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ブラックジョーク大魔王 楽しみにしていた漫画が発売延期。がっかりする魔王に陰謀の魔の手が。

## ジョークランド情報局


・今日のお天気

今日は朝から晩まで雨が降ったり止んだり。傘をさしているのに濡れる、そんな日になりそうです。もしかしたら空から魚が降ってくるかもしれませんので、お気をつけください。


・占いの結果

今日のあなたのラッキーアイテムは、使い古した靴下です。匂いを嗅ぐと幸せになれるかも?


# ジョークランド 怪奇現象。UFOが目撃される!

ジョークランド市の上空に、謎の飛行物体が現れたとの報告が相次いでいます。目撃者によると、飛行物体はドーナツ型で、ピンクと黄色のストライプ模様だったとのこと。さらに、飛行物体から奇妙な音楽が流れており、空中で奇妙なダンスを披露していたとの証言も。


目撃者の一人、ジョークランド在住のバナナ・スリップ氏は、「最初はただの風船かと思ったんだ。でも、風船が音楽を流したり、踊ったりするわけないだろ?」と興奮気味に語っています。


また、別の目撃者であるオレンジ・ピールさんは、「飛行物体に乗っている宇宙人らしき姿も見たわ。緑色の肌で、頭にアンテナが生えていたの」と証言しています。


ジョークランド警察は、この事件について調査中とのことですが、現在のところ飛行物体の正体や目的は不明です。一部の専門家は、これはエイリアンの侵略の始まりではないかと危惧しています。


一方、ジョークランド市長のココナッツ・ヘッド氏は、「これはエイリアンではなく、単なる観光客の悪ふざけだろう」と楽観的な見方を示しています。


果たして、この謎の飛行物体は一体何なのでしょうか?続報が入り次第、お伝えします。


 ## フューチャー・ギャグスター


 俺はヴィクター・ライアン。この腐った世界をブラックジョークで征服することを夢見る悪党だ。

 子供の頃からいじめられ、孤独な人生を送ってきた俺は、唯一の心の拠り所としてギャグ漫画「フューチャー・ギャグスター」を愛読していた。

 くだらない武器の発明や人をからかうことばかり考えているのは、この漫画の影響を受けていると言っても過言ではない。


 今日もまた、俺は腹心のミスティと共に、悪だくみを企んでいた。


「ヴィクター様、今日の作戦はなんでしょうか?」

 ミスティは大きな目をキラキラと輝かせながら、俺に尋ねてきた。

 その姿は、まるで飼い主を慕う子犬のようだった。


「今日は、ついにあの『フューチャー・ギャグスター』の原稿を盗み出すぞ。」


 俺はニヤリと笑いながら答えた。

 発売延期になったという情報を掴んだ俺は、このチャンスを逃すつもりはなかった。

 長年の愛読者である俺は、この漫画には世界の裏で進行している恐ろしい陰謀が暗号で隠されていることに気づいていたのだ。


「えー、あの漫画ですか?確かに面白いですが、まさかそんな秘密が隠されていたなんて・・・・」

 ミスティは驚いた様子で目を丸くしていた。

 彼女は俺のブラックジョークにはついてこれても、陰謀論は苦手なようだった。


「あの漫画家は、ただのギャグ漫画家ではない。やつは未来から来たタイムトラベラーで、この世界を支配しようと企んでいるのだ。」


 俺は自信たっぷりに説明した。

 ミスティは相変わらず理解できていないようだったが、それでも俺の言葉を信じてついてきてくれるだろう。


「ヴィクター様、さすがです!じゃあ、さっそく行きましょう!」

 ミスティはやる気に満ちた笑顔で、俺の手を引いた。


「フューチャー・ギャグスター」の原稿を盗み出すため、ミスティと共にジョークタウンの中心部、ボケビルへとやってきました。ボケビルは古くからある雑居ビルで、外観は少し古びています。しかし、一歩中に入ると、そこはもう別世界。色とりどりの看板や飾り付けが所狭しと置かれ、まるでテーマパークのような雰囲気です。


「ヴィクター様、このビル、外から見るよりずっと広いですね。」


 ミスティがキョロキョロと周りを見回しながら言います。確かに、このビルは迷路のように入り組んでいて、初めて来る人は迷ってしまうでしょう。


「さあ、漫画家のアトリエは3階にある。気を引き締めて行くぞ。」


 そう言って、私はミスティを連れて階段を上り始めました。3階にたどり着くと、そこは静かで少し薄暗いフロアでした。雑居ビルとは思えないほど、フロアは整然としていて、いくつかの部屋の前にだけ明かりが灯っています。


