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15アドラス5歳

5歳になったアドラスは教会で祝福の議を受けた。

教会の外観は前世のキリスト教の外観によく似ていたが、中身もそれによく似ていた。壁面にはめられたステンドグラスが、精霊王誕生の様子が描かれ、教会内に赤・青・黄色・緑と神秘的な美しい光が差し込み、厳粛な雰囲気を醸し出していた。そして正面にはセイオルーガ神の像が高く飾られていた。黄金の髪と青い瞳の美しい青年像であった。


<ほんとかどうか知らないけど・・・・>


と内心では不謹慎にも思ったアドラス、神父が知ればお叱りを頂戴するところであるが、良きにつけ悪きにつけ前世日本人だった影響が色濃く残ったアドラスだった。


教会の中にはこの日検査を受ける子供たちやその親たちが聖堂の椅子に腰を下ろして順番を待っていた。

しかし領主夫婦とその子であるアドラスはいの一番の検査を受けることができる。

バリアス王国では10月の15日がその日と定められ、王国全体で貴賤の別なく5歳になった全ての子供たちが

神殿で検査を受ける権利を有するのだ。国からは補助が出ているため、貧乏人の子供でも、あるいはスラムの子供でも無料で魔法適性検査が受けれる。検査で強い魔法適性が出た子供は貴族の養子になることもできた。

同時に国にとっては将来優秀な魔導士を一人でも確保し国力の増加につなげるのである。

だから国から補助が出るのだ。



この日は朝から父も母もワクワクして我が子にどんな魔法適性があるのかと期待していた。父親に似れば火属性、母親に似れば水属性だ。


「ではご両親はここでお待ちください。」検査室の隣の部屋の待機室で待機する両親。この部屋は貴族専用部屋であるため、なかなか贅沢に作れた部屋であった。

アドラスは神父に連れられて儀式の間に入り、そこに台座に据え付けられた透明な水晶の球に手をかざすように言われてその通りにする。


神父が何やら呪文のようなものを唱えると水晶が水色の光を放った。

台座にはめ込まれた画面に文字が現れる、神父はそれを声を上げて読んだ。

「魔法適正は水属性魔法、修繕魔法とありますね、魔力量は4000、これは多いですね。

それとこれはどこの文字でしょうかチートの欄に見たことのない文字ですね、うーん読めません。」


「僕にも見せてください、神父様」


「見たいですか?いいですよ」

アドラスは神父がどいたので文字盤を覗くとそこには日本語で透視能力とテレポート能力と出ていた。


「僕にもこの文字は読めません。」


「もしかしたら千年以上前に消滅したといわれる古代魔道王国時代の文字でしょうか?」


<日本語が古代魔道王国時代の文字???、そんなばかな、日本には魔法なんてなかったぞ!!!そもそも日本は最先端科学文明国家だぞ!!>


「魔力量4000というと相当多いのですか?」


「魔導士レベルが4000ですからね、5歳でこの量とは相当なものですよ」


「そうなんですか、へーふーんほー・・・」


「まだ実感がわかないでしょうがね、しかしできるかぎりはやく良き師について魔力コントロールを学ばなくてはなりません、魔力過多で魔力暴走が起こると最悪死ですからね。」


「えーこわ、!!!父に頼んでできる限り早く良き師につきたいと思います!!

死にたくありませんから!!!」


「それがいいですね、私からもご両親にできる限り早く良き師につくことを説明いたしましょう。」


「お願いします、あそれと修繕魔法というのは、壊れたものを魔法で治す能力のことをいうんですか?」


「ええそうですよ。」


「ふーん、じゃ壊れた美術品のツボとかレリーフも直せるんですね、」


アドラスの言葉に神父はおやという顔になり、この子息なかなか計算高いなという顔になった。


「ええ、そうです。」


「ありがとうございました、神父様」


「いえ、こちらこそ、御父上と御母上をお呼びしましょうね。」


隣の部屋で呼ばれるのを今か今かと待っていた両親は、神父から話を聞き母親似の水属性持ちとほかに修繕魔法もあると聞いて喜んだ。

だが魔力量が4000もあると聞くと両親は厳しい不安な顔になった。

神父はできる限り早く優秀な魔法の師につくべきだと話した。

両親は神父の話をうなずいてきていた。


一方アドラスは不安を感じながらも、4000もある魔力量なら、たとえ水属性でも高圧力で放出された水は、岩をもをも真っ二つにすることができることを、いつか両親に見せてやるとアドラスはけっしんしたのだった。

そして帰りの馬車の中で、父からアドラスに優秀な魔法教師をつけるといわれたのだった。



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