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その14

お待たせしました。(?)

まだ一区切りまで書き終わっていませんが、また一日一話のペースで投稿していく予定なので多分何とかなる、と思います。

 私がこのVR世界で第二の人生を始め、工房の隣のレナ先生の家で暮らすようになってから約二週間。その二週間の間にあった事と言えば……、まあ、特筆すべき事は何もなかった。精々先生たち三人とちゅっちゅちゅべろんとディープなキスをしまくるようになった事くらいだろう。


 ……大事だよ!!


 あのログイン初日のソラ先生との衝撃のファーストキス事件の次の日から、何故かレナ先生とクリス先生も私の唇を狙ってくる様になったのだ。本当に何故なんだ……。

 最初の数日は触れるくらいの軽いものだったのだが、またもやソラ先生が発端となり、今度は舌を入れるというとんでもない事をやらかしてしまったからさあ大変。ほかの二人も負けてなるものかと対抗し始め……、今に至る。


 それを全然嫌がらない私も悪いのかもしれないけど、なんて言うか、その……、ディープキスって気持ちいいよね!? ……ふう。あの舌を絡ませ合うのが気持ちよすぎて癖になっちゃったんだよね……。何と言うか、凄く可愛がってくれてるっていうのが伝わってきて……。は、恥ずかしい!!

 レナ先生とクリス先生だって始めの内は少しだけ抵抗ありそうにしてたけど、今では私の反応が可愛すぎるらしくて一日に何度も何度も求めてくる始末。……ここだけ聞くと凄く爛れた生活をしてるように聞こえてなんか嫌だな……。あくまで親子間のスキンシップの範疇であります!


 ちなみに、勿論カリンさんとも何度もしています! キスですよ? エッチな事じゃないですよ? ディープなのはたまにしかしてくれないけどね。


 なんかもうアレだね、その内ホントに最後までいっちゃいそうで怖いね。まあ、私を含めて全員ノーマルな人たちだからあり得ない話なんだけど。ふふふ。

 後はアレかな。折角名付けた先生寮という名前は今は使ってなくて、私も普通に家って呼んでる事くらいかなー。






 今日も調合部屋で初級肉ポを手作業で生産をしつつ、さらにスキルでも同じ物を大量生産している。スキルでの自動生産は一度準備して開始さえしてしまえば集中するどころか意識を向ける必要すらなく、例えおっぱいに集中していたとしても問題なく生産はされるのでとても便利だ、本当に心からありがたいと思う。でもさすがに居眠りすると止まってしまうので、夜寝る前に生産開始だけさせておくという手は使えない。残念。


 大量生産と言っても、レナ先生からスキルでは一日五十個までしか作ってはいけないと言われている。魔力が多くも少なくもない人が一日に頑張って二十個も作れればいい方だというので充分多い方なんだろうとは思う。

 ちなみに今の私の調合のレベルは2。一度に五十個全部作ろうとすると生産し終わるのに二時間くらい掛かるが、魔力の事も考えて一時間に十個と小分けにしているので疲れは全く見られない。ライカさんにはずるいずるいと言われてしまったけれど、魔力の多さは持って産まれた種族特性だから仕方がない。個人的にはあのフサフサ尻尾の方がはるかに羨ましいのだが……。


 お昼の前に二回、お昼を食べた後に三回自動生産をして、あとは大体のんびりだらだら会話をしたり、手作業で生産したり、おっぱいを揉んだりで時間を潰す。これが私の工房での過ごし方だ。


 ちなみに今のところ収入は全くのゼロで、所持金は少し減って2千900ゴールドほど。主に買い食いに消えました。

 素材は全てレナ先生が用意してくれているので、それならばと完成品は全部渡してしまっているのでこの結果なのだ。


 ライカさんとアデラさんの邪魔にならない様にお喋りを控えめにしながら黙々と作業を続けていれば、スキル分の五十個プラス手作業分で一日倍の百個生産も夢ではないと思う。が! こちらから邪魔をしなくてもあちらから、主にレナ先生を筆頭とした先生三人組にいつも邪魔されてしまう。

