10 二度目の試験開始!!
「へ~ビヘビヘビヘビ、、、一等級への繰り上げ試験は毎月受験生が多いから飽きないなぁ ~今月は4人かぁ。」
二等級担任蛇野は受験生のリストを眺めていた。
「三等級から繰り上げした新人、大魔王ガクト。コイツの成長の早さは半端じゃないね。ヘビにも勝らずとも劣らない、見所のあるやつだ。
妖魔術と呼ばれる奇妙な術で、怪物に変身する、妖獣ミヤモン。こいつも段々と強さを増している。一瞬たりとも気を抜けないやつだ。
最上級危険人物アポロ66号。三等級にいた頃、クラスをメチャクチャにしたアイツか。学園の秩序を守るためにコイツの繰り上げは阻止したいとこだ。何をしでかすか分からん男だ。
あとは、、、やはりコイツか。現代の侍、最強の剣豪イナ吾。受ければ試験合格確実だとか言われてるコイツがとうとう受験してきやがった。わたしにとってはただの敵。この4人、どう~闘おうか、、、。よし!」
繰り上げ試験の日がやってきた。
今回の試験会場は、校庭のほぼ中心部に位置する見渡す限り緑の広がる草原。 二等級生徒、先生たちが集まる。そして受験生、ガクト、ミヤモン、アポロ、イナ吾の四人が前に立つ 。
「試験官の蛇野だ。今回の試験は合格者を1人だけと定める。よってこの四人でバトルロワイヤル形式での闘いを行う。勝てばその時点で1等級への繰り上げが確定だ。」
ミヤモンが質問する。
「試験官との闘いによって審査する試験だって聞いたけど、今回蛇野先生は審査員側に回るとゆうことですか?」
すかさずガクトが、
「そうだな。納得いかねぇな。俺はお前を倒すために自分で毒を喰らい、毒に抗体をもつ体に仕上げて試験に臨んでんだ。なんで今までと違ったやり方すんのか答えろ。」
「、、、課外授業として、昨日真剣での実戦の模範稽古を、そこにいるイナ吾と執り行った際、授業とは建前、二人の中で内密に、繰り上げ等級試験の前哨戦として授業で手合わせをした。ようは仮試験をイナ吾とした 。わたしは合格確実と言われていたイナ吾と全力で戦ったが、敵わなかった。今回の繰り上げ等級試験、わたしとの闘いの勝敗を審査の基準とすれば、イナ吾が繰り上げするのは目に見えて分かっていた。ならば、そのイナ吾が二等級の他の生徒に負けるようであれば、繰り上げに矛盾が生ずる。よって順当にイナ吾が一等級繰り上げなるか、お前たち他の受験生3人の誰かが、イナ吾より更にその上をいく資質があるかどうか、それを勝敗によってあきらかにできるのであれば、試験とゆう名目で見極めることが妥当であると考えた。よって今回イナ吾には勝手ではあるが、試験官とゆう立場をイナ吾に置き替えて、お前たち四人の中で、誰が一等級に繰り上げするのがふさわしいかを、第三者として公正に審査員として判断したい 。」
「ぷみゅみゅー」
意味不明なアポロ66号。
「ぶっぶっぶっ、、、ブヒっ」
闘志をかきたて、徐々に獣へと変身し始めるミヤモン。
「あい分かった。斬り捨て御免。」
刀を抜く最強の侍イナ吾。
「上等。」
額の目が開眼し、闘気を高める大魔王ガクト。
「蛇野による、ヘビのいない、ヘビのための、繰り上げ試験、開始ぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
試験開始!!!




