15・アスルの愛撫
インフルで休んでいて、『転生したドララー』を更新していたので、内容を忘れて変更してしまいましたわぁ。
本当は千尋の過去を書く予定でしたんや(困)。
今回は『転生したドララー』に匹敵する、危険描写は有り!
あの後落ち着いた千尋は、アスルの弁当を食べ終えた。千尋はアスルは弁当を食べていなかったので尋ねると、自分の分を作るのを忘れたと、アスルは苦笑いしながら答えた。
「ねえ千尋」
弁当をしまった千尋に、アスルが尋ねる。
「どうしたの、アスル?」
「…僕は千尋の事を数年前から見ていた…だから千尋の事も分かっているよ…あの事故は千尋のせいじゃない。だから気にする必要は無いよ」
「…ありがとう…アスルは知っているんだね…私が伯母家族から、忌み嫌われているのを…」
「子供である千尋を責めるのは間違っているよ…だから真に受ける必要は無いよ…少なくとも、僕は千尋を信じているから」
そう言うとアスルは、前から千尋を優しく抱き締めた。
「ありがとう…」
アスルの温もりを感じながら、千尋は感謝の言葉を述べる。
「うん…」
千尋の言葉を聞いたアスルだが、その際に感じている事があった。
「…千尋…良い匂いだね…」
「!?」
耳元で囁く様な声に、千尋の心臓が高鳴った。
「あっ…今、ドキってしたね…」
丁度お互いの胸が触れている為か、千尋の鼓動がアスルに伝わった様だ。
「僕も今…凄くドキドキしている…千尋、凄く良い匂いをしているから…」
そう言うとアスルは、千尋の右耳に鼻先を触れさせる。
「千尋…耳…良い…?」
「あ、アスル…駄目…誰か来ちゃう…」
拒絶の言葉を述べるが、アスルは小さく笑って告げる。
「誰も来ないよ…僕が気配感知の魔法を使っているから、来たら直ぐに分かるし…もう…我慢出来ない…」
そう告げるとアスルは、口を小さく開いて、薄ピンク色の舌を出した。そして…
ペチョ…
唾液を湿らせた舌先で、千尋の耳に優しく触れた。
「あ、アスル…」
千尋はアスルを離そうとするが、アスルはガッチリと千尋を抱き締めている為離さない。それ処か翼で千尋の頭を包む様にし、余計に離せなくなる。
「ああぁ…千尋…好きだよ…」
甘い声で千尋の耳に囁き、アスルは舌先で千尋の耳朶を優しく舐める。
「ピチャピチュ…チャプ…」
耳を舐められる度に、千尋の体温が上がり鼓動は早まる。
「ん…ふぅ…」
甘い声が漏れそうになり、千尋は必死に声が出ない様に抑える。
「あぁ…好き…千尋…」
アスルは更に興奮してきて、口で千尋の耳を咥えると、ゆっくりと引っ張る。
「あ…アスル…」
アスルは自分の耳を食べようとしている…そう千尋が考えた時だった。
キーンコーン…
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
「……」
その音を聞いたアスルは、千尋の耳から離れた。
「ごめんね千尋…でも我慢が出来なかったんだ…」
顔を赤く染めて、千尋の顔を見つめながら言い訳するアスル。そんなアスルに千尋は、責める事が出来なかった。
『…気持ち良かった』
アスルに舐められた事に、快楽を感じていたからであった。
「教室に戻ろう」
千尋から離れて浮かびながら、アスルは告げる。その様子は先程の興奮した様子を感じさせなかった。
「…うん」
アスルの行動に戸惑いながらも、千尋はアスルが自分を本当に愛していると、感じるのであった。
本当はアスルは、『その先』までやりたかったのですが、『千尋の意思を尊重』を優先している為、これだけで終わらせたんやで♪
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