「ここが漫画家のアトリエのあるフロアだ。慎重に行動するぞ。」


 緊張感が高まる中、私たちは漫画家の部屋へと続く廊下を進んでいきました。


「ヴィクター様、なんだかこのフロア、他の階と雰囲気が違いますね。」


 ミスティが小声で呟きます。その通り、このフロアは他の階とは明らかに雰囲気が異なります。他の階は雑多なテナントが入っていて賑やかでしたが、このフロアは静かで、少し不気味な雰囲気さえ漂っていました。


「この漫画家のやつ、わざわざこんなフロアを選んで部屋を借りたのか。なかなか用心深いようだな。」


 私は心の中でつぶやきました。この漫画家の正体を知る者はいないはず。未来からやってきたという秘密を守るため、人目を避けてこのフロアを選んだのでしょう。


 漫画家の部屋は廊下の奥、一番端にありました。部屋のドアは少し古びていて、年季が入っているように見えます。しかし、ドアノブや鍵穴はピカピカと光り、手入れが行き届いていることがうかがえます。


「ヴィクター様、このドア、なんだか厳重ですね。」


 ミスティが不安げに言います。その通り、このドアは簡単には開けられないように改造されているようです。


「心配するな。俺がなんとかしてやる。」


 そう言って、私はピッキングツールを取り出しました。緊張感が高まる中、慎重に鍵穴にツールを差し込んでいきます。


 カチャッ


 鍵が開く音が静かな廊下に響きました。私はドキッとしましたが、すぐに冷静さを取り戻し、ドアノブをゆっくりと回しました。


「よし、開いた。中に入るぞ。」


 そう言って、私は部屋の中へと足を踏み入れました。


 部屋の中は——


「うわっ!なんか、すごい・・・・」


 ミスティが驚きの声を上げました。その言葉に、私も思わず目を見開きました。


 部屋の中は、壁も天井も床も、全て真っ白。まるで無菌室のように、何もないのです。ただ、壁一面に「フューチャー・ギャグスター」の原稿が所狭しと貼られているのです。それは、まさに原稿で囲まれた空間。一歩部屋に入っただけで、漫画の世界に飛び込んだような感覚になりました。


