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17初めてのクエスト 1

その日の晩餐でアドラスは父に冒険者ギルドデビューをしたいと話した。

以外にも父は護衛をつけるならいいぞと許してくれた。

だが母は5歳ではまだ早すぎるのではないかと心配する。


「薬草採取なら森の手前でもできる。仮に入ったとしてもあまり奥に入らなく、入り口付近で採取ならいい。

護衛の騎士も二人つけるんだ。

アドラスは私の子だ、将来領主として領の騎士隊、領地軍を率いて森の魔物狩りをしなければいけない。

魔物は普段は冒険者が冒険者ギルドにクエスト出してかってもらっているが、魔物が大量発生するときは、

領地軍の出番だ。

またサンザー帝国が攻めてきたときは、領地軍を率いて侵略者と戦いこのミケーネ領を守らねばいけない。

今からその心構えをすることはわが子ながら見上げたものだ。

立派だぞ、アドラス、父はうれしいぞ、うんうん!子供の成長は早いものだ!」

涙ぐむ父に、周りの使用人たちも、親ばかねーという生ぬるい雰囲気を漂わせている。


<そんなに感激してもらっても・・・・・・・・・・俺はあんたの浮気相手の内定をするためとは、あーさすがに言えないか、あーあ、困ったなー良心・・・が少し痛む・・・・・・・シクシク>


「そういうことでしたら・・・・・・・・仕方ありませんわね。

でも十分に気を付けるのですよ、アドラス、気を付けるのにすぎることはありませんからね。」


「はい母上」


「あなた供はだれをつけるのですか?」


「ああそうだな、シッロとハリー・クストーデでの兄弟でいいか、普段屋敷の外に出るときは二人にアドラスの護衛をしてもらっているからな、

それに二人は領地軍でも騎士隊長のノーランに次ぐ腕前だからな、」


「そうですか、なら心配することありませんわね。アドラスいついくの?」


「ああそれなんですが、いろいろ用意するものがありますから、まず服装は動きやすい平民服がいいと思うんです。

どうせ汚れると思いますからね、で、街に服を買いに行きたいんです。」


「確かにそうだな、私が子供の時もクエストをこなすときは平民服だったな。

お前にとっては初めての買い物だな。

ああ、子供はこうやって少しづつ大人になるんだなあ、

シッロに財布を預けておくからその中から気に入った服を買いなさい。

あ、帰りに屋台でうまいものを買うのもいいぞ。気晴らししなさい。」


「ありがとうございます、父上!」


「だからと言って羽目を外しすぎてはだめよ」


「はい、わかっております、母上。」


<よし、やった!!。>

心の中でこぶしを盛大に振り上げるアドラスだった。



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