怒りが収まらない時は
怒りが腹に溜まった時は
とにかく沢山食べればいい
溜飲が下がるかのように
胃に押し込めたものが怒りを抑えてくれる
それでも怒りが収まらないなら
とにかく沢山眠ればいい
首も据わらぬ赤子のように
何十時間もの眠りが怒りを夢の彼方へ押しやってくれる
それでも怒りが忘れられないと言うなら
いっそ大いに暴れればいい
泣いて喚いて体を傷つけんばかりに
壊れた物と一緒に怒りも破れているだろう
それでも駄目で
何もかもが儘ならぬというなら
私は錠剤を1つ飲む
病院に頼り、周囲の人に頼り
私は何もかもの感情の揺らぎから解放される
どれほど怒りが収まらずとも
孤りどうにかするには限界がある
それを忘れてはいけない