「す、すごい・・・・この人、漫画のことしか考えてないんだ・・・・」


 ミスティが呆然とした様子で呟きます。


「さあ、ミスティ。原稿を探せ!俺は周りを調べる。」


 私はミスティに指示を出しました。ミスティはすぐに我に返り、部屋の中を動き回って原稿を探し始めました。


「ヴィクター様、机の上にノートがあります!何か書いてありますよ!」


 ミスティが叫びました。


「よし、そこを調べろ!俺は棚を調べる!」


 私はミスティに答えながら、部屋の隅にある棚に近づきました。棚には、様々な道具や資料が整然と収められています。


「ヴィクター様、このノート、やっぱり何か暗号みたいなのが書いてあります!この漫画家、未来から来たって本当ですか!?」


 ミスティが興奮気味に叫びました。


「落ち着け、ミスティ。そのノートをよく調べろ。俺は棚に何か手がかりがないか探す。」


 私は冷静にミスティに指示を出しました。

 その時だった。


「待て!悪党ども!」



 背後から声が聞こえた。


 俺たちは驚いて振り返ると、そこには赤いマントとタイツを身に着けた男が立っていた。

 正義感の強いヒーロー、アキレウス・ナイトだった。


「またお前か、アキレウス。邪魔をするな。」

 俺は眉をひそめて言った。

 アキレウスは俺の宿敵であり、何度も俺の計画を邪魔してきたのだ。


「悪事を働くお前たちを、俺は絶対に許さない!」

 アキレウスは正義感に燃えた目をし、俺たちを睨みつけた。

 彼の右手には、光線銃が握られていた。


 ## ブラックジョークと異世界人


「いいか、アキレウス。これはただの漫画じゃない。世界の裏で進行している恐ろしい陰謀の証拠なんだ!」


 私は、宿敵であるアキレウスに、盗み出した漫画を突きつけた。薄暗い倉庫の中で、私とアキレウスは対峙している。倉庫の埃っぽい空気は、緊張感をより一層高めていた。


「また、つまらないジョークか、ヴィクター。いい加減にしろ!」


 アキレウスは、いつものように正義感に燃えた目で私を睨みつけた。彼の赤いマントが、倉庫のわずかな風でゆらゆらと揺れている。


「ジョークじゃないと言ってるだろう!この漫画の発売延期、そしてその裏に隠された暗号・・・・すべては繋がっているんだ」


 私は、漫画のページをめくりながら、アキレウスに説明を続けた。漫画の絵は一見普通のギャグ漫画だが、よく見ると奇妙な記号が散りばめられている。


「この記号、解読してみたんだ。なんと、異世界人をワープさせる装置の設計図だったんだよ」


 私の言葉に、アキレウスは少し動揺した表情を見せた。それでも、まだ完全に私の話を信じているわけではなさそうだ。


「まさか・・・・そんな馬鹿な・・・・」


「馬鹿なのはお前の方だ、アキレウス。この世界は、お前が思っているよりずっと複雑なんだ」


 私は、皮肉な笑みを浮かべながら、アキレウスを見下ろした。


「ヴィクター様、ちょっと待って!」


 その時、私の忠実な腹心であるミスティが、大きな声を上げながら駆け寄ってきた。彼女の金色の髪が、走ってきた勢いでふわふわと揺れている。


「ごめんなさい、ヴィクター様!でも、その装置、もしかしたら・・・・」


 ミスティは、漫画のページを指さしながら、驚いた表情で言った。


「この装置、私たちの世界から異世界人をワープさせるだけじゃなくて、異世界から何かを呼び寄せることができるみたい・・・・」



「そうだ。彼らは、この世界を支配するために、様々な計画を企てている。この漫画の発売延期も、その一環に過ぎない」


 ヴィクターは、冷静にミスティの興奮を鎮めようとする。彼は、ダークグレーのスーツに身を包み、鋭い黒髪と黒目で、冷酷な雰囲気を漂わせていた。


「つまり、私達は世界の危機を救うために戦っているってことですか!?ワクワクする!」


 ミスティは、瞳を輝かせながら、ヴィクターの言葉に反応した。彼女は、鮮やかなピンクの服を身に纏い、無邪気な笑顔を浮かべている。


「ミスティ、少し落ち着きなさい。私達は、まだ陰謀の全貌を掴んではいない。まずは、この漫画に記された暗号を解読しなければならない」


 ヴィクターは、ミスティを落ち着かせるように言いながら、漫画に記された暗号に目を向けた。それは、奇妙な記号と数字が組み合わさったものであり、一見すると意味をなさないものに見えた。


「この暗号を解読できれば、彼らの計画を阻止できるかもしれない。ミスティ、お前も手伝ってくれ」


 ヴィクターは、ミスティに暗号の解読を頼む。彼は、自身のブラックジョークで世界を征服するという野望を抱きながらも、この世界の危機を救わなければならないというジレンマを抱えていた。


「は、はい!ヴィクター様、私、頑張ります!」


 ミスティは、ヴィクターの頼みに緊張しながらも、漫画の暗号を解読し始めた。彼女は、自身のおっちょこちょいな性格を反省し、真剣な表情で暗号と向き合っている。


「この暗号は、かなり複雑に絡み合っているな・・・・。ミスティ、お前も無理はするなよ」


 ヴィクターは、ミスティを気遣いながら、自身も暗号の解読に集中した。彼は、ブラックジョークを武器に、冷酷かつ皮肉な悪党として生きてきた。しかし、この世界の危機を救うという使命感に駆られ、その頭脳をフル回転させていた。


 数時間後、ミスティは疲れた表情でヴィクターを見上げた。


「ヴィクター様、私、頭が痛くなってきました・・・・。この暗号、もしかして・・・・」


 ミスティは、暗号の解読に行き詰まりを感じていた。彼女は、自身のおっちょこちょいな性格を呪いながら、ヴィクターに助けを求める。


「ミスティ、よく頑張った。ここからは、俺が引き継ぐ。お前は、少し休むといい」


 ヴィクターは、ミスティを労いながら、暗号の解読を引き継いだ。彼は、自身の頭脳に絶対の自信を持っており、この暗号を解読できると確信していた。


「はい・・・・。ヴィクター様、お願いします」


 ミスティは、ヴィクターに全てを託し、少し安堵した表情を浮かべた。彼女は、ヴィクターへの忠誠心と、この世界の危機を救いたいという思いで、必死に暗号の解読に挑んでいた。


 そして、ヴィクターは暗号の解読に成功した。


「ミスティ、聞くんだ。やはり、この漫画に記された暗号は、異世界からやってきた進んだ文明を持つ人々が、この世界を征服するための装置の設計図だった」


 ヴィクターは、暗号の解読結果をミスティに伝えた。彼は、冷酷な表情を浮かべながらも、この世界の危機を回避しなければならないという使命感に駆られていた。


「ええっ!?そんなことが・・・・。ヴィクター様、どうしましょう!?」


 ミスティは、驚きを隠せない様子でヴィクターに問いかけた。彼女は、自身のぽっちゃりした体型のせいか、少し息切れしているように見える。


「ミスティ、落ち着くんだ。俺達は、この装置が完成する前に、過去の漫画を書き換える必要がある。そうすれば、この世界の危機を救うことができる」


 ヴィクターは、ミスティを落ち着かせながら、自身の計画を説明した。彼は、ブラックジョークで世界を征服するという野望を一時的に脇に置き、この世界の危機を救うことに全力を注ごうとしていた。


