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覚え鹿  作者: 輝野 和己
序章
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目標設定

 反すうしながらこれからのことを考える。

 今までは生き延びることしか考えられなかった。

 しかし、強力な術を身に着けたことにより、すぐに殺されるという状況からは脱しただろう。

 これからは、具体的な目標を立てて行動するべきだ。


 目標としては、やはり、仲間を作るというのがある。

 仲間がいれば、危険を察知しやすくなるし、戦闘面でも有利だ。


 では、どのように仲間を作るかというと、これが難しい。

 先ほどの耳でか犬との邂逅を思い出す。

 挨拶したつもりが怖がらせてしまった。

 同じ鹿同士なら鳴き声でコミュニケーションを取ることは可能だが、異なる生物と対話をするのは困難を極めるだろう。


 そう考えると、同じ種族の鹿を探すのが良さそうだ。

 鹿といえば、草原や森林などの草木が生い茂る場所にいるイメージだ。

 まさに今いる場所は、草木に囲まれているし、川で水も飲むことができる。

 この付近に鹿が生息していてもおかしくはない。


 次点で人間というのはどうだろうか?

 確かに鹿の体では言葉はしゃべれない。

 人間にとってはこちらは獲物にしか見えないかもしれない。


 とはいえ、知能は高いし、元いた世界基準だが、動物好きも多い。

 ジェスチャーや足で地面に絵を描くなどして、コミュニケーションを取れる可能性はある。


 人間に出会うにはどうすれば良いかと考える。

 さすがにこんな森の中に住んではいないだろう。

 人間の住んでいる場所に行くとしたら森を抜ける必要がある。


 そもそもこの世界に人間がいるのか、どの程度の文明レベルなのかはわからない。

 いると仮定した場合、ある程度開けた場所の水辺から村や町が作られていると想像できる。


 まずは川沿いを下流に向かって歩き、同族である鹿を探そう。

 森の終端が見えたら人間の村や町を探すのもありだろう。


 俺は今後の目標を決め、川沿いを歩き始めるのだった。








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