魔王ザルガバース城
ザルガバース城は、黒曜石の床と壁が黒光りしていた。据えた匂いが鼻腔を擽る。これは、いわゆる死の匂いだ。
城の入り口のガーゴイルの像が動き出し、主に訪問者を伝えに行った。
智紀達が城に足を踏み入れると、扉は閉まった。
「開かない?出口をふさがれたみたいだ」
少し進むと、広い場所に、床パズルのようなものがあった。矢印が示されている。
張り紙に、
”アマノジャクが示す方向に進め”と書かれていた。
史郎が床に乗って進もうとすると上手く進めず、戻されてしまった。
「どうすればいいんだろう?」
「矢印があって、アマノジャクが示す方向に進め……わかったわ!!矢印と反対の方向に進めばいいのよ!!」光が名探偵のように話した。
「上の矢印は下に。右の矢印は左に進めばいいんだ!!」
皆は、その通りに進むと、先に進むことが出来た。
先に進むと牢獄があった。
中になんと、図書館で見た15年前の犯人3人がいた。
「タカ、ユイト、ザルカワ!!!」
「助けてくれ…。俺たちは無罪なんだ……」
「わかってる!!本当の犯人は黒沢だ!」星哉が言った。
智紀達は牢の番兵の居眠りしているシュッディムから牢の鍵をくすね、タカとユイトとザルカワを助け出した。
3人は現実世界の牢獄から魔王ザルガバースであるサムソン(黒沢)にこの世界に転生魔法で召喚されたようだ。
「ありがとう」
3人は智紀達と共に行くことにした。
先を進むと、王座の部屋に着いた。
王座に主である、魔王ザルガバースはいない。
「どこだ!!魔王ザルガバース……いや、サムソン!黒澤!!」
傍らにビアノが在った。張り紙がそばにある。
張り紙には、L字のような形、凸型の形、逆L字の様な形が8つ並んでいた。
「これは何だろう……」
「ピアノが関係あるのかな」
皆が悩んでいると、乃蒼が、
「わかったよ。この形は、ピアノの白盤の形だ……この8つの形を順番に白盤の位置に当てはめると、ドレミファソラシドになるんだ」と推理し、ピアノををその通りにに弾いた。
辺りに音色が響き渡る。
ゴゴゴゴゴゴと王座が動き、王座に魔王ザルガバースであるサムソンと融合者である黒沢が現れた!!
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