34 祭りのあと
「!!!!なんだとっ…」
「どうゆうことだ?!!」突然のコユキの降参により一同ときがとまる。
「ガ、ガ、ガ、ガガルル!??!」走り出した嵐はピタリと止まり状況を把握できずにいた。
騒然となったあたりの様子を無視し、マキゼンがすかさず進行を開始する。
「決勝!ゴウキ対嵐!!ゴウキ、闘技台へ!!」
ゆうまでもなく、コユキの突然の降参宣言に怒りの表情を浮かべたゴウキが闘技台へ飛び上がった。
「うぅぅおおおお!!!!!!コユキィィ!!!!どうゆうことだこるぅぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」発した巨大な怒声の震音により遠くの山が崩れ去った。闘気をフルに開放するゴウキ。嵐はポカンとしたままコユキのほうをぼんやり眺めている。
「はっはぁぁぁ!!なめやがってぇぇぇぶち殺してやるよコユキィィ!!!」完全に怒りで我を忘れいまにもコユキに飛びかかりそうな勢いのゴウキを前に、
「対戦者は嵐よ!そのまま試合を執り行わないのであれば放棄とみなし負けとするわゴウキ!」
マキゼンがこんな状況な中試合を進める。
「決勝開始!!!」
「ああああ!!!!?うるせぇこのやろぉぉぉ!!!どいつもこいつもぶち殺してやる!!!!」
「おお!!!?」「ガ、ガル?」
主審マキゼンを強烈な頭突きでなぎ倒し、完全に牙をもがれ戦意をなくした嵐を蹴りとばし、コユキに向かっていくゴウキ。
ひとりで試合を、学園祭をまぜくってぶち壊しにしたコユキ。
とんでもない状況を前に言葉も出ないガクトとミカ。
全てを無に還すべく怒り狂った番長ゴウキ。
学園の最後のときがきたのか?
次回完結。




