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秘密の戦争  作者: 六福亭
4/15

4 魔物たち、警戒する

「誰だろう?」

「見に行った方が良いね」

「待って。危険よ」

 スニが止めた。

「どうして?」

 ハルアはスニを振り返る。

「そこにいるのが、何も知らない連中だったら? 私たちの家のありかを知られてしまう」

「それもそうだけど……」

 リートは事情が飲み込めないなりに、神妙な顔をして聞いていた。

 ハルアが、ぶるりと身震いする。

「まさか、既にここに降りてきてるんじゃないだろうな……」

 その場にいた全員が思わず黙り、耳を澄ませた。作業音が途切れることなく聞こえるばかりだ。

 ニーがやれやれと言わんばかりに首を振り、立ち上がった。白い石の欠片を手にして、壁の地図に近づいた。

「少し、おどかしてやろうか」

「おい、よせよ」

「おどかすだけなら、神も目こぼしくださるさ」

 そう言って、石で、井戸の印の周りに丸を描いた。ハルアもスニも、期待を込めて壁を見上げた。


 だけど、


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