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41曙

「ぴちゅぴちゅぴちゅ・・・・」

アルザスの部屋の窓の外から雀のさえずりが聞こえる。

「うーん・・・」

アルザスの目がようやっと開けたようだった、目を手の甲でごしごしこすってふわーと大きく口を開ける。

「なんか変な夢を見た、うーん」そう言って半身をベッドから起こす。


一度もあったこともない王様と王妃様、そして王太子妃様に主治医、なんか王太子殿下が

危篤で王太子殿下の次は第3王子殿下を王太子にするとか何とか、それまで王太子殿下の死を隠すとか・・・・・・へんなゆめ・・・・これがゆめでなくてほんとうだったら国を揺るがす一大事だけど・・・・・・・。でも夢にしては珍しく色付きのカラーだったしリアリティがあったな、まさか正夢ってことはないな・・・・。


「おはようございますアルザス様、さあーお顔を洗ってお着替えです」

マリアの元気な声が早朝から響く。


アルザスはマリアの用意した水の入った洗面器で顔を洗い、マリアに渡されたタオルで顔をごしごし拭く。

そして一人で洋服を着て姿鏡の前でチェック。

「うん、今日も僕かっこいい」

「はい、アルザス様よく似合ってらっしゃいます」

アドラスは壁に掛けられたカレンダーを見た。

「マリア今日は5月の15日金曜日?」


「はい、そうです」


「じゃっ、今日の午後は医療ギルドに行く日だね」


「アドラス様はご熱心ですね、普通の貴族の子弟は医療ギルドで週二日とはいえ働いたりしませんよ。」


「うん、でもヒーリングが実地で学べるいい機会だからね」 

<と、修繕魔法の医療への転換、できたらいいなぁだけど。でも今まで一度も治療させてもらったことがないんだけどね、これは教会に行った方がいいかな?>

そう思いながらマリアの入れてくれた食事前の紅茶をカップ一杯飲みほした。



その日の午後アドラスは、医療ギルドで始めて冒険者同士のけんかの刀傷の治療を初めてさせてもらった。そして彼は治療に見事に成功したのである。

その日の晩、アドラスは両親や執事やメイドたちを前に、いささか興奮してそのときのことを話したのである。




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