがに工房ではブラジャーとパンツは勿論、肌着もちゃんと着けているのだけれど、家に帰ると真っ先に脱ぎ捨ててしまう。

 これはドラゴンの種族的な習性の様なものらしく、私が来る前は家の中では全裸で過ごす事も多かったんだそうだ。今は私が真似するといけないので自重しているとのこと。……真似なんてしません!




「はーいスノーちゃん、お風呂の時間よー。ママのお部屋に行きましょうねー? うふふ」


「んあ? ああ、ソラか。チッ、もう邪魔しに来やがったか」


 急に聞こえてきた声と共に後ろへと引っ張られるような感覚。


 ああ! 私のおっぱいが離れていく!


 時間が経つのを忘れてクリス先生のおっぱいを楽しませてもらっていたのだが、いつの間にやらやって来ていたソラ先生に後ろから抱き上げられてしまった。


「テメっ、いきなり引っ張んな! ああー、チクショウ!! ほれ、さっさと行ってこい。んで上がったらまたあたいんとこに甘えに来いよ! 次は吸わせてやるからな」


「あはは、はーい! それじゃお風呂に行ってきますね」


「おう! 急がなくてもいいからゆっくり温まってこい」


「クリス、胡坐をかくと丸見えよ? スノーちゃんが真似しちゃうといけないからそれは禁止ね」


「ああん? 何言ってやがんだ。コイツが真似する訳ねえだろ」


「そうです! 胡坐なんてかきませんよ!」


「あら? ふふふ、ごめんなさいね。スノーちゃんは本当に可愛くていい子ねー。さ、行きましょ」


 私を抱き上げたままふわふわと移動し始めるソラ先生。


 今更だけど私を抱き上げたまま浮けるのは地味に凄いかもしれない……。あ、それとさっきからじわじわと魔力を吸われています。……くすぐったい!




 ソラ先生の部屋のお風呂は細長いバスタブタイプ。寝そべってお湯に浸かるのが好きだからこの形にしたらしい。

 そしてそこに二人で入るとなると、普通は両側から内側に足を向けて、となるのが普通だと思うのだが……。


「どう? 熱くない? ふふふ、やっぱりスノーちゃんとくっ付いてお風呂に入るのは気持ちいいわあ」


「はーい、丁度いいです。私は魔力吸われてますからちょっとくすぐったいですね」


 頭のすぐ後ろの辺りから聞こえてくるソラ先生の声に返事を返す。


 今の私たちの体勢は、まずはソラ先生がバスタブに仰向けに寝そべり、さらにその上に私も仰向けになって乗っかっている形となる。丁度おっぱいが枕になる感じだろうか。なんという素晴らしい枕。

 魔力をじわじわと吸われてくすぐったいが、全身の力を抜いて横になれるのでこの入り方は結構気に入っている。ソラ先生がバスタブにしたのも頷ける話だ。


 問題は心地よすぎて眠ってしまう可能性がある事だけど、ソラ先生と一緒なら例え眠ってしまっても溺れる心配は無い。本当に心から安心して身をを任せられるので最高の気分。本当に幸せだね。


 まあ、魔力を吸われるというのは、例えるならくしゃみが出そうで出ない様な、でも不快感はないムズムズさがあるので眠ってしまう事もなさそうなんだけどね。



 暫くお湯に浸かり体を温めた後、ソラ先生は無言で私の体を少し上へと引き上げる。


 つ、ついにきたか……!! まあ、抵抗するだけ無駄なのでされるがままにしておこう。

 魔力を吸われてる間って力が抜けてしまって抵抗する気も失せてしまうし、何より抵抗した場合はソラ先生が悲しんで泣いてしまうかもしれない。そんな事は絶対に許される行いではないからね。


 そして少し体を起こして私の顔を自分の方へ向けると、ゆっくりとした動作で唇にキスをしてきた。そのすぐ後に口の中に舌を差し入れてくる。

 もうこうなってしまうと頭の中から抵抗という文字すら消えて無くなってしまう。されるがままどころか私も喜んでソラ先生の舌を招き入れ、自分の舌と絡ませ合う。


 そこでソラ先生と目が合った。目だけでにっこりと笑いかけてくれている。


 ああ……、なにこれ幸せすぎる。ソラ先生大好きだ……!!



 と、そんなレズっ娘疑惑が確定になってしまいそうなイチャラブ空間はソラ先生の魔力の補充が終わるまでの話。


 もう完全に体の透け具合が無くなったソラ先生はそれでも舌の動きを止めようとはしないのだが、自動吸収オートドレインの効果が切れて正気に戻った私が目で、もう充分ですよね!? と抗議をすると、渋々ながら舌を引っ込めた。


 ソラ先生の上で体をくるっと半回転させてうつ伏せの状態になり、両手でおっぱいをわしっと掴む。勿論ソラ先生の協力あっての動きだ。

 そしておっぱいの間に顎を差し込み、両手で挟み込んでから話し始める。最高のポジションだ!


「もう! 本当に癖になっちゃいますよこれ! あ、でも嫌だって言いたい訳じゃないんです」


 既に癖になっている? いやいやそんなまさか。


「それは分かってるわ、ふふふ。でもね、エルフの親子ならこれくらい普通の事なのよ? わたしもそう在りたいと思っているの」


「ソラ先生はミストユークじゃないですかー」


「ふふふ、そうね? うふふふふ」


 私を本当の娘の様に思ってくれているっていう事なんだろうけど……、私がエルフじゃなかったらここまでのスキンシップは無かったのになー!!

 ……待てよ? エルフじゃなかったらそもそも子供として受け入れられなかったんじゃないか? うあー! それは嫌だー!! このおっぱいからはもう離れられなーい!!


「う、うううー……。き、ディープキスまではいいですけど、それ以上は絶対しませんからね!」


「なんて可愛いさなのこの子……! うふふ、それ以上って何かしら? ママには分からないわあ。スノーちゃん、できるだけ具体的に教えて頂戴?」


 くあっ、こう来るか!! くっそう!


「それ以上は、それ以上です!」


 ああもう! セクハラするのは大好きだけどされるのは複雑な気分! こうなったらおっぱい揉みまくってやる!! 吸いまくってやる!! 感じさせてやる!! アンアン喘がせてやるー!!!


「きゃんっ。もう、スノーちゃんは甘えんぼねえ……。可愛いわあ、本当にこの子可愛すぎるわあ……。それじゃ、ママからもお返ししちゃうわよ?」


「えっ? ひょわわわわわわわわ! 背中摩らないでくだお尻はやめてください!!」


「ふふふ。やーよっ。うふふふ」


「なにそれかわい、っきゃー!!」







おっぱい枕……、欲しいです。

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