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こまかい詩集3

詩 ラストナイト

作者: 仲仁へび



 ずっと近くで君が泣いているのに

 その涙をぬぐう事ができない


 君は君らしく笑うことを忘れてしまっている

 他愛もない冗談で 思い出させてあげることもできない


 人の心は弱いから

 たくさんの物を肩にのせられた君だって

 一人の人間だから


 何もかもを託しすぎないであげてほしい


 そのことを忘れないでいたい


 ただ 君に笑っていてほしい

 できれば幸せになってほしい


 この想いも 願いも価値のないものなのだろうけれど


 やめる事もできずに 飽きることも知らずに

 届かない場所に 手を伸ばし続けている

 

 役目を果たせない事はまだのみこめる

 役に立てない事実だってまだ大丈夫だった


 だけど 君の隣にいる未来だけは そんな明日だけは

 捨て去る事ができなかった


「私にはあなたが必要です」


「私のこの人生には、あなたが存在していなければならない」


「あなたがいない、そんな日々は考えられないから」


 欲張る事を言うのなら


 誰よりも幸せでいてほしい


 誰よりも笑顔でいてほしい


 それが叶わないのならせめて


 ふつうの 人並みの日々を送らせてあげたい

 

「私はただあなたと一緒に生きていたい」


「この無情の今を超えて」


「朝日の温かさを あなたの隣で感じたい」



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