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8. 今の自分にできること

2歳の自分にできることなど対してないことに改めてアドラスはきづいた。

せいぜい超能力のさらなる強化と読書そして庭を駆け回り草木、虫の観察程度、まだ2さいだから

子爵家の庭から外に出ることは許されてない。

貴族というのは常に誘拐や人さらいの格好のターゲットだと父が話した。

それをきいたアドラスは納得はしたものの


<あー、めんどくさ>

と心の中でぼやいた。すると父親がむすこをにらみ


「今あーめんどくさいとおもったのではないか」


「しゅごいです、とおしゃま、とおしゃまはちょうのうりょくしゃでしゅか」


「ちょうのうりょくしゃとはなんだ?」


「え?魔法使いのことをチョウノウリョクシャとは言わないのでしゅか?」

アドラスはあわててごまかした。


「そんなことはじめてきいたぞ」


「そそうでしゅか,あれー」


「とにかくだ、お前はまだ2歳だから親の許しなく一人で子爵家の門から外に出てはならぬ、わかったな」


「わかりましゅた、とうしゃま」


というわけで、アドラスは庭の楡の大木の木の下で、アドラスが庭師のボブに頼んで太い幹にかけてもらったブランコに乗って目をつむり、ここから邸の各部屋が透しできないかと意識を集中させていた。

乳母のサリーはアドラスのおもりとして楡の木陰の少し離れた場所で刺しゅうをしていた。

アドラスは母エリザベスの存在を探ると、サンルームで紅茶とクッキーを食べていた。

次に父を探ろうとして領地見回りに供の騎士たちを連れて馬に乗ってでていることを思い出した。

それじゃ次は厨房を探るとコックとメイドたちが忙しく昼食を作っていた、どうやら昼食はウサギの肉のパイ包み焼きらしい。それにじゃがいものサラダ。あとコーンスープ。


<フムフムおいしそう、ま、屋敷内は意識すれば透しできるらしいな、前世に比べれば能力の覚醒が断然早いし強いみたいだ。>


<でも今世ではほかの能力もないのかな、テレポートなんていいよね、でもここでやるのはまづいか、夜一人で部屋にいるときとか、あっそうだもしできるならステータスオープンできないかな、ばあや、コクリコクリしている。よしいまだ。>


「スーチェーチャスオープン」

空中に何もでない・・・・・・・・


もう一度、もう少し大きな声で


「スチェーチャスオープン」


<でない・・・・・・くそー!>


<これ以上はばあやが目を覚ますかもしれないからできないか、今夜こっそりやってみよう


結局その夜ベッドの寝るばかりの体制になってばあやにおやすみなさいとあいさつした後ばあやがへやをでていくのいを確かめるともういいかなとガバリとおきあがり


「スチェーチャスオープン!!」と何度か唱えてみたが何も出ず、アドラスはがっかりしてベッドに潜り込みいつのまにか眠ってしまったのだった。


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