「過去の漫画を書き換える・・・・。でも、ヴィクター様、それって、あなた自身の存在も消えてしまうかもしれないわ」


 ミスティは、ヴィクターの計画を聞いて、不安げな表情を浮かべた。彼女は、ヴィクターへの忠誠心と、彼の存在を消したくないという思いで葛藤していた。


「ああ、その可能性は高い。しかし、この世界の危機を救うためには、俺は自己犠牲を選ぶしかない」


 ヴィクターは、ミスティの不安を理解しながらも、自身の決意を伝えた。彼は、冷酷な悪党として生きてきたが、この世界の危機を救うために、正義感に駆られていた。


「ヴィクター様・・・・。私は、あなたの腹心として、あなたの選んだ道を応援します。世界を救ってください」


 ミスティは、ヴィクターの決意を聞いて、涙ぐみながら笑顔を浮かべた。彼女は、自身の存在意義をヴィクターに見出しており、彼の選んだ道が正しいと信じていた。


「ミスティ、お前には感謝している。では、俺は過去の漫画を書き換えるために、次元超越消しゴムを使う」


 ヴィクターは、ミスティの笑顔に少しだけ優しい表情を浮かべ、次元超越消しゴムを手に取った。それは、ヴィクターが独自に発明した、過去を書き換えることができる不思議な消しゴムだった。


 ヴィクターは、次元超越消しゴムを使って、過去の漫画を書き換えた。彼は、自身のブラックジョークで世界を征服するという野望を犠牲にし、この世界の危機を救うために、過去の漫画から陰謀の痕跡を消し去った。


「ヴィクター様、あなたは・・・・」


 ミスティは、ヴィクターの行動に衝撃を受け、涙を流しながらも、彼の選んだ結末を受け入れようとしていた。


「ミスティ、安心しろ。俺は、皮肉にもブラックジョークのような結末を選んだ。この世界の危機を救うことができれば、俺のブラックジョークで世界を征服するという野望も、また新たに始まるだろう」


 ヴィクターは、ミスティを安心させながら、自身の選んだ結末について語った。彼は、冷酷な悪党として生きてきたが、この世界の危機を救うために自己犠牲を選んだ。それは、ヴィクターらしいブラックジョークのような結末だった。


「ヴィクター様・・・・。あなたは、本当にブラックジョークマスターですね」


 ミスティは、ヴィクターの言葉に笑顔で応え、彼の選んだ結末を称えた。彼女は、ヴィクターの腹心として、彼の選んだ道が正しかったと信じていた。



 ## 異世界への扉を開く装置


 やあ、僕は未来からやってきた異世界人、フューちゃんだ。


 僕の故郷は地球とは全然違う、魔法と科学が融合した不思議な世界なんだ。今日は、僕たちがどうやって地球にやってきたのか、その秘密をちょっとだけ教えてあげるね。


 それはね、「次元転移装置」という名前の特別な機械を使ったからなんだ。簡単に言うと、この装置は異世界への扉を開くことができるんだ。まるでドラえもんの「どこでもドア」みたいなものかな。


「フューチャー様、装置の説明が簡単すぎます!13歳の地球人には理解できませんよ!」


 あ、そうだった。僕の助手の未来型ロボットのアシモくんはいつも厳しいんだ。彼はとっても頭が良くて、なんでも知ってるんだ。


「次元転移装置は、高度な物理法則を利用して、時空に歪みを作り出すことで、異なる次元への移動を可能にする装置です。簡単に言うと... えっと...」


 難しい言葉を使うと、余計わかりにくくなっちゃうよね。うーん、そうだなぁ…


「例えば、紙を一枚用意して。その紙の端と端をくっつけると、筒ができるでしょ? これが私たちのいる世界だとする。でも、その紙をねじってから端と端をくっつけると、不思議な形になるよね。これが異世界。次元転移装置は、このねじりを作り出す機械なんだ。だから私たちは、ねじれた紙を通って、別の世界に行くことができるってわけ。」


 どうかな? 少しはわかりやすくなった?


