7 神階堂 小雪(しんかいどう こゆき)
「あ?なんだてめえは。眩しい太陽みたいな頭しやがってよぉ」
ガクトの前に現れたセーラー服のツルツル頭の女子生徒。審査員席から飛び出してきた蛇野が、ガクトを蹴り飛ばした!!
「ぐお!!く、、、ヘビ親父がぁぁぁ!!いきなり何しやがる!!!」
「無礼を詫びろ~!ヘビにもついでに謝れ~!」
「結構です先生。挨拶が遅れたわ。アナタをこの世界へ呼び寄せたのは私よ。神階堂 小雪、学園の理事と園長を担ってるわ。魔の血を持つとゆうアナタを一目 見て置こうと思い、試験に審査員として立ち会ったの。」
「おまえが、、、この学園の2TOPの1人か、、、 。」
「率直な意見よ。杜撰かつ、お粗末な闘いぶりね 。失望よ。それでいて、その自信家ぶり、笑止千万。私の域に達するのには、現段階で計算によると、天文学的数値が出る程不可能な値が出たわ。わざわざ貴重な時間を割いた私に、詫びの意を表し土下座なさい 。」
「なんだ?てめえ、わけ分かんねぇ事ゴチャゴチャ、、、、、!!!!?」
突如ガクトに無限の重力がのしかかる。ひざまずき、頭を地面に埋め込まれる程の重力をかけられた。
「あら、綺麗にできるわね。土下座においては私からも合格を出すわ。それではごきげんよう。」
ひと風吹くと、コユキはそこにいなかったかのように消えてしまった。
「がががが、、、が!!!!」
のしかかる重力が消え、ガクトは起き上がった。
「ば、化け物女がぁぁぁ!!!許せねえ!!!!今よりもっともっと強くなって、いつかてめえをぶっ倒してやる!!!!」
「………ふっ、単純ね。」
自分の部屋である理事長室にテレポテーションしたコユキはその様子を伺っていた。ガクトを強くするため、計算の上、挑発し気持ちに拍車をかけたのだった。
強い者を求める学園のトップコユキ。 いまだ学園に姿を見せぬ番長ゴウキ。
そして、悔しさをバネに、猛烈な早さで強くなる大魔王ガクト。二等級クラスでの闘いがはじまる。