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Night.
ルーシーアー、そろそろ寝ましょうか。
そう思い彼女に言い、一緒にベッドに入った。
何度この夜を過ごしただろうか、いつも”しあわせ”。
ルシアも隣で、大好き、ありがとう、と毎日言ってる感じがする。
確かに、外に出ることのない私の寂しさが紛れているのならば、彼女にとっても、一人の”人形”としての寂しさを紛れさせられているかもしれないな。と不意に思う。
わざわざ、ルシアのためにベッドを大きく、ダブルベッドにした。
彼女と離れ離れになるなんて、自分が許すことはできない。
ルシアみたいに、「光」になりたい。
毎日なぜ、私は何もできないんだろう。と思う
でも、周りの人と同じことができない分、彼女と出会うことができたし、こうやって今も、不思議だけど楽しい生活を送れているんだ。
そう思えるだけで本当に”しあわせ”__