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神々戦線  作者: イーオ
17/36

16 12時だよ!全員集合

時刻は正午。

理事室にエリカ、ミカ、アポロ、ガクトの四人が入っていく。中では学園長コユキと指導主任マキゼンが待ち構えていた。


「ごきげんうるわしゅう。席に着きなさい。」


相変わらずツルッパゲをピカピカに光らしたコユキが言う。剛毛ヒゲヅラのマキゼンは険しい顔で沈黙。


「!!」


あの日と同じように、雷雨と竜巻が学園を包み込み、史上最強とうたわれる化け物の邪気が理事長室に近づいてきた。


「うはぁぁぁぁ。」


番長ゴウキ見参。鬼の形相、阿修羅のような出で立ち、悪魔のごとき風格、まさに最強の男。相変わらず、周りを刺し殺すようなトケトゲしい邪気を放つ。以前はその邪気にすら耐えきれなかったガクトだったが、ゴウキを目の当たりにしても、平然とした態度でゴウキと体面する。


「会議っての始めよーぜ早く。俺疲れてて眠いんだけど。」


と、ガクトが言う。


「ああぁぁ。誰か知らねぇーがぁぁ、コユキぃぃ。こいつの言う通り早くせえやぁぁぁ。」


「一回会ってるだろ番長!」


「ああ~?知らねえなぁぁ。誰だてめぇぇぇ」


物怖じしない。いままでとは全く違う態度で強者と向き合うガクト。そこまで強くなったのだろうか。


「ふふ。やっぱりガクトおもしろい。」


ミカが笑みを浮かべる。


「静粛あれ。嵐もきたことだし、会議をはじめるわ。」


「!!」


いつのまにか隅にあるイスに、真っ黒な姿の男の子が立っていた。髪はボサボサ、マサイ族のような衣装を纏い、全身日焼けか地黒か分からない肌の色の、目だけは濁りのない凄まじい眼光を放つ、その男こそ一等級最後の1人、 嵐だった。


「こいつが、、、嵐。生徒ってのかけ離れてほんとただの野性児だな」


「ふはっ、ケモノがぁぁ。どらぁぁぁコユキぃぃさっさ話進めえやぁぁぁ!!」


番長ゴウキが席に座る。


「それでは学園会議をはじめます。まず、エリカに委託した、繰り上げ等級試験での追試において結果を出したアポロ。ガクト。両者一等級クラスへの本繰り上げを承認します。」


「!!むろ!!ひぃーっひぃ~↑↑」


喜びを露にするアポロ。


「繰り上げの際、多少問題が生じましたが、それは追々話すことにします。一等級クラスの生徒として、これから学園ですべき事、上級生としての下級生への立ち振舞い、学園生活において合理的かつ倫理的にetc…etc …etc …etc … 」


なにやら、番長やら魔王やら野性児には難しい話をコユキは淡々と話始めた。しびれをきらしたゴウキが貧乏ゆすりで地震をおこす。

マキゼンが口を開く。


「コユキ理事。」


「ええ。それでは、会議の本題を話してもらいましょう。ゴウキ。アナタの口から話しなさい。」


「あぁぁ。そうだなぁぁぁ。俺が言い出したことだ。会議なんか俺様ぁどうでもいいんだよぉぉ!!ただ、コユキと俺がどっちが強いか、勝負するぞって話しにきただけだぁぁ!!!」


「、、、と、ゆうこと。学園のトップを決める。それを一等級生を交えた、トーナメント形式による闘いを行う学園祭を開催したいと思います。」


「!!この学園の最強を!!実質全世界最強ってことになるのかな?そんな凄い学園祭をするの?」


ミカが興奮する。いつしかガクトは疲れ果て眠っていた。アポロは不気味にプルプル震えている。わけのわからん奴だ。

エリカがゴウキをマジマジと見つめながら、


「ついにこのときがきたか!!!一度は敗れはしたが、ゴウキを倒して、更にはコユキを倒してわたしが最強になるときが!!!」


エリカの拳が感情とともに肥大していく。


「あ?回りくどいことしやがるなあぁぁ。俺の目じゃぁぁ、お前以外にまともに戦える奴なんかいねぇと見てんだがなぁぁ。まあ、いい。祭にすんなら余興があってもいいかぁぁぁ。どいつもこいつも蹴散らして、俺とコユキの最終戦でこの学園もフィニッシュだぁぁ。」


おとなしかった嵐が初めて口を開く。


「ガル……?、、、、狩る!!」


禍々しい闘気を放つ!


「1ヶ月後の学園祭にて、トップは決まるわ。各々闘いのために今の自分をもう一度見直し腕を上げてきなさい。では解散とします。


学園最強を決める学園祭が行われることが決定した。

神の化身コユキ。

番長ゴウキ。

拳神エリカ。

大海賊ミカ。

大魔王ガクト。

獣神嵐。

超人アポロ。

果たして誰がトップにたつのか。1ヶ月後の学園祭のためにガクトはまた厳しい修行に励む!

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