12 時の流れに身をまかせ
イナ吾の奥義。刀によって地面をえぐり取り、そびえる渓谷をつくりだしたイナ吾。えぐり取られた地に足を奪われた三者。その標高ある渓谷の頂から飛び降り、大きく刀を振りかぶり、三者に向かっていくイナ吾!!
「斬り捨て、、、、御免!!!!」
巨大な太刀が三者を斬りつける。
「ぐぁぁぁ「ブヒイィ」「ぷみょおおお」!!!」
太刀をあびたガクトだったが、すぐさま反撃に移る。
「努羅喰餌方式魔術、刃偽X」
術によって生み出された、刀の斬撃のようなの衝撃波がイナ吾を斬りつけた!
「ぐお」
ダメージを受けるイナ吾。
ミヤモンも、斬られた体を自己修復させ、能のない突進の一点張り。しかし突進の威力は回数を重ねるごとに増していく。
「ブヒ!!!!!」
イナ吾に大激突。
「く、うお!!!」
ダメージが蓄積するイナ吾。
大口を開けたアポロがイナ吾に噛みつく。
「いただきまっしゅ。」
イナ吾の腕の肉を綺麗にこじ開け、筋肉のみを食いちぎった。その細胞を取り入れ、アポロは急にムキムキのマッチョになった。
「ぷみゅうお、アポロ肉弾ver。」
鬼畜のごとく、倒れているイナ吾をボコボコに殴りはじめたアポロ。
「ぐがががが、、、、」
意識がもうろうとし出したイナ吾に、容赦なく拳打を浴びせ続ける。
「ヘビぃ~。やはり予想は外れていなかった、、、。現段階で一等級の生徒には劣るかもしれないが、もはやわたしとの戦闘を審査基準とするレベルを越えている、、、。なんて日だ!!!」
勝敗の見えない闘いに終止符をうつべく、魔王ガクトは静かに瞑想をはじめた。
「ぷみゅ?」「ブヒ?」
既に気を失いかけているイナ吾も、ガクトの高まる闘気に気づいた。
「はぁああああ♪チンタラやってんのも飽きたぜえええ。」
額の魔眼がかつてないほどの光を放つ。纏っていた禍々しいオーラを魔眼に吸収させ、ガクトは高層マンション程のでかさと高さに巨大化した!!!
「ブッ、ブッ、ブヒ?!!化け物だわ!!!」
お前がゆうな。
「ぷみゅうおーーー大きすぎて食べれないみゅーー」
大地を引き裂く拳を三者に叩きつけたガクト。瀕死のイナ吾を完全にやっつけた。アポロ、ミヤモン両者虫の息。
「とどめだ。」
更に追い討ちをかけようと、巨大な拳を振りかぶったガクトの前に突如!!
「そこまでだ。」
謎の男が試験に割って入ってきた。
「!!」攻撃をやめるガクト。
「勝負はここまで。わざわざとどめを刺す必要もない。チンケな井の中の蛙同士で。」
「なんだと?誰だてめぇ」
ガクトは巨大化を解いて元の背格好に戻った。
「申し遅れた。わたしは審査員長、及び一等級担任、マキゼン。」
「!!!一等級の!!!」
瞬時に警戒するガクト。
「一等級への繰り上げ等級試験を、蛇野先生に全面委託したのは間違っていた。お前たち4人では、現二等級のレベルは大きく越えたものの、今の一等級のレベルにはまだ達していない。二から一への中間クラスを新設するべきだった。」
「おい!!いきなり闘いを中断してなにほざいてやがる!!繰り上げの結果はどうなったんだ!!」
「そうだな。良い質問だ。今更繰り上げなしとゆう結果はお前たちには酷だろう。よってお前たち4人全員、一等級クラスへの繰り上げを認めよう。仮生徒として。」
「ぷみゅうおーやったー♪」
「ぶひ♪」
「、、、仮?」
「そうだ。現在一等級クラスに在籍している3人、お前たちももちろん知っているはずだ。副学園長エリカ、新星大海賊ミカ、獣神黒い嵐。この3人はコユキ学園長、そしてゴウキに次ぐこの世界の最強クラスの強者と言える。その3人と肩を並べる程に成長できるのであれば、晴れて一等級クラスの本生徒として迎え入れよう。もう一度修行したほうがいいとわたしたち上の人間から判断されたときは、二等級に戻ってもらう。」
「なんだっていい。登りつめたチャンスを俺はふいにはしねぇ。エリカらなんざ、中間地点にすぎねぇ。コユキやゴウキをぶっ倒すのがとりあえず目指すべきとこだからな。」
「噂通り、威勢だけでものを言う困った魔王ちゃんだ。己の肌で1等級クラスの三人の力を感じてきなさい。1つだけ言おう。自分の命は自分で守れ。死なないことが絶対条件。あとのことは副学園長エリカに任せることにする。では、検討をいのる。」
イナ吾、ミヤモン、ガクト、アポロ、仮生徒として一等級クラスへ繰り上げ。
「ヘビィィ~↓↓マキゼン指導主任、すいません。わたしの力量不足のせいで。」
「むむ。蛇野先生。いーえ、いいい~んです。内密にとのことですが先生には言わなければ。これはコユキ理事からの指示です、時は来た、、、。と。」
「ヘビ?」




