9 海賊ミカ
ゴウキと対面して、早2ヵ月が過ぎた。校庭の奥深くにある、HB鉛筆岳の頂で瞑想するガクト。洗練された巨大なオーラがガクトを包んでいる。あの日、絶対的恐怖を味わったガクトは、その月に参加する予定だった繰り上げ等級試験を辞退して、山籠りして修行に励んでいた。 前とは比べ物にならないほど強さを増したガクトだったが、自分が強くなればなるほど、ゴウキたちが遥か遠い存在だとゆうことを改めて痛感していた。
「勝てねえ。今のままじゃどうあがいてもあの化け物共に追い付けねえ。」
落胆するガクト。
「試験を受けるか。でも蛇野を倒したところでそれが意味があるかどうか。しかも強くなったから分かる。相手の強さが分かるのも強くなった証ってゆうが、あの蛇野も相当な実力者だ。勝てるかも分からねえ。」
独り言をブツブツつぶやく悩み多き少年ガクト。
「ずいぶん落ち込んでるねキミ。」
「!誰だ?」
いつのまにか近くにコジャレた可愛い女の子が立っていた。
「キミでしょ?ゴウキたちに会った命知らずの新入 生、まあ、入学から月日もたったからもう新入生じゃないけど。」
「誰だって聞いてんだよ。」
「わたしはキミと同じ時期に入学した、世界の海を制した海賊、一等級クラスのミカ。ヨロシク魔王くん。」
「い、一等級だと?しかも俺と同じ時期に入学したって?」
「そうだよ。一等級クラスは級長エリカを含めてたったの3人。蛇野先生を倒せば晴れてわたしたちと同じレベルまで到達することを意味する。それだけにあの先生も相当強かったよ。」
「、、、、、、。」
「二等級クラスにも相当な実力者が揃ってるみたいだよね。その中でもわたしはキミに興味あるね。 なんたってあのコユキが一目置いてるみたいだし。今はまだわたしの足元にも及ばないけど、ここまで上がってきてよ。」
「ハゲ、、、コユキが?」
「異世界の血を持つガクトか。期待してる。ひと目見たかっただけだから、もう帰るね。じゃあね魔王くん。」
すると突如巨大な津波が押し寄せてきた。その波と一緒にやってきた巨大帆船に飛び乗りミカは居なくなってしまった。
「ブッ飛んでやがるなあの女!!まあ、可愛いけど。だが相当強ぇな。しかも同期か。負けてらんねえ、、、よし、ウダウダ悩んでもしょーがねえ。次の試験で蛇野をぶっ倒す!!」
俄然やる気になったガクトは二度目の繰り上げ等級試験へ臨む!!




