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詩のようなものたち

怒りが収まらない時は

作者: 暮 勇

 怒りが腹に溜まった時は

 とにかく沢山食べればいい

 溜飲が下がるかのように

 胃に押し込めたものが怒りを抑えてくれる


 それでも怒りが収まらないなら

 とにかく沢山眠ればいい

 首も据わらぬ赤子のように

 何十時間もの眠りが怒りを夢の彼方へ押しやってくれる


 それでも怒りが忘れられないと言うなら

 いっそ大いに暴れればいい

 泣いて喚いて体を傷つけんばかりに

 壊れた物と一緒に怒りも破れているだろう


 それでも駄目で

 何もかもが儘ならぬというなら

 私は錠剤を1つ飲む

 病院に頼り、周囲の人に頼り

 私は何もかもの感情の揺らぎから解放される


 どれほど怒りが収まらずとも

 孤りどうにかするには限界がある

 それを忘れてはいけない


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