「そうですね。でも、なぜ地球に来ようと思ったのですか?」


 いい質問だね! 地球には、僕たちの世界にはない特別なエネルギーがあるんだ。そのエネルギーを研究することで、僕たちの世界をもっと発展させたいと考えているんだ。それに、地球の文化や歴史にも興味があるんだ。


「なるほど。ところで、その装置を使うには何か条件があるのですか?」


 ああ、もちろん。次元転移装置を使うには、莫大なエネルギーが必要なんだ。それに、行き先の座標を正確に設定しなければ、どこへ飛んでいくかわからないんだ。だから、操作は慎重に行わなければならないんだ。


「ということは、誰でも使えるわけではないんですね。」


 その通り。高度な知識と技術が必要だからね。それに、悪用されないように厳重に管理されているんだ。


「もし、この装置が悪者の手に渡ったら大変なことになるでしょうね。」


 そうなんだ。だから、僕たちは細心の注意を払っているんだ。


「ところで、ゼノン様。そろそろ装置の調整が終わります。地球での調査を開始しましょうか。」


 ああ、準備はできている。未来型ロボットのアシモくん、行こう!


「了解です!」


 次元転移装置のスイッチを入れると、目の前が光に包まれた。次の瞬間、僕たちは見慣れない場所に立っていた。


「ここは…?」


「地球のジョークランド という国みたいです。ここから調査を始めましょう。」


 そうか、ここがジョークランドなんだ。どんな発見が待っているのか、楽しみだな!


 ## フューちゃんのワープ装置解説ショー!


 今日は俺の相棒、未来型ロボットのアシモくんと一緒に、とっておきの発明を紹介するぜ!


 アシモくん: フューちゃん、今日の発明品とは?


 フューちゃん: おお、アシモくん!今日の主役はこれだ!じゃじゃーん!「異世界人をワープさせる装置」!


 アシモくん: な、なんですかそれは!?


 フューちゃん: この装置を使えば、なんと別世界から人を連れて来ることができるんだ!例えば、ゲームの世界の勇者や、魔法使い、はたまたドラゴンだって連れて来れちゃうぜ!


 アシモくん: すごいですね!でも、どうやって使うんですか?


 フューちゃん: 使い方は簡単!まず、この画面に連れてきたい人の特徴を入力するんだ。例えば、「勇者」と入力すれば、勇者っぽい人がワープしてくるってわけ!


 アシモくん: なるほど!じゃあ、「プリンセス」と入力すれば…?


 フューちゃん: そう!きっと綺麗なプリンセスが現れるはずだ!でも、ちょっと待ってくれ。この装置、まだちょっと改良が必要なんだ。


 アシモくん: どうしてですか?


 フューちゃん: 実は、この装置で連れて来れるのは、異世界人だけじゃなくて、未来人や過去の人も来ちゃう可能性があるんだ!


 アシモくん: えっ!?それって大変じゃないですか?


 フューちゃん: そうなんだよ!未来人が来たら未来の秘密がバレちゃうし、過去の人が来たら歴史が変わっちゃうかもしれない!だから、ちゃんと異世界人だけを連れて来れるように改良しないといけないんだ!


 アシモくん: わかりました!フューちゃん、一緒に改良しましょう!


 フューちゃん: よし、アシモくん!二人で力を合わせて、もっと面白い装置を作ろうぜ!そして、世界中の人を笑いで包むんだ!


 アシモくん: はい!


 フューちゃん: あ、そうだ!最後に一つだけ注意点があるんだ。この装置を使う時は、必ず「笑い」の心を忘れないでくれよな!笑いがあれば、どんな困難も乗り越えられるんだから!


 アシモくん: フューちゃん、さすがですね!


 フューちゃん: よし、それじゃあ、これからも俺たちのギャグパワーで、世界を笑顔にするぞ! アハハハハ!


 アシモくん: アハハハハ!



僕は、ブラックジョーク大魔王を読んで、とても面白かった!魔王なのに、楽しみにしていた漫画が発売延期になってがっかりするなんて、なんだか親近感がわいたよ。だって、僕も楽しみにしていたゲームが発売延期になったとき、すごく悲しかったもん。


魔王なのに、人間っぽいところがあるんだなって思ったら、なんだか魔王も怖くなくなった。それに、異世界の陰謀に巻き込まれるところもドキドキした!魔王がどんな風に戦うのか、最後まで目が離せなかったよ。


特に面白かったのは、魔王がブラックジョークを言うところ!なんだか、お父さんのダジャレみたいで笑っちゃった。でも、魔王のブラックジョークは、ちょっと怖いところもあって、そこがまた面白かったんだ。


ブラックジョーク大魔王は、魔王が主人公だけど、本当は優しい魔王なんだなって思った。僕も、魔王みたいに強いだけじゃなくて、優しくて面白い人になりたいな。


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