その12
終始とても嬉し楽しそうなクリス先生に髪も体も隅々まで、まさに頭の先から足の先までしっかりと洗われ、お返しに私からも全身、特におっぱいを入念に揉み洗いした後。今は二人仲良くゆったりとお湯に浸かっている。クリス先生の足の間に入る形で座り、後ろから抱きかかえられている様な体勢だ。
「ふんふふーん。娘ってのがこんなにいいモンだったとはなー。ほらスノー、もっとこっちくっ付いてこい」
「は、はい。気持ちいいですねー」
言われるまま完全に力を抜いて、鼻歌交じりで上機嫌なクリス先生に持たれ掛かる。
お湯も確かに気持ちがいいが、首の辺りに当たる生おっぱいの感触も最高に気持ちがいい。振り返って吸い付きたいが、ぐっと我慢だ。
一階にある共用のお風呂は本当に広かった。木造りの浴槽は五人全員が入ってもまだまだ余裕がありそうで、まるで個人プールの様な広さだった。
この体勢だと当たる感触でしかおっぱいが楽しめないし、ほかのみんなも早く乱入してこないかな……。
いや、反対に考えるんだ。二人っきりならもうちょっと積極的になってしまえばいいんじゃないかと。
とまあ、生おっぱいを楽しませてもらうとするか、げへへ、と少しは考えたのだが、ここまで完全に娘扱いされると逆に甘えにくい訳で……、大人しくしておく他はなかった。
ここでちょっとした疑問をぶつけてみようと思う。もっと話をして仲良くなりたかったというのもある。
「クリス先生は、その、私と初対面なのにどうしてこんなによくしてくれるんですか? クリス先生だけじゃなくてみんな本当にいい人たちばっかりで……」
初めは私が珍しいエルフの職人だから確保しておきたいんだと思ってたけど、全くそんな素振りも見かけないからね。
「あん? そりゃお前が子供だからだろ。まあ、それだけじゃ確かに理由としちゃ弱いか……。んー……、あたいら三人は人間よりはるかに寿命が長いからな、他の種族のガキなんてすぐに自分達よりでっかくなっちまうんだよな。んですぐに死んじまう。レナとソラはまだ若い方だけどな、人間かりゃすりゃ百以上生きるなんて考えられないんだぜ? まあ、スノーはエルフだから分かんねえだろうけどな」
いや、私にも普通に考えられないんだけどね……。その内そうなる日が来てしまうのか?
クリス先生はここで一旦言葉を区切り、私を抱き寄せる力を少し強め、言葉を続ける。
「水霊にミストユークなんてのはな、同種族なんて殆ど見かけねえんだ、自分のガキどころか連れ合いを見つけるのだって難しいだろ。あたいに至っては竜ときたもんだ。ははっ、もう皆滅んじまってらあ」
そうなるとレナ先生とソラ先生の両親や家族は一体ドラゴン!!?
ちょっとしんみりとなりかけてた空気がどこかへ行ってしまったじゃないか!! クリス先生がドラゴン? どこをどう見たらそう見えるって言うの……。
「ドラゴンってなんですか! クリス先生は見た目普通の女の人にしか……。ええー?」
クリス先生の腕の中でくるっと体の向きを変え、向かい合う形に座り直し、ちょっと失礼かもだけど上から下まで観察させてもらう。じろじろ。ついでにおっぱいも揉ませてもらう。もみもみ。
この私の手の動きに合わせて形を変えるおっぱいの動き……。生おっぱい……、素晴らしい!! あ、おっぱいの所で視線が止まってしまってた。
「こらこらくすぐってえじゃねえか、まだ話の途中だってのによ。ま、湿っぽい話ばっかすんのもなんだから一旦置いとくか。あたいは今はこうやって人間みたいなナリしちゃいるが、れっきとした火竜なんだぜ? ほれ、ちょっと手ぇ放しな」
「あっ……」
もっと揉んでいたかった……!!
私の両手を掴んで離し、その場に立ち上がるクリス先生。
この体勢だとクリス先生の無毛三角地帯がドアップになってしまうので、私も一緒に腰を上げる事にした。そっちはあんまり興味ないからね。
そして裸で向かい合う私たち。お互い隠すような仕草は一切ない。
まあ、さっきまで全身洗い合ってたし、恥ずかしさは微塵も感じないんだけどね……。
「怖かったら言いな、すぐに引っ込めてやるからよ」
そう言った次の瞬間、クリス先生の体に変化が現れた。
頭には細くて真っ赤な角が二本、耳のすぐ上辺りから斜め後ろに向かって伸び、背後には力強さを感じさせる赤い翼膜の翼が腰のやや上辺りから左右に向かって大きく広がり、そして同じ辺りから下方向に伸びるのは、こちらもまた赤い鱗で覆われているトカゲの様な太くて長い尻尾。実際の位置は背中側を見ないと分からないが、間違いなく直接体から生えていると感じられる。
「とりあえずこんなモンでいいか。充分分かったろ。……どうだ? 怖いか?」
少し声を落とし、何故か不安そうに聞いてくるクリス先生だが……。
な、な、な……、なにこれすごい!!