 レナ先生は同じ部屋にいるので常に、クリス先生とソラ先生はちょっとした空き時間ができたり休憩時間になると飛んでやって来る。


 二週間経っても衰える気配のないこの見事なまでの構いっぷり、それ自体に対して嫌な気分は一切しないのだが違う意味で中々に困りものである。おかげで私は不本意ながら工房内での一番の有名人になってしまったではないか……。

 私について流れている噂を纏めると、とにかく甘えん坊で寂しがりやで先生たち三人とカリンさんが大好きで、さらにおっぱいが大好きなちょっとレズっ娘疑惑がある可愛いエルフの女の子、らしい。普通に照れるわ。


 くそう、自分ではそんなに甘えん坊だったり寂しがりやだったりするとは思わないんだけどなあ……。まあ、噂を聞いた職人のお姉さん方がおっぱいを揉ませてくれる事もあるので、少々複雑な思いだが反論はしないでおこうじゃないか。



 レナ先生が二人の様子を見ている今がチャンスとばかりに手作業で肉ポを作り始める。もう慣れたもので結構適当に作っても失敗はしない。まあ、最初から結構適当にやっていた気はするのだけど、失敗がなかったのは多分魔力の多さでごり押ししてしまっていたんだろう。今ではそんな事はなく適量注げている、筈だ、と思う。


 リフリ草を潰した汁、勝手に命名した『リフリ汁』をベースポーションに加え、魔力を注ぎながら軽くシェイク。そしてあっさりと初級肉ポの完成だ。


 よし、安定の星二つ。邪魔が入らなければ大体一個作るのにもう五分も掛からないね、……っ!?


「う、ん?」


 肉ポが完成した直後、スキル登録に似たぞわっとした感覚が体に走った。結構微弱だったので驚いたり変な声を上げたりはしなかったが。

 この感覚には何度か覚えがある。逸る気持ちを押さえつけ、落ち着いてスキル一覧を呼び出し調合のレベルを確認してみると……。


「やった! 調合レベル3になりましたー! レナせんせーい!」


 嬉しさを表現するようにレナ先生のおっぱいに飛び込む。そしてそのまま頬擦りと両手揉みを開始。


「あらあら可愛いですね。おめでとうスノー。ふふ、さすは私の娘ですね、ふふふ。ああもう、本当に可愛いんですからこの子は……」


 正面から抱きしめられ、頬に何度かキスをされる。いくらレナ先生でもさすがに工房で唇にはしてこない。


「はっや! これはホントにあっさり追い抜かれそうね……。あ、おめでと。でも魔力使いすぎてない? 大丈夫? 何度も言うけど子供なんだから無理はしちゃ駄目よー」


「はい! まだまだ全然大丈夫です!」


「おめでとう。これで一段落」


「ありがとうございます! そういえば3が一番初めの目標なんでしたっけ?」


 そういえばレナ先生からとりあえず3を目標に、とか言われていた覚えがある。何か理由があるんだろうか?


「え、ええ。調合のレベルが3になると……、ま、まあ、スノーにはあまり関係のない話ですからね、気にせずにこれからも調合を続けましょうね?」


 わざとらしく話を打ち切ろうとしているレナ先生。


 ……怪しい。先っぽを摘んで白状させてみるか? でも人前で強く摘むと拳骨グリグリのお仕置きを受けそうだしなあ……。


「ちゃんと教えてあげないと駄目よレナ先生……。スノーは薬草学は調合と同じレベルまでしか上がらないって知ってるわよね?」


「はい。今なら3まで上がるっていう事ですよね」


「あ、ら、ライカさん!」


 どうやらライカさんが代わりに教えてくれるようだ。ありがたい。

 しかしレナ先生は何を焦っているんだろうか……? 可愛いんですけど!


