5 ねぇねぇ、色々教えて教えて♪
ガクト入学の翌日。
登校してきたガクトはホリを捕まえて、
「おい排泄物級長。この学園のこと色々教えろよ。 」
「威勢の良さだけは買ってやるが口には気をつけろよ大魔王ちゃん。俺は三等級クラス最強のホリ様だ。まあ、、、何も知らない新入生にこの学園の恐ろしさを教える義務もある。付いてこい。」
教室を出て、校舎の裏側に出たホリとガクト。普通、校門と校舎を挟むように校庭があると思う。しかしここ神学の校庭は、校舎の裏側にあり敷居のない果てしなく広い荒野やジャングル、砂漠や草原が校庭として存在する。およそ3000キロ平方に渡ると言われている学園自慢の校庭だ。
「部活動を紹介してやるよ。鉄球を扱いゴールを決めるんじゃなく、ゴール範囲のみで交わすキーパーを狙い打つサッカー部。
同じく鉄球で相手チームの脳天を叩き割るラグビー部。
他には遊泳速度向上、水中肉弾戦向上を追及する水泳部や、真剣剣道部、忍術部なんてのがある。
そしてここからが絶対ルール。超等級クラス、ゴウキが立ち上げた喧嘩部にだけは絶対に近づくな 。」
「喧嘩部?」
「ここ校庭には無いが、今はない4号舎跡地にゴウキが作った部室がある。ここ跡地一帯は、部室とゆうよりゴウキの縄張りになっている。先生だろうが誰も立ち入ることはできない。」
「あ?入ったらどうなる?」
「殺されるよ。」
「いまはそのゴウキってやつの闘気を感じないけど、滅多に学園に来ないやつなんだろ?いわば不登校。わざわざ殺しにくんのか?」
「部員に殺される。ただの部員じゃない。この学園の副学園長として、ゴウキが現れるまでコユキと二人、この学園の2TOPとして君臨していたエリカがいるからだ。とんでもない化け物だよ。」
「喧嘩部で?部員で?学園の副学園長で?いろいろゴチャゴチャしたやつだな。そんなヤバい奴が、部員ってくらいだからゴウキの下に就いてんのか?」
「それだけ番長ゴウキがもっと化け物なんだろうな。エリカは一等級クラスの級長でもあるし。実力的にコユキ 、ゴウキ以外では誰も敵わない程の強者だ。」
「そうそう、そのコユキってのはどんなやつだ? 」
「分かんないなー。エリカもだけど話だけで見たこともない。とりあえず、コユキ、ゴウキ、エリカにだけは近づかないこと。これが学園で生き残る絶対ルールだ。先生たちが口を酸っぱくしてゆうからな。 」
「、、、、、。」
「エリカの他にまだ、一等級クラスのやばい化け物たちがいるみたいだが、とりあえずあのtop3にだけは逆らわないことだな。」
「まあ、分かった。ゴチャゴチャ考えても分かんねーし、まずは試験でハーリーの野郎をぶっ倒す!それからそいつらに下剋上だ。」
「ホント威勢だけはいいやつだ。」
まだ見ぬ強者に対し、更に闘志を高めるガクト!繰り上げ等級試験にて、ハーリーを倒すために更に腕を磨く!
そして 早くも1ヵ月がたち、試験の日がやってきた!!