26 学園祭前日
壮絶壮大な学園祭まであと1日。再び闘いに参加する7人の強者と、主任マキゼンが理事長室に集まった。
「はっはぁぁぁ。少しは腕をあげたかカスども。だが、このゴウキ様とコユキの戦闘が祭りの醍醐味だ。指しゃぶって見物しときゃいい。」
番長ゴウキが集まるそうそう毒を吐く。
「ふふ。相変わらずだねゴウキは。」
ミカは笑っている。
「覚悟しとけゴウキ。わたしは再び学園のトップに君臨する。」
エリカはまるでそこに居ないかのように澄んだ気配でそこに座っていた。このエリカの無の気配に他の6人全員が気づき、エリカがいままで以上の強さを身につけていることを悟った。
「静粛あれ。それでは学園祭の工程を発表します。」
コユキが前に立つ。
「四等級、三等級の生徒は1号舎一階の多目的室にてモニターによる観戦。二等級の生徒は結界を張った観覧席を設け、直に闘いを見学させることとする。いわば学園全生徒が参加する、創立以来初めての大行事であることを忘れないように。質問等受け付けます。」
「妥当かな。世界中から集まった強者とはいえ、四、三等級の生徒が直に見て耐えられる戦闘じゃないと思うし。死んじゃうんじゃないかな?」
と、ミカ。
「その通り。少なくとも邪気の強いゴウキのオーラをあびれば、心身ともに再起不能になるでしょう。二等級の生徒の実力であれば、わたしが三重に重ねた結界内にいれば死ぬことはないと算出。そこから直に見て学ぶものがあるでしょう。」
「相変わらずイライラさせやがるなぁぁぁ。そんなこたぁ、どうでもいいんだよおぉ!!!どうやってトップ決めんだ?あ?コユキィィ」
番長ゴウキがイラつきを露にする。殺気と邪気が理事長室に充満する。
「む、むろぉぉぉ」
「この番長は、、、ホントっ、、、!!」
威嚇するような気を放つゴウキに対し、他の6人とマキゼンは闘気を高める。そうしなければその気に押しつぶされてしまうからだ。
「ゴウキくん。冷静になりなさい」
マキゼンが発言。
「トーナメント形式による闘いです。戦闘におけるあらゆる力量、経験を分析した結果、偏ったものになりましたが発表します。
第一戦。
ガクト対アポロ。
第二戦。
(第一勝者)対ミカ。
第三戦。
(第二勝者)対エリカ。
第四戦。
(第三勝者)対ゴウキ。
第五戦。
嵐対わたし、コユキよ。
最終戦。
(第四勝者)対(第五勝者)。以上。」
「あ?偏りすぎだろ!!俺とアポロはトップになるにはほぼ全員闘わねーといけねぇじゃねえか!!」
「決定は覆らないわ。アナタが全員を上回る実力があれば何の問題もないはずよ。」
「はは。そうだな。ましてやわたしやミカに勝つつもりでいるとはな。笑わせるよ魔王。」
笑うエリカ。
「く。まあそうか。挑戦者だからな。1人ずつぶっ倒してやるよ。」
「むろ。ガクト、ぼくに勝つつもりでいるの?カッチン。」
アポロがガクトに殺気を放つ。
「だが、コユキ。1つ気に入らないことがある。」
エリカが問う。
「戦力を考慮してシード枠を広げてると解釈すれば、嵐が、わたしやミカより格上ってランク付けになってるが、どうゆうことだ?」
「はっはぁ。エリカちゃんよぉ、お前もまだこのケモノのこと分かっちゃねぇようだなぁぁ。見てみろよコイツを。」
「!!!」
「闘ウ、、コユキ。敵コユキ、、、ガガガガ、、、、狩る。狩る。狩る!!!!」
凄まじい闘気をコユキにむける嵐。嵐はコユキを倒すべき標的と認識した。
「このケモノはよぉ、狙った獲物は絶対しとめるハンターだぁぁぁ、こいつに狙われて生きてるやつはいない。こいつとコユキの戦闘は俺様の前の余興としちゃあ、うってつけの組み合わせだぁぁぁ。はっはぁ。」
「ふん。まあ、いい。明日になれば全てが分かる。誰が最強か。」
「この魔王様が最強の座を頂く。」
「ふふ。みんな海底に沈めてあげる。」
「みんなぼくのエサだむろ。」
「コユキ、狩る!!」
「はっはぁ!!ちったぁマジにやってやるよ、この番長様がどれだけ下僕共と力の差があるか知らしめてやらんならなぁぁ。」
「トップは明日決まる。それでは解散とします。各々万全の体勢で臨むこと。それではごきげんよう。」
ついに学園祭のときは来た。世界最強の座をかけて歴史に名を刻む壮絶な闘いがはじまる。