「薬草学3からマナミの葉も採れる様になるんだけど、薬草学は結構上がりやすくてね、リフリ草の採取を何日かやってれば3くらいならすぐになっちゃうのよ。だからまずは調合を3にしてから一気に上げちゃえばいい、っていうのが一般的な考え方ね。町の外はモンスターだって出るし、あんまり頻繁に行きたくないでしょ? 纏めて上げられるならその方がいいわよね」


「はー、なるほ」


「スノーは薬草学は考えなくてもいいんです! 町の外に出て大怪我でもしたらどうするんですか!!」


「ど!? レナ先生過保護すぎます!」


 ぎゅっと強めに抱きしめてくるレナ先生。おっぱいが顔に押し付けられて幸せです。吸わせてもらいたい。


 だから言いにくそうにしてたのか……。しかし、町の外で薬草採取? いいね、いいね! それは是非ともやらせて頂きたい!


「あはは。カリンと一緒に行けばいいじゃない。あ、丁度明日は工房お休みなんだから、レナ先生が連れて行ってあげたら?」


「それがいい。ボクは行けないけど」


 アデラさん残念そう。うん、私も残念だ。青空の下であのおっぱいを楽しませてもらいたかった。できたら生で。


「そうですね、薬草の採取を体験させてあげたいのも確かなんですよね……」


 体験するだけじゃなくて普通に一人でもできる様に教えてもらいたいんですが! レナ先生は三人の中で一番過保護なお母さんだからしょうがないかなあ……。


「お願いしますレナ先生。絶対に勝手な行動を取ったりしませんから」


 体を少し離し、ぺこりと頭を下げてお願いしてみる。これで駄目なら素直に諦めよう。


「ふう……、分かりました。でもカリンさんの予定を聞いてからですよ?」


「はい! ありがとうございますレナ先生!」


 やったー! これで明日は町の外初体験だ! カリンさんの予定が空いている事を切に祈ろうではないか。

 モンスターとの戦闘を間近で見れたりするかもしれない。ちょっと怖い気もするけど楽しみの方が強いね。


 カリンさんのおっぱいはどれだけの激しい揺れを見せてくれるんだろうか……!?



 あ、そうだそうだ、忘れるところだった。


「ライカさん。約束のレベルアップのお祝い、今すぐでもいいですか?」


 ライカさんへ向き直り、両手をワキワキとさせながら聞いてみる。


「覚えてたのね……。あー、うん、でも強く握ったりしないこと。いい?」


「はい! ありがとうございます!」


 やったー! フサフサ尻尾を触る許可が出たぞー!! ……うん? おっぱいじゃないですよ?


 勿論おっぱいも既に何度か揉ませてもらっているのだが、実はライカさんはおっぱいがもの凄く敏感で感じすぎてしまうのだ。

 軽く揉むだけでもこっちが恥ずかしくなるくらいのいい声を聞かせてくれて正直たまりません! 先っぽを摘んでしまった時にはもう……、ぐへへへへ、と、ライカさんの名誉のためにも今は尻尾に集中しよう。

 ちなみにアデラさんはくすぐったいだけで感じたりはしないそうだ。私のおっぱい揉みスキルもまだまだという事か……。


 おっぱいと尻尾を両方併せ持つ獣人の女性って、最強ですね!! あ、クリス先生のドラゴン尻尾も勿論大好きです!




「ふう、大満足です。次はおっぱいを」


「胸は勘弁してよ、あたしホントに弱いんだから……」


「残念です。アデラさーん」


「うん。膝の上に乗るといい」


「やった!」


「可愛い……。それじゃ、休憩時間にしましょうか。ふふふ」




スキル一覧


体技

無し


魔法

無し


生活

調合:3 薬草学:0 水質変換:1 鑑定:3 洗浄:1 解体:0 採集:1







NEW!

スノーはディープキスも経験済み。日常的にしています。

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