「カッコいい! カッコいいですクリス先生!! ほ、本当にドラゴンなんですね! っはー……、あ、触ってみてもいいですか?」
「……お? おう! 好きなだけ触れ!! そうかそうか! カッコいいか!? クッククク……、あっははははは!!!」
うわあ凄い笑い声! お風呂だから響く響く。何がそんなに面白いのか知らないけど、とりあえず尻尾! 尻尾触らせてください!
お、おお……、鱗は確かに硬いけど、全体的には意外と弾力があって柔らかい。ドラゴンの尻尾はこんな触り心地なのか。く、癖になりそう……。
たっぷりと尻尾の触り心地を堪能させてもらったところで手を放すと、正面からクリス先生に抱きしめられてしまった。
「むぐ。クリス先生? ちょっと苦しいですよ?」
多分クリス先生にとっては軽く抱き寄せた程度のつもりなんだろうけどね、自分がドラゴンだっていう事をもっと自覚してください! まあ、おっぱいがクッションになってくれてるからいいんだけどね。
「スノーは母親、いや、家族が一人もいないんだろ? ああ、あたいは決めたぞ、絶対放してやるもんか! 今すぐ娘になれとは言わねえがな、あたいはもうテメエを家族と見なしたからな!!」
何がどうなって心の琴線に触れたのか分からないが、私も家族というモノを一度体験してみたかったのでありがたい申し出だ。どちらかといえば四人ともお嫁さんになってもらいたいのだが?
「あ、は、はい! わ、っとと……、わぷっ! ご、ごめんなさい!」
不安定な体勢でおっぱいを揉もうとしてしまったので、バランスを崩し、クリス先生を押し倒す形で前に倒れこんでしまった。
「おっとと。早速甘えにきやがったか? ほれほれ、好きに揉め揉め。吸ってもいいぞ?」
それでも笑顔を崩さず、とても上機嫌なままのクリス先生。
おお、両手で私を抱き締めてるのになんで安定してるのかと思ったら、翼をお風呂の底に付けて固定してるのね……。こんな使い方もあるのかー。便利そうでいいなー! 私も欲しいなー!
まあ、許可も出たし、丁度よく私の顔の目の前におっぱいがきてる事だから、思う存分楽しませてもらおうではないか。
くふふふふ。簡単に吸うまでの許可を出してしまった事を後悔するがいい!!
「んくっ……、こら、そんなに強く吸うな! 待て待て待て! 感じちまうじゃねえかこのヤロウ!!」
おお、いい声いい声。だが待ちません。
「こ、こらっ、摘むな、弄るな! くううう!! 可愛いヤツめ!!!」
怒られるかと思ったけど全然そんな事はなかったぜ!
その後はたまにしかいい声は聞こえてはこなかったが、体をピクンピクンと震わせるクリス先生の反応をひたすら楽しみ続ける事はできた。勿論まだまだ続ける所存である。
「うわっ、何抱き合って……、あ、すごっ、ホントに噂どおりドラゴンなんだ……。へー、近くで見せてもら吸ってるー!! こらスーちゃん! 離れなさい!!」
「なんだあ? ああ、カリンか、邪魔すんなよな。もうちょっとで何かを掴めそうなところだったってのによ」
「イキそうになってるんじゃないのそれ!? うっはあ、やっぱスーちゃんはマジモンだったかー!」
「はっ!? わーい! カリンさんの生おっぱーい!」
「こっち来たー!! あれ? 普通に甘えてるだけかな? ……ひゃんっ。こらこら、先っぽ摘まない!」
「ごめんなさーい。摘むのはやめますから、代わりに吸ってもいいですか?」
「駄目に決まってるでしょ! 結局スーちゃんはマジモンなのか甘えんぼなのかどっちなの!?」
「んなモン別にどっちだっていいじゃねえか……。ってかでけえなオイ。ちょっとあたいにも揉ませろ」
「クリス先生まで!? あー、はいはい、好きにしてー」
その後はレナ先生とソラ先生が次々と乱入して来て、またもや全身洗いまくられてしまった。
勿論お礼にとおっぱいを揉んで揉んで揉みまくりましたが何か? 生おっぱい天国、最っ高っです!!
NEW!
クリス先生はファイアドラゴン。お仲間は絶滅済み?
超強いです。空も飛べます。炎だって吐けちゃいます。
でも調理の先生なんです。
ちょっと短めのお風呂回でしたが、初対面にも関わらずスノーを可愛がりまくる三人にも実はこういう裏があるんですというお話でした。
途中で話が逸れてしまっているので上手くお伝えできていないかもしれませんが……
次回でログイン初日のお話は終わります。




