魔王ザルガバースの正体
「動くな」
四天王バチカルが女神アテーナイエを助けようとする智紀達を牽制した。星哉達はその場には居なかった。
バチカルは微醺を帯びたように語り出した。
「……その昔、我は魔王バチカルとしてこの世界に君臨した。しかし、四英雄により倒され、敗れた我は惨めにも岩牢に幽閉された。しかし、英雄の一人が我を岩牢から助け出した。我はその英雄を次の魔王・ザルガバースとして、次世代の後継者として……我は、こうしてして四天王の一人と復活を遂げた」
智紀が、「英雄の一人が魔王ザルガバースなんて……そんなこと信じられないよ!!」と糾弾した。
「そんなに信じられないなら、対面させてやろう」
四天王バチカルは片方の腕を伸ばした。
「魔王・ザルガバースよ!!」
そこに現れたのは……なんと星哉だった!!
「ジークフリートの融合者である星哉さんが……魔王ザルガバース?!英雄ジークフリートが裏切り者?!星哉さんが15年前の犯人?!……まさか!!」
智紀は信じられないように。
「嘘だ!!!!」乃蒼は叫んだ。
星哉はにやりと笑い、アテーナイエに剣を向けた。そしてーーーーーーーーーーー
アテーナイエの胸にその切っ先が貫いた。
「母さん!!!!」
アテーナイエは倒れた。純白のドレスが蘇芳の色に沸き返る。
アテーナイエを抱き起し、涙を流す乃蒼。
「二度も……二度も殺さないで……!!あああああああああああああああ!!!!」
乃蒼のステファノスとしての力が暴走する。
あたり一面光で溢れる。
「何だ……何だこの力はぁぁぁぁぁ」
四天王バチカルは、その光に耐えられず、消滅した。
そこに、加奈子、小夜、そしてなんと星哉が駆けつける。
「星哉さんが……2人?」
皆が驚愕している。
「あれ……バレちゃったぁ」
バチカルに魔王ザルガバースと言われ、アテーナイエを刺した星哉の姿が魔法で変わった。
その姿は……黒沢だった!!
36話よろしくお願いします!!楽しんでいただければ幸いです。
いつもよんでくださり感